この絵は、クロアチアのスプリットに在る聖ドム二ウス聖堂の鐘楼から見た景色。鐘楼は高さ60メートルで、上に上がる階段は踏板が渡してあるだけで、階段の隙間から下がもろに見える。高所恐怖症の人はこの階段を上がるのは無理かもしれない。 鐘楼の上からは、眼下にアドリア海や港、旧市街の建物群が見え、旧市街は高い石壁で囲まれている。石壁の向こうに新市街が拡がって、遠くに山並みも見える。 感動的な光景だが、これらの景色を絵の中に全部入れると、何が描きたいのか制作者の意図が伝わらない
私の絵の恩師 森 勇先生(日展準会員、元光風会評議員)の色紙です。先生は、生前、名古屋の朝日カルチャーセンターの講師をされており、毎年、お正月には洋画教室の新年会があって、参加者は先生から色紙などをいただいた。洋画家が、いかにも日本的な画材である「色紙」に絵を描くというところがオモシロイ。墨の使い方が勉強になった。