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特撮関連書籍におけるライターの活動、仕事紹介


こんにちは。
今回は僕が今まで編集・執筆などで関わった特撮関連の本などについて紹介していきたいと思います。
1ライターの端くれに過ぎない僕ですが、興味ある方はぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。

1.別冊映画秘宝『特撮秘宝』

まずは、洋泉社が発行していた特撮について特集している 別冊映画秘宝『特撮秘宝』で関わったものについて紹介していきます。
2018年に発行された『特撮秘宝vol.8』では、主に「特撮の悪役」について取り上げていました。
特撮作品に出てくる怪獣、怪人、宇宙人などの中から特撮関係者を中心にアンケートを取り、それぞれが推すベスト10の悪役を選出しました。表紙の悪役は、『ウルトラマンA』(72年)の巨大ヤプールとなっております。

この本の中では、「復活 パワード怪獣! 前田真宏×樋口真嗣with藤原カクセイ」というページがあり、僅かながら僕も一部協力させていただきました。
当時、藤原カクセイさん造形の『ウルトラマンパワード』(93年)の怪獣のフィギュアが発売されることになり、それをきっかけに『パワード』の制作に関わった樋口真嗣監督と前田真宏さんを中心に、『パワード』怪獣のデザインについて3人が熱く語っています。
樋口監督と前田さんによる『パワード』怪獣のデザイン画と藤原さんのフィギュアも、一部本の中で上がっています。

(ダミーヘッドから出たパワードレッドキング↓)


次に2019年に発行された『平成大特撮 1989-2019』です。

「平成30年と4カ月。11069日間平成特撮の軌跡」を見出しに、執筆者64名、総レビュー数はなんと400!
全社混合、媒体問わず、大ボリュームで平成の特撮を振り返る超決定版と言える本です。
この1冊でゴジラシリーズやウルトラマンシリーズ、仮面ライダーシリーズや戦争映画、実写化映画などの平成の特撮作品をレビューしています。

僕はこの本では執筆では『ウルトラマンコスモス』(01年)の最初の劇場版『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』(01年)を担当し、編集協力も一部行いました。
主に飯島敏宏監督の作風による、少年だった頃の主人公・春野ムサシの視点で描かれるジュブナイルのストーリー、敵役として登場するバルタン星人(ベーシカルバージョン)のキャラクター像の更新、そしてテレビ本編へとつながる「真の勇者」になるきっかけについて詳しく書いています。

この時はペンネーム、「煎野鷹之」として本の制作に関わりました。
この本のライタープロフィールにも書きましたが、僕の一番の血肉になっている平成特撮作品は『ウルトラマンメビウス』(06年)です!

『平成大特撮』は発行していた洋泉社が解散したため、絶版ですが、中古などで見かけて興味ある方はぜひ読んでみてください!

2.『ウルトラマン ニュージェネの証』

続いて『ウルトラマン ニュージェネの証』です。
2024年、最初のニュージェネレーションシリーズ(以下、ニュージェネ)の『ウルトラマンギンガ』の放送から10年近く経ったということで、今回は『ギンガ』〜『ウルトラマンジード』までのニュージェネの軌跡を振り返るボリューム満載の1冊が刊行されました!
著者は『地球はウルトラマンの星』や『少年宇宙人 ~平成ウルトラマン監督・原田昌樹と映像の職人たち~』などのウルトラマンに関連する本を数多く世に出した切通理作さんです。

スタッフ、キャストの撮影当時を振り返る貴重な証言集であり、40人以上の関係者にインタビューを敢行しました。
僕もこちらの本に作業補佐で僅かながらお手伝いさせていただきました!

3.ウルトラマンの監督インタビュー

また、僕は2018年〜2021年の頃まで早稲田大学の特撮サークル「早稲田大学特撮評議会」に所属していました。
そこで、ウルトラマンの監督の田口清隆監督、小中和哉監督、アベユーイチ監督、市野龍一監督にインタビューし、本としてまとめました。
特にアベ監督と市野監督は、僕が企画し、インタビュアーとして主導となって行いました。

(それぞれのインタビュー本の紹介はこちら↓)

これらの監督のインタビュー本は、阿佐ヶ谷と神保町にある「ネオ書房」というお店に委託して販売しています。店長は、評論家で有名な切通理作さんです。
興味あれば、ぜひお店に寄ってみてください!
素敵なお店です。

ネオ書房のX(旧Twitter)アカウント
https://twitter.com/bu_suko?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

4.多くの方のご縁への感謝

拙い説明でしたが、最後まで読んでいただいた方には感謝いたします。
僕が幼少期の頃から好きだった特撮作品にこうしてライターとして様々な媒体に関わることができたのは、多くの方のご縁のおかげです。
特に僕の兄、馬場裕也が特撮系ライターとして現在も数多くの特撮の本やイベントに仕事で関わっていて、その繋がりもあってできたところが大きいです。

馬場裕也のX(旧Twitter)アカウント
https://twitter.com/yu_bb31

これらのご縁はこれからも大切にしていきたいと思います。

最後にこの仕事や活動で僕と関わった、皆様に感謝のお礼を申し上げます。
ありがとうございました!

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