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燃えろ激辛

うちの麻婆豆腐はレトルトじゃなくて自家製(日式)です。こちらを参考にしてますよ。


はい。うちでは、翌日まで食べられる量です。人数や食べっぷりによってはあっという間になくなるかもね。

・底の深いフライパン 26cm〜28cm 1つ
・豚ひき肉
(できれば赤身。うちは貧乏なので赤身は100gくらい)
 300g

フライパンで火を通す。強火で叩いてそぼろになるように。大きい塊が好きだったらそれなりの大きさでもいいけれど、最後「麻婆豆腐」と言った時に「え? 今日のこれはハンバーグ? あ、肉団子じゃないの?」と言われる大きさは避けた方がいいような気がします。お好きな感じで。炒めてお肉の色が変わってもまだ炒める。フライパンの音が「シャーッ」という音から「ピチピチ」という音に変わってくるまで。お肉から出た油が最初は濁っているけれどもそれが澄んだ状態になって音も変わります。お肉の臭みがこれで取れる。陳建一さんがYoutubeで言ってました。ていうかほんとにそうです。ちゃんと炒めることで臭みが取れます。だから安いやつでもおいしくできます。安い肉で家計が助かっておいしくて家族も大喜び、良かったじゃないですか。ね。赤身が少ないとちょっと切ないから赤身の割合が多いスーパーかお肉屋さんで買うといいんじゃないですかね。

・甜麺醤 大さじ3
・紹興酒 大さじ3
・醤油 大さじ2

お肉を炒めて出てきた油が透明になったところで弱火にして調味料を加え、紹興酒のアルコールを飛ばすイメージで少し馴染ませます。炸醬ザージャンできましたね。よくある「何にでも使える使い勝手のいい冷凍可能なおかず予備軍」ができましたねよかったね。オレンジページとかレタスクラブとかでちょくちょく載ってそうなやつ。上の調味料の比率もお好みのところを探したらええんとちゃいますかね。これ作ったら麻婆豆腐から脱線してジャージャー麺に使うと「え? こんなん作れるの?」ってなるのでやってみたらいいんじゃないですかね。市販の中華麺に、この炸醬ときゅうりの細切りとか乗せたら、できた感じになるな。ほんとは椎茸とか筍とかとお肉を一緒にするといいので、適当にネット検索してみるといいんじゃないですかね。便利な時代になったもんやわ。みんなどこかからコピーして「自分のレシピです」みたいな顔して、シュッとしたレイアウトのアフィリエイト収入目的のサイトで公開してるからそれを参考にしたらよろしい。今日は麻婆豆腐ですわ。あたしゃ冒頭のレシピを参考にしてますよ。まあどこで検索しても同じような結果出るんですかね。知らんけど。

絹ごし豆腐 すきなだけ(やっすい150g × 3個 を全部使う。450gですか)

豆腐は1cm角くらいのサイの目切り。安い充填豆腐をきれいに切れたら料理上手なんですかね。この前、ちょっと高い豆腐と最安値の豆腐を混ぜて使ったら「どっちかわからない」と言われたので最安値の豆腐を使うことにしました。悪の組織が味音痴なのか、それとも本当にわからないのかは、ご想像にお任せします。あははん。
サイの目に切った豆腐をお湯で茹でます。湯豆腐みたいな感じですか。めんどくさかったらこの工程は省いてもいいです。あと、木綿豆腐原理主義の方がいらっしゃったら木綿豆腐でも美味しくできます。つまり、すきなお豆腐をすきなだけ使ってください。

はい。フライパンから炸醬をどっかに移して、いちどキッチンペーパーなんかでフライパンを拭きましょう。

・郫県豆板醤 すきなだけ(本格のお味になる旨味と穏やかな辛さ 辛いのが苦手だったり、手元に無ければ別に無くていいです。大さじ1〜2くらい)
・四川豆板醤 すきなだけ(ホットな辛さ 辛いのが苦手なら小さじ1くらい 無くてもレトルトよりは美味しくできる。それは「自分好み」という意味でもあるんですかね。)
・にんにく すきなだけ(2〜3片くらい)
・生姜 すきなだけ(親指の第1関節の大きさ1〜2片)
・ねぎ すきなだけ(1本とか 余ると微妙な気分になるのが理由)

辛いのが苦手だと豆板醤はなくてもいいんですけどね。辛味がないやつなら給食にも出せるぞ! みんなおかわりに並んで大混乱やな。妄想するだけで楽しくなってよかったな。
はい。
にんにく、生姜、ねぎはぜんぶみじん切りにしておきます。フードプロセッサーみたいな文明の利器があるお宅はそれで効率アップできてよろしいな。ねぎは最後にぱらぱら加える分だけ別に取っておけばよろしい。めんどくさければ最後に加える分は無くてもよし。で、フライパンにサラダ油大2くらい、豆板醤と、にんにく、生姜、ねぎ(いわゆる香味野菜)を入れますか。中火にかけて、フライパンが「しゅわー」っていい始めて、香味野菜から「お? なんか今日の料理は成功しそうなにおいがしてきた」となってちょっと気分が乗ってきたでしょう。いい感じですよ。エビチリを家で作る時も、ニンニク生姜ネギから香りを出しますから、こういうのは他のレシピでも応用できますかね。ところで本題ですけど、さっきの炸醬をフライパンに戻します。炒める感じで全体を馴染ませます。なんか料理してる気になってきましたね。この時点では「これ、麻婆豆腐になるの? ほんとに?」と思ってるでしょ。なると思いますけどね。ははっ。

