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7インチ盤専門店雑記196「悪気はないのですが…」

フォリナーの「4」名盤ですよね。シングルで大ヒットした「ガール・ライク・ユー」は10週連続No.2という珍記録を持っておりますな。オリヴィア・ニュートン・ジョンの「フィジカル」が強かったですからねぇ…。

この「4」、ヘッダー写真でもお分かりのように、輸入盤と国内盤で結構色味が違います。国内盤の方がくっきりしていることが不思議だったりします。逆パターンはよくありますからね。でもフォリナーに関しては「ダブル・ヴィジョン」のジャケット違いの方が顕著で、あまり気にならないですかね。これ、両方あったら国内盤の方に手が伸びるような気がします。タイトル・ロゴの位置からして全く違うわけで、ここまで変える意味があったんですかね?

そもそも、誰が何のためにやったお仕事なのか…、昔のレコード会社の担当の方のお仕事にケチつけるようなことばかり書いていて申し訳ございません。悪気はないのですが、何十年経っても、そのせいで買う時に悩むお客様がいたり、私なんぞに分かるわけもない理由をきかれたり、それなりに影響がありましてね…。ついネタにさせていただいております。まあ英語のタイトルや歌詞などの誤訳に関しては、スラング等もあって本当に難しいので、お気の毒様という感じですかね…。

フォリナーはデビュー時点からアルバムが大ヒットしていますから、7インチ・シングルは意外に手に入りにくいアーティストです。無いわけではありませんが、デビュー曲の7インチはウルトラ・レアですね。でもあの曲、イントロがいいのにシングルはイントロを編集して短縮されていますからねぇ…。あかん編集の代表例ですよね。

産業ロックと揶揄されても開き直っているかのように、シングル・ヒットを連発しますから、7インチ盤屋としては楽しい人たちなんですけどね。

ただねぇ、ワーナーの担当者さん、もう少し7インチのスリーヴ・デザイン、しっかりやって欲しかったなぁとは思いますけどね。4枚目がとくにあきまへんな…。ま、いいんですけど…。


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