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MC山羊座、走り抜けた山羊座冥王星時代を振り返る


約16年続いた山羊座冥王星時代もそろそろ終わり。


冥王星は『0か100』『破壊と再生』の星。
山羊座は実力重視、安心安全、自分の利益のためなら
努力を惜しまない星です。

ざっくばらんに言うと、山羊座冥王星時代は
『利益のテッペン取るためにとことんやる』時期だったとも言えます。

山羊座冥王星時代は以下の期間。

2008/1/26~2008/6/14
2008/11/27~2023/3/24
2023/6/11~2024/1/21


私はASC牡牛座×MC山羊座。
この山羊座冥王星時代、MCに冥王星が乗ったり
ASCに天王星が乗ったりしていました。

せっかくなので、2008年~2024年現在まで
山羊座冥王星時代に自分の身に何があったのか
どんなことを体験し、学んできたのかまとめていきます。









山羊座冥王星時代を振り返ろう


今回振り替えるにあたって

・自分のネイタルホロスコープの山羊座のハウス
・ネイタルの惑星と山羊座冥王星とのアスペクト(60・90・120・180度のみ)
・2008年~2023年までの自分の身に起こった出来事


この3点を照合しながら振り返ってみました。
私の場合を図にするとこんな感じになります。


真ん中⇒冥王星が位置するハウス/右端⇒アスペクトを形成する天体


ワイのホロスコープだよ



私のネイタルホロスコープの山羊座は9~10ハウス。
9ハウスは『高等教育』、10ハウスは『社会での肩書』を表します。

つまり2008年~2023年の間、山羊座冥王星は
私の高等教育や社会の肩書のエリアを
『とことんやっちまいな!』
と働きかけていたことになります。



2008年~2011年 高校受験~大学受験期



※2009年2月、6月、12月に冥王星が木星⁽蠍⁾と60度のアスペクトを形成


高校受験直前、リーマンショックで父が失職。
私は定時制or通信制高校への進学が濃厚になっていた時期でした。
しかし進学の夢を諦めきれず、半ば強引に全日制の高校へ進学。

父親のアルコール依存症とDVは日を重ねるごとに悪化。
バイト代を全額盗まれてお酒に使われたこともありますし
家ではDVを受ける毎日。

家で落ち着いて過ごせる期間はごくわずかでした。
私は憧れの高校に入学したものの、高校入学2か月で不登校に。
学費と家計を支えるために新聞配達のバイトと
飲食のバイトを高3の夏まで続けていました。


一方、個人サイト全盛期+Twitterがリリースされて
間もない頃だったこともあり、イラストサイトを公開。
自分の作品をつくることで感情表現の選択肢が
広がった
ように感じました。

途中で文芸部に所属し、俳句と短歌を始めたりもしました。
結構コンクールに入賞していたので上手い方だったと思います笑

また修学旅行や県の交換留学事業で
高校時代は中国に2回、台湾に1回行きました。

高校卒業までずっと不登校+リストカット+バイトの掛け持ちという不健康な生活を続けていました。

けれどその分図書館や保健室で読書をしたり
カウンセラーの方から授業以外のことを教えてもらったり
俳句や短歌で自分の感情と向き合うきっかけをいただけたり
勉強以外の学びが多くあった濃密な3年間
でした。




2012年~2015年 知的好奇心が大暴走する貧乏大学生時代


※2013年2月、6月、12月に冥王星が水星(蠍)と60度のアスペクトを形成
※2014年4月、2015年1月、8月、11月に冥王星が月(魚)と60度のアスペクトを形成



京都の大学へ進学。
しかし再び進学直前で父が失職し、奨学金を
想定より倍の金額を借り入れ、そのほとんどを
実家の生活費の足しにする
ことに。

おかげで私の手元にはほとんど奨学金が送金されず
バイトしていても毎月赤字でした。
(この辺りは本当に詰めが甘かったです)

お金はないものの、元々歴史が大好きなので
京都の博物館や美術館、寺社仏閣などあちこちに足を運んでいました。

特に私が興味を抱いたのは
高山右近・小西行長などのキリシタン大名と
細川幽斎・忠興をはじめとした細川家。
まあまあマニアック路線に走ります。

2014年ごろからはさらにマニアックになり、
細川興元という当時ほぼ無名に近い武将になぜかドハマりします。

これは私の別名義のnoteです▽


ネットに公開されている史料が少なすぎることに憤慨し
「ウィキペディアの情報が少なすぎる、なら私が埋めてやる(?)」
という謎の知的好奇心が大暴走。


大学生という権利をフルに生かし、
国立国会図書館やあらゆる大学図書館に潜入し、
美術館や博物館に行きまくり、
自分の興味があることばかり研究していました。

お金が本当になかったので
毎月一週間くらいケータイは止まるし、
ガスや電気も止まるのが当たり前だし、
一週間ほど乾燥わかめをふやかして腹を満たしていたり、
生活状況は本当に極貧そのものでした。

それにも関わらず研究熱は冷めやらない。

健康度外視で研究に打ち込んだ結果
2015年にはとうとう心身のバランスを崩し、
統合失調症の症状で休学
することになります。




2016~2017年 人生のドン底期



※2016年2月、6月、12月に冥王星が金星(蠍)と60度のアスペクトを形成


地獄の一年間でした。

勉強したくてたまらない。
博物館や図書館に行って興味のある歴史の書物や文献を読み漁りたい。
生きる希望はそれしかないのに、死にたいの四文字ばかり頭に浮かぶ。
でも死ぬ勇気なんてない。

