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7インチ盤専門店雑記425「謹賀新年」

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

新しいことを始めるときに聴く曲とかお持ちですか?自分の場合、シチュエーションによっていくつか持っているのですが、ラジオ番組であれ、ポッドキャストでも何でもいいんですけど選曲すると考えたとき、普通まず新年だとU2「New Years Day」とかが一般的ですかね。新年だから聴くというものでもないかもしれませんが、どうしても出てきてしまいます。

それからフォリナーのデビュー曲「衝撃のファースト・タイム Feels Like The First Time」、これはなかなか前向きになれるというか、歌詞もラヴ・ソングのわりに「心機一転、頑張るか…」みたいなところで流用がききますな。実際に大好きな曲なので、いろいろ使ったりしました。ただこの曲の7インチ・シングルはあのイントロがかなり省略されているので、LPヴァージョンでないとあかんわけで、実は意外に使いづらかったりします。

それから、レッド・ツェッペリンの衝撃のデビュー曲ということになる「グッド・タイムス・バッド・タイムス」これはいいですね。歌詞もいいですし、曲としても使いやすいです。イントロのインパクトが強いので、イベントや講座の一曲目とか、時々使います。歌詞も何だかいいんですよ。

Good Times Bad Times
In the days of my youth
I was telling what it means to be a man
Now I reached that age
I've tried to do all those things the best I can
No matter how I tried to find my way
To the same old jam

この後、Good times, bad times~となるわけで、まあ頑張るかという気分になるんです。

もう一つ、1962年のザ・コントゥアーズ「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」という曲があります。これは歌詞は全く関係ありません。これは曲の立ち位置が問題でして、まあヴィデオを観ていただければ分かりますが、時代も感じさせるカワイイ曲です。この曲はモータウンの社長ベリー・ゴーディが作曲・プロデュースしておりまして、彼はこの曲で一発あててモータウンの礎を築いたわけで、モータウン最初期のヒット曲です。…ある意味「縁起物」です。音楽の歴史が好きな方にはマスト・アイテムでしょう。

ヘッダー写真はこの盤の再発シリーズの7インチ盤でして、スリーヴもない輸入盤です。でもこれを見つけたときは嬉しかったですね。何だか人生のテーマソングというか、我がアンセム的なものが一つ増えたような嬉しさがありまして、それ以来家宝的に大事にしております。…家宝と言ってもカミサンは知らない曲でしょうけどね。

レッド・ツェッペリン「グッド・タイムス・バッド・タイムス」とザ・コントゥアーズ「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」、昨年までやっていたラジオ番組の第1回のエンディング2曲なんです。心機一転、何か始めるときの我がテーマソングだったりします。

今年は64歳になる年ですから、ビートルズのアレでもいいのですが、まあもう少し頑張るかというときには弱いかなということで、これまでも掲げてきた2曲で新年をスタートするかといったところです。

さあ、心機一転、頑張って行きましょう。

実を言うと、今となっては「グッド・タイムス・バッド・タイムス」に関しては、8歳のよよかちゃんのドラミングの方がインパクト大でして、このヴィデオを観たときには「こうやって時代は作られるんだな」と思いました。まあ、8歳の子に励まされる63歳です。実際、年齢を受け入れられることも大事なのかもしれません。


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