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SUPを通して、見つけたもの

はじめに

みなさん、こんにちは。
2023年も残すところあとわずか。
本日は、noteで企画している2023→2024連続投稿企画にあやかって、できる限り緩めの内容で記事執筆を頑張るぞ、ということで、本日は「2023年の振り返り」について、記事を書いてまいりたいと思います。

2023年「#買ってよかったもの」

振り返ると、今年も色んなものを買いましたね。夫婦揃って物欲の塊だったりするので、自宅は物に溢れています、、、
(スニーカーを新規で買わなかっただけでも偉いなw)
心の中では「ミニマリスト」に憧れています(それでも物欲には勝てません。。。)
そんな中、今年の私の中でのBest buyを挙げるとすれば、迷うことなく「SUPボード」の購入が一番かなと思います!
SUPボードの購入を通して、私自身の生活、興味の対象、人間関係なんかも変化を起こしてくれました。SUPボードを買ったことによって何を得られたのか、何が変化したのかをまとめていきたいと思います。

SUPとは?

まずは、いきなりSUPって言葉を出してしまったので、SUPについて、教科書的ではありますが、簡単に説明したいと思います。

SUP(サップ)とは、英語の「Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)」の略称です。サーフボードより少し大きめのボードの上に立ち、パドルを漕いで水面を進んでいくウォーターアクティビティです。
SUPは、1960年代頃にサーフィンが盛んなハワイで発祥したと言われています。浮力が大きい専用ボードを使うため、性別や年齢を問わず初心者でも簡単に立てます。特別な資格やライセンスも高度な技術も必要ありません。
SUPは、風を感じながら水上を進む気持ちよさを感じたり、水面で夕日を眺めたり、移動手段として別の島に降り立ったりと、色んな楽しみ方ができます。ボードの上でバランスを取ることで体幹を鍛えられるのもサップの魅力です。

Google Bardによる生成された文章を引用

上記にある通り、魅力の1つとしては、初心者でも簡単に楽しめる、ということがあると考えます。
サーフィンやスノーボード、スケートボードなどを経験したことがある方はわかると思いますが、最初からいきなり乗れちゃうというのは稀かなと思います。楽しさを感じるために、練習を重ねて、やっと乗れるようになってようやく面白さを感じれるというのが既定路線かなと思います。
一方で、SUPは、正しい立ち方や漕ぎ方をレクチャーしてもらえば、ほぼ間違いなく初日から楽しむことができます。最初の楽しいという感覚を得られるまでのリードタイムが他のアクティビティと比べ短いことが、SUPの良さであり、私自身もハマるきっかけになったなと思います。

SUPボードを購入するまで

私がSUPと出会ったのは、約2年前。当時、先に石垣島に移住をしていた妻に連れられて、SUPを初体験しました。
石垣のマングローブの中をスイスイボードで進む感覚や、とても静かな自然の中で鳥の鳴き声を聞いたり、水中の生き物を水上から観察する普段できない体験、会話も楽しみながら落ち着いた雰囲気でまったりと楽しめるSUPに一気にハマってしまったのを覚えています。
移住してからは、最初お世話になったショップ『KANS石垣島』に何度もお世話になり、色々なポイントに連れていってもらいました。また、回数を重ねるごとに、ボードの扱い方や漕ぎ方について色々アドバイスをもらえることで、より面白さが広がっていきました。「もっと練習して、自由にボードを扱えるようになったら楽しいな」「スピードを出して、水上での疾走感を感じながら漕いでみたいな」「SUPでもっと色んな景色を見てみたい」という欲がどんどん湧いてきて、徐々にマイSUPボード購入を検討するようになりました。
但し、ボード購入を考えた時、2つの点で大いに悩みました。
1点目は購入費用。ボードの値段はピンキリですが、ある程度のクオリティのものを求めようとすると、15万円〜上は30万円前後と決して安い買い物ではありません。購入するからには、失敗したくないなという思いもあり、大いに悩んだことを覚えています。
2点目はボードの種類。SUPボードは大きく分けて、ハードボードとインフレータブルという空気で膨らまして乗るボードの2種類があります。保管のことを考えると、インフレータブルの方がコンパクトになるので、便利です。一方で、ハードボードの方が圧倒的に頑丈で、耐用年数もお手入れに気を遣えばより長く利用できるので、どちらを取るかという点で悩みはありました。
また、SUPボードには、ボードの長さと幅によって、利用用途が異なるという特徴があります。長く、細いモデルはレース用、それより短く、幅があるものはオールラウンドで楽しめるもの、更に短くコンパクトのモデルはサーフィン用に向いています。自分が何を重視して、SUPを楽しみたいか、という点で選択肢が変わってくるところも、購入に関しては慎重にならざる得ませんでした。
上記の点で、度々ボードのカタログを眺めては、いろいろ利用シーンをイメージしながら頭を悩ませつつ、ショップのオーナーさんとも何度も相談し、ついに2023年の春に購入を決意したわけです。