お金がない。
家賃もインフラ料金も支払えない。
食料もない。

親に頼ろうにも、父は何度もアル中で緊急治療室に入り浸り、
不祥事などの始末金でお金を無心できない。
自治体や大学に相談しても支援が受けられない。

統合失調症の症状が出る中でバイトに行かなければならない。
自分じゃない誰かの声で頭がいっぱいになる。
就活どころじゃない。

そのストレスがピークに達し、
半年ほど利き手が不自由になり、文字が書けない状態になりました。
昔からの趣味だった絵もうまく描けず、
日記など文字を書いて気持ちを発散することもできない。

お金はない。死にたい。
なのに好きなことを研究しているときだけは
生きててよかったと思える奇妙な期間
でした。





2017年 地獄に少し光が差してきた


2017年3月、5月に冥王星が海王星(山羊)と0度のアスペクトを形成



一年間家賃を払えなかったため、
弁護士さんを通じてなんとか返済を始めます。
(ちゃんと完済済です)

休学と復学を繰り返し、卒業は未定。
しかし卒業論文だけを先に提出することに。
2014年からずっと専攻の勉強だけは続けていたので、
卒業論文を提出したときは人生の集大成かの
ような気持でした。

卒業論文を出して自分の中で区切りはついたものの、
歴史の研究はずっと続けていました。

また長年続けていた本屋のバイトを辞めて
単発でいろんなバイトを試していました。
統合失調症の陽性症状に苦しみながら
自立の道を模索していた時期だったと思います。





2018年~2020年 大学生活にピリオド、社会人生活



今現在務めている会社のとある店舗に入社。
それまでは「最低時給でしか働く価値がない」という極端な思考でした。

でも入社すると楽しく、働くことに対して
自分の価値観が180度変わった時期でした。

また2018年の秋、勉学の合間に研究内容をアップしていた
noteがきっかけでとある神社へ史料のご協力をすることに。

このnoteです▽(名前は私の別名義です)


復学して大学生活とフリーター生活の二足の草鞋を履きながらも
「もっと勉強していたいな」という気持ちを抱えていました。





2020年~ コロナ禍と過労


2020/1/20~8/9 ネイタルのMC~10ハウスに冥王星が位置。
2021年2月、7月、12月に冥王星(蠍)と60度のアスペクトを形成。



2020年にやっと大学を卒業。
この年は

・繁忙期にスマホと指で同人誌を執筆する
・繁忙期に完徹入稿
・その同日店舗史上最高の売上達成

という火事場の馬鹿力がフルに発揮されたような出来事もありました。

その後、コロナ禍には巣ごもり需要で職場は超激務に。
社会の常識と違い、医療従事者でもないのに
毎日激務をこなしていることが嫌でした。
とにかく家にこもりたい。私も家でおうち時間楽しみたい!!
と思いながら毎日泣いて通勤していました。

そんな中、Twitterで同人占いレポを見たり、
たまたま見ていたあんスタのニコ生で「風の時代」という
キーワードを知ることに。

それをきっかけに、2021年の2月ごろから
一気に西洋占星術の沼に入りました。

(ちょうどネイタルの冥王星とトランジットの冥王星が60度を形成している
期間あたりです。)

西洋占星術で自分の資質が分かるというのも魅力的だったんですが
推しである細川興元について、文献や論文、市場に出回っている
書物にほぼ目を通し終えた時期ということもあり
「占星術の知識を使えば命日から逆算して、史料からはうかがえない性格を予測立てすることも可能だな?」
という悪知恵みたいなものが働き、西洋占星術を勉強しよう!と
いう気になりました。



時期を同じくして、人員不足を理由に夜番のリーダーに抜擢されることに。
しかし、時短営業の中で学生バイトの育成
すでに受け持っている業務の遂行、数値達成のアクションの追加など
ほぼ副店長みたいな労働時間と業務内容でした。

それにブチギレて労働改善と退職交渉をした結果、
なぜか正社員採用されることに。


そして採用とともに長年働いた店舗を離れ、
異動したはいいもののパワハラや
村社会のようなスタッフ関係で心がつぶれ、休職。

現在は休職しながら西洋占星術や
取りたかった資格の勉強にいそしむ毎日です。




何度も挫折し、その分復活していた



山羊座冥王星時代を振り返ってみると、

9ハウスの『高等教育、学問』
10ハウスの『社会的立場』


この分野に対してコミットしていた16年間だったんだなと
気づきました。

そしてその分野にコミットするあまり、
自分の家庭環境、肉体生活、衣食住など
生活に関わることをたくさん犠牲にしてきた

ことにも気づきました。


正直、私の場合挫折ばかりで成功体験が全然ないですね(笑)
世間一般から見たら失敗作みたいな人生です。

でも大好きな環境に思う存分打ち込める環境に
身を置けたのはとてもありがたいことだと感じました。
あとインフラが止まってもへこたれない精神も身に付きました笑


山羊座を構成しているトリプリシティは金星と月ですから、
『自分が小さい時から本当に好きなものをやりきる』という意味では
山羊座冥王星時代、しんどさを覆い隠すほどの恩恵があったと断言できます。


水瓶座冥王星時代にチェックしておくアスペクトなど




これから冥王星は水瓶座に入っていきます。

・水瓶座を構成しているトリプリシティの水星・土星のアスペクト
・水瓶座が位置するハウス ※アングルは特に注目
・天王星・土星があるハウス
・水瓶座冥王星とメジャーアスペクトを形成する天体
・水瓶座冥王星と月・アセンダントの支配星



に着目すると、自分にとっての
水瓶座冥王星時代がどんなものか分かるかもしれませんね。

自分の水瓶座に位置するハウスがより深堀されていくと思うと
楽しみ半分、ビビり半分です。


少しでもお役に立てれば幸いです。

ここまで読んでくださりありがとうございました!

ほなまた。

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