・薄めの鶏がらスープ すきなだけ(200ccくらい。お湯に鶏ガラスープの素を溶かすか、お湯を入れて、鶏がら粉末をフライパンにさっさと入れてもよし。あるいは、お湯じゃなくて水でもいい。鶏ガラスープの素には塩味が入っていることもある。)
紹興酒 すきなだけ(大さじ1くらい)
砂糖 すきなだけ(小さじ1くらい。何かコクが足りないな、というときには更に足すこともある。甜麺醤の甘みがあるので入れ過ぎると、給食向けになるかな! 辛味が強い時はもっと入れてバランスを取ることもある。)
醤油 すきなだけ(塩味が足りない時に。多くて大さじ1くらい。鶏ガラスープの塩分量によっては使わないことも。)
・花椒 すきなだけ(GABANとかの粉。あると料理上手になった気分になる。無いなら無いで死ぬことはない)

そういうのをどぼっと入れて煮立ってきましたかね。煮立ったところに茹でた豆腐をすぐに入れるのです。茹でた豆腐を事前にザルに取って時間経ったりすると、固まってしまってサイの目切りが見るも無惨なぐずぐず豆腐になるので、お湯からザルにあげ、すぐにどんどんと湯切りをしてさっとフライパンに投入します。ここのタイミングね、フライパン準備オッケーにしてから豆腐茹でてもいいんですけどね。まあお任せしますわ。フライパンは中火くらいですか。いつもフライパンの沸騰の様子みながらなんで火加減は覚えてませんけど。

はい、豆腐いってらっしゃい。

蓋をせずぐつぐつ煮ます。豆腐に味を入れる感じ。5分くらい。そういえば換気扇回してくださいね。ここにきたらご近所に「ウチは麻婆豆腐でっせ」というにおいが届くことでしょう。昔「お隣さん、今日はカレーやな。バーモントかな。」「ええ〜っ。今日カレーが良かったなぁ。煮物とかイヤやわ。」「お野菜は体にええからだまって食べなさい。」等という話を家でしたと思いますが、それの麻婆豆腐バージョンです。「お隣さん麻婆豆腐やな〜。うちもマーボーしたい! したい!」とご近所さんが暴れます。こっちはレトルトちゃうぞ。はい、煮ましたか。お好みの味に整えましたかね。仕上げます。

・水溶き片栗(水と片栗粉1:1) すきなだけ(好きなかたさに仕上げてね)
・ごま油 すきなだけ(フライパンにひとまわし 感覚的に大さじ1くらい。辛いのが好きな方は辣油、激辛辣油とか勝手に入れれば自分好みの味になるんとちゃいますか。)
・酢 すきなだけ(50ccくらい)
・花椒油 すきなだけ(ちょっとシビれる辛さ。辛いのが苦手だと無くてもいいし、普段は無いので誰も文句を言わない。が、あると「え、今日どうしたん? 本格的やなぁ」と言って喜ぶことがある。)

火を止めて、最後に入れるねぎをここで加えますか。忘れてたら忘れたままでもええよ。水溶き片栗を入れて、フライパンをおたまのお尻で手前から奥にゆっくり混ぜます。再び火をつけてとろみをつけましょう。とろみは好きなだけ。ゆるいのがいいか、かためがいいか、ええところを探してみてください。で、酢をだばっと入れてごま油(とか辣油とか)ひとまわし。またおたまのお尻で手前から奥にゆっくり混ぜます。強火にしてプクプクした泡がジュバババババってせわしなく上がってくるのをじっと眺めて完成。酢は熱で飛ぶのでお好みで後入れでもオッケー牧場。

朱に交われば赤くなる、みたいな。それは使い方正しいのか?


さてできたフライパンの麻婆豆腐をご飯に乗せて麻婆丼にするか、大皿にどんと盛って各自よそうか、洗い物が少なくなる方でお出ししたらええのとちゃいますか。
余ったらタッパに入れて翌日も。1日置くと全体の味が馴染んで、一味違う感じになります。カレーと一緒で辛味があるとご飯が進んですぐなくなるかもしらんけど、それならそれで作った甲斐があったんじゃないですかね。自分で作ってみると、レトルトのクックドゥーン(パート1)とかよくできてるなぁ、と感心します。時間短縮できてクックドゥーン(パート2)のお味だったらありがたいな、と思います。

まあ、今回は自作で寒いときにあったまるご飯ができて、そのうえ世間のことわざも学べてよかったんじゃないですかね。あははん。