ついに、初めてのマイボードゲット!!!

結果として、私が初めてのマイボードに選んだのは、KOKUAというブランドの「KOKUA FLY 14×26」を選択しました。

購入の決め手としては、まず質の高さです。他のボードと比較して、決して金額は安いわけではありませんが、インフレータブルボードの欠点(重い、空気で膨らませるのでボードが弛む)がかなり最小化されたボードだということです。実際に乗っていても、膨らませたボードに乗っているという感覚はほとんどなく、重さ自体も10kg以下であることは、業界内でもかなり革新的な話のようです。また、使わないときは、畳んでしまっておくことができるため、保管のスペースを取らないのは、インフレータブルの最大のメリットを享受しつつ、ハードボード並みの質を味わえるという点に魅力を感じました。
もう1点は、インフレータブルには珍しいレースボードタイプであることです。購入の際に一番主眼に置いていた点として、マイSUPボードを購入して、どんなふうにSUPを楽しみたいかと考えたときに、水上をスイスイと進む疾走感をより感じたいというのがありました。また、SUPにはレース大会もあり、私が住んでいる石垣でも年1回、レース大会が開かれるということで、せっかく本格的にやるのなら何か目標を持って取り組みたいという思いがあり、1つの目標としてレースに出場して競走できるぐらい上手くなりたいと思ったことから、レースボードタイプの購入を決意したわけです。

