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オーバーレイの向こうにいるVTuberは何者なのか

こんばんは、夜枕ギリーです。

今日は前回の記事、「VTuberと実写の取り入れ」について、私が自分の動画で何を考えてどういう工夫をしたかをまとめていきたいと思います。

先に言っておくとほとんどは自分を納得させるための方便であり、他のVTuberや視聴者の考え方と共通する話ではありません。また、実際に動画を作っているときはそこまで言語化して考えていたわけでは無いので、この説明と矛盾している個所もあります。

なお、文中に出てくる「オーバーレイ」とはゲーム実況画面などに重ねるいわゆる「装飾的な枠」のことを示しています。




先に一般のYouTuberのことを確認すると、当然ですが彼らは現実世界に生身の肉体が存在しているので、それをカメラで撮影した映像をそのまま視聴者に見せています。

HikakinTV https://youtu.be/27QlG-5Dc1M

ゲーム実況で画面端に自身を映す場合も、映る領域を小さくしているだけで基本的に同じことです。グリーンバックで背景を抜いたりオーバーレイを使用する場合もあくまでデザイン上の演出であり、現実以外の場所に肉体を存在させるための表現や手段ではないと考えます。

一方VTuber、特に2Dの状態はバーチャル世界の住人なので(ひとまず個人ごとのスタンスは置いておく)、現実のカメラが現実の風景を映したときに、その場にVTuberが映り込むのは本来あり得ない状況です。

ただ実際にその画面を作ることは簡単だし、編集により現実とバーチャルの合成を行っているので何もおかしくはないのですが、「なんでここに写ってるの?」という疑問に「合成したから」という夢が醒めるような回答を私はしたくないのです。こんな夢のない記事を書きながら主張することではありませんが……。

そこでオーバーレイの存在が意味を持ってきます。これはあくまで私の解釈だったり価値観なのですが、VTuberにとってオーバーレイは単なる飾りではなく、現実世界とバーチャル世界をビジュアルで区切る装置としての機能を持っていると思うのです。

図で表すとこんな感じ。

カメラ的な存在はバーチャル界側にあり、現実世界の映像はオーバーレイの向こうにあるという考え方です。今回の動画で使ったスマホ画面も同様で、2Dの姿をのっぺりと現実の映像に貼り付けることは避けたかったのです(今回はオーバーレイと併用していて、後半の車載映像との兼ね合いで妥協した)。

https://youtu.be/wbHcqqrQVAY

だからレイヤー順が大事で、同じような表現でも下図の左と右とじゃ大違いという感じですね。そこまでこだわっておいてレイヤー順とか言うな。

どちらの次元に存在しているか

じゃあ今回の車載映像カメラの視点であり、バイクに乗ってる2Dではないであろう存在は誰なの?という疑問が生まれますね。あんまり難しいことを聞かないで下さい。

そうですね、夜枕ギリーではあるんだけど、まだ未熟なので現実世界に皆さんが見ている姿で上手く顕現できない(訳:3Dモデルがないし高度な合成のやり方など想像すらつかない)ということでお願いします。

「2Dはダメなのに3Dは現実にいてもええんか」というのは、単純に次元の差が違和感の差になると思いますし、先人たちが現実に違和感なく溶け込む3Dモデルの映像を発信されているので、考えがどんどん「アリ」になってるんですよね。

↓偉大なる先人たち

そんな感じで本人なりにこだわりを持ってやてるぞいというお話でした。繰り返しになりますが、あくまで私自身にのみ適用される価値観であり、他者の表現を否定するものではありませんのであしからずご了承ください。

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