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風さんを知ったキッカケ

私が風さんを知ったのは、ちょうど1年くらい前のこと。TVの車のCMで、
どこにいたの、探してたよ。
連れてって、連れてって、という印象的な
フレーズがある日、耳に入ってきた。
何、このメチャカッコイイ曲!
私が最初に感じたのは、この曲の疾走感。
何より、自分の体の中を爽やかな新緑の風が吹き抜けていくような、いや突き抜けてゆくような感覚。そして、私をずっと探し続けていてくれた人が、ここにいたんだ。そんな錯覚や淡い恋ごころさえ抱かせてくれる、きらり。

初めは誰が歌っているのか、曲名すら知らなかったのだけれども、去年の今頃見た報道特集で、やっとその正体がわかった。
藤井風さん。
えっ、風さん?
でも、まさか、本名じゃないよね?
って思ったら、まさかの本名だった!

それから日産スタジアムの無観客ライブを
youtubeで観て、私は風さんの虜になったのだ。印象に強く残っている曲は「特にない」と「死ぬのがええわ」。「特にない」は、
日本語では、願いなど無い、望みなど無いと
歌いながら英語では、私はもう踊れない。
脚を失くしてしまったから。でも、あの頃に戻れたなら、というニュアンスなことを歌っている。英語と日本語では、正反対な歌詞。
いつだって、人の心は矛盾している。
ツラい現実を受け容れようとする自分と、
やっぱり受け留めきれない自分がいるから。だからこそ人は何かを失っても、その狭間で美しいものに憧れたり、触れたいと願うのだろう。昨日より少しだけ、新しい私になりたいと願って。

しかし、私がいちばんこの無観客ライブを観て思ったのは、スゴい人が現れたなあと、💚を射抜かれたこと。7万人収容出来るあのスタジアムで、ただ1人臆することなく堂々とピアノ一台で歌いあげた。雨の降る中で。
風さんは途中で、休憩しようと言って濡れた芝生の上にゴロンと寝転んで、「みんなも疲れたら休んでもええんで」と微笑んだ。
そのあと、旅路を歌う前に「私たちはみんな姉妹で兄弟だし、みんなが宇宙の生徒なんだよ」と英語で語りかけていたのが印象的だった。なんて大きなスケールの人なんだろう。
当時、風さんはまだ24歳。
私は、ちっぽけな蟻のような存在だけれど、
よし、風さんについてゆこうと決めたのだ。

今日も私はハンドルを握って街中を走る。
ホントは車🚙は大の苦手なんだけどねー。
いつも風さんが側にいてくれるから、
私はマジで何も怖くな〜い、なのだ。
オンボロの14年目の愛車で、
風さんを助手席に乗せて走れば、
気分はきらり🌟



#藤井風、#風民、#きらり
#無観客、


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