マイボードを持ったことによっての気づき

ボードを購入したことによって、いつでもボードを持って遊びに行けるようになり、週末はおおよそ毎度海や川に出かけて、漕ぎに行くようになりました。
まずは、週末の生活が変わりました。ダラダラと自宅で過ごすのではなく、SUPに行くために早起きをしたり、朝出発前に家事を先に済ませてから出かけたりすることによって、気兼ねなく遊ぶことができるので、週末のライフスタイルがメリハリのついたものになり、それが平日の仕事にも良い影響をもたらす部分は大きかったなと思います。
また、ただSUPを漕いで楽しむだけではなく、遊ぶ上でのたくさんの魅力に気付かされました。
1つは、波の状況や風の状況を事前に把握した上で、適切なポイントで漕ぐ必要があり、自然と向き合うということです。基本的にSUPを安全に漕ぐ上では、波の高さは1m以下、風は5m以上あるとかなりきつい状況なので、風除けや波が立ちにくい湾内を選択するなど、事前の情報収集が必要だったりします。SUPの中では、荒れた海峡で楽しむ、ダウンウィンドウやサーフィンなどもありますが、基本的に複数人で互いに安全確保ができる状態を作ることが条件となるので、1人で安全に楽しむためには自然環境の状況を把握して遊ぶというのは重要なことだと気付かされました。満潮や干潮といった潮の満ち引きもポイントによって影響があるので考慮が必要です。自然を相手にした遊びであり、単純に自分のスキル向上だけではなく、環境に適応しながら遊ぶ必要があるという点で、SUPの奥深さに気付かされました。
もう1つは、ボード上での体重移動や体の使い方が肝であり、自分の体とも向き合うこと重要だということです。SUPを漕ぐ際は、最初はどうしても腕で漕いでしまって、腕だけすぐに疲れてしまいます。これをいかに全身の重心移動を意識して、体を適切に動かし前に進む力に変換することができるかがSUP上達のポイントだと思います。
また、SUPを漕ぐ際の基本姿勢として、ボードの中央に立ち、進行方向に体を正対させ足を並行に揃えた上で漕ぐのがセオリーですが、人はそれぞれ体の使い方に得意不得意があります。なので、右足or左足を少し前後させて、体を少し斜めにする漕ぎ方やボードの立ち位置によって、ボードをコントロールさせるなどのテクニックがあります。こうした試行錯誤を通して、自分の得意なスタンスを見つけることもSUPの醍醐味です。
さらに、SUPの特徴として、パドルを使って片側ずつしか漕げないため、直進するのが難しい乗り物です。なので、基本的には左右交互に漕ぐことでボードの進行方向を調整しますが、レースのような速さを競う際には、左右交互にパドリングすると持ち替える時間もロスになってしまうので、片側だけ漕ぎ続けても進行方向を調整できるようにする技術もあります。パドルの入水角度やストロークを調整したり、ボードへの体重の掛け方を調整してコントロールしつつも、海峡や風によって同じやり方が通用しない、一筋縄ではいかないのがSUPの難しさであり、面白さだと感じています。
3つ目は、マイボードを持つことによって、そのボードのクセや特徴を掴むことができ、自分の体もそのボードにアジャストされ、よりSUPを楽しめる幅が広がることです。レース用ボードは、一般的にオールラウンド用のボードと比べ、幅が狭いことから水上での安定感が通常のものより少なく、体幹がとにかく重要です。乗り初めの頃は、ボード上でバランスを取るのも大変でしたが、徐々に慣れていき、ボード上での移動などもできるようになりました。また、長いボードは基本的に小回りが効きにくいので、ボードの取り回し(ターン、ノーズリフトなど)が難しく、そこも経験と慣れが必要で、それらを1つ1つできるようになることで成長実感を感じることができます。1つできたら、またさらに上手くなりたいというモチベーションが生まれ、より練習にも精が出るので、やはり自分のものを持つという選択肢は、何かを夢中になってやる上でとても重要なことだなと感じています。

「とにかく、マイボードをいいぞ!」
これに尽きますwww

初めてのレース!!

晴れて、マイボードを手にし、週末はウキウキしながらボードの漕ぎ練習に勤しんでおりましたが、11月に西表島で行われたSUPグランプリに満を持してエントリー。
初レースということで、1kmのビギナーレースに参加してまいりました。

体調不良の中でのレース

実は、レース参加1週間前ぐらいから、久しぶりに本格的に体調を崩してしまい、ほぼ病み上がりの状態でレース参加。。。
漕ぎ練習も2週間ぐらいできていない状態だったので、正直欠場も考えたものの、あくまで楽しんで漕げればいいやという思いで参加を決意しました。

悪天候&参加者4名の戦い

コースは、浜辺からスタートし、沖に向かい250mのところにブイ(折り返し地点)があり、そこを折り返して戻ってくるコースを2往復するコースでした。天候はかなり悪く、波は浜辺近くとはいえ結構うねりが出てて、風も恐らく5mはあったかなと。
また、参加者4名、大会運営スタッフ10数名という異様なプレッシャーwの中でのレースだったので、エンジョイの気持ちから、いつも間にか結構マジモードな雰囲気に(初心者レースと言いつつ、ボードを持ち込んで且つレース用だったりもしたので、運営の人にはかなり煽られていたなと記憶www)

