「昔は発達障害なんてなかった」
こんにちは。公認心理師のゆたかです。
このノートは4月に講演会のお話をいただいたので、ネタの整理のために書いています。
今回のテーマは
「昔は発達障害なんてなかった。ちょっと変わった子で済まされてたのに」という言葉について。
この言葉、聞いたことありませんか?
この仕事をしていると、経験を積まれた人生の先輩方からよく聞く言葉です。
その言葉の後ろには
「(子どもたちにいろんな名前をつけやがって)」
という響きが含まれていたりします。
そんな時、私は
「それって『ほったらかしだった』ってことじゃないですか?その子はその後どんな生き方をしましたか?」と返します。
多くの場合
「・・・・・」と答えに窮した反応が返ってきます。
「いや!その後どうなったか知らないんかい!」と心の中でツッコミます。笑
でもね。
もしかしたら、おおらかな昭和の時代は発達障害の子たちは本当にちょっと生きやすかったのかもしれないな〜とも思います。
けれど、今は余裕のない現代社会。
「昔は・・・だった」との理由で
また「ほったらかし」の子を作るわけにはいかない。
発達障害という新しい(もう新しくはないか)概念がでてきて、サポートを受けられる子が増えてきました。
昔に比べて、
「発達障害のある子が増えてきた」のではなく、
「今は、ほったらかしになる子が減ってきた」
がいい捉え方なんじゃないかなと考えています。
大人も子供も今を生きているので、常に考え方をアップデートしていきたいなぁ。
さぁ今日も教室の子供達と一緒に学びを楽しもうと思います。
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