レースが始まると、私ともう1人マイボードを持参していた方がスムーズにスタートを切ることができ、レースが始まりました。私自身、最初数回漕いだだけで、息がハーハーと上がってしまったので、ちょっと呼吸を整えながらレースを進めようと思い、前にでた方のボードの後ろにつきました。ドラフティングといって、相手のボードが起こした波のうねりの力を使って、楽に漕ぐ方法で、普段1人で練習している身としては、せっかく人と漕げるチャンスだと思って、練習の意味を込めてドラフティングに挑戦してみました。
最初のブイ(折り返し地点)まで、先頭の方のピッタリ後ろについてレースを進めることができ、よしターンだと思った矢先、先頭の方のボードと私のボードが接触してしまい、前の方が落水してしまいました。レースではよくあることと聞いてたものの、寒い海に落としてしまい申し訳ないという気持ちと私自身もボードが揺れて動揺していたのか、抜き去った後にしっかりと私も落水wそこまで水温は冷たくなかったものの、ボードに上がるのでまた力を使ってしまい、また呼吸がハーハー状態に、、、
そこからは、私がレースを先頭で引っ張ることになり、幸い落水してしまったこともあり、体の力は少し抜けて、緊張していた体も少しほぐれた感がありました。ただ、波の高さと風の影響、また病み上がりも重なって、足の踏ん張りが全く効かず、バランスの悪い状態で、普段の力が十分に発揮できていない状態でした。浜辺に戻って折り返す際には、ステップバックからのピボットターンを試みましたが、ボードの後方に十分重心をかけられず思ったようにボードが旋回しませんでした。(ギャラリーは再度の落水を期待していたみたいですが、ここは持ち堪えて期待を裏切る形にw)
2週目も風と波と戦いながら、息がずっと上がったままのレースとなり、正直苦しいという記憶しか残っていませんが、なんとかそのまま先頭を守り完走することができました。
初めてのレースで、満足のいくパフォーマンスは発揮できませんでした。ただ、まずは完走できたこと、苦しい中でも漕ぐのをやめずに進み続けられた忍耐力については、自分を褒めてあげたいと思いました。
そして、何より、やはりSUPはみんなでやるととても楽しいというのが一番の感想でした。普段は1人黙々と練習をして、それはそれで楽しいのですが、たまには普段接点のない人たちとSUPというアクティビティを通して触れ合うことができるのはやはりとても楽しいです。また、同じ好きなものを持つということは少なからず共通の価値観を持った人であるので、当日初対面の方ばかりでしたが、話が弾んだりして、とても刺激のある時間になりました。

さあ、SUPを持って出かけよう

そんなこんなで、初レースを終え、今度は石垣島で行われる3kmレースに向けて、また再スタートを切って練習に励んでおります。

※本来は12月に石垣島でのレースが開催される予定でしたが、悪天候により2024年3月に延期。

SUPは日本全国で、季節を問わずできるアクティビティというのも魅力の1つだと思います。まだ、石垣、西表島以外では漕ぐことはできておりませんが、今後は、旅行先でSUPを楽しむ、というのもやってみたいなと思っています。
今年SUPボードを購入したことによって、休日の過ごし方や、興味の対象、考え方や人間関係の交流に変化が生まれました。
それは、きっと私にとってはSUPだったというだけで、皆さんにとっては他の選択肢が無限に広がっています。
もし、今回の記事を読んで、SUPに興味を持った方がいれば、是非一度SUPにチャレンジすることをオススメします。
SUPの魅力にハマりつつあり、ボード買っちゃおうかなと思っている方、それはもはやボードを買うべきですw
高い買い物ではありますが、得られるものを考えると決して後悔はないと思います。
私が感じていること以外にも、皆さんがそれぞれの楽しみを追求できるのがSUPだと思います!
さあ、皆さんも外に出かけましょう!
今年も残りわずかですが、悔いのないように過ごしてまいりましょう!
それでは、また。

#買ってよかったもの #SUP Board

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