秋桜
こどもの頃からの出来事を綴ったもの (不定期更新)
雨上がりのグラウンド 応援席は粘土のぬかるみ これから始まる 一大イベント 揃いのはちまき ゼッケンに旗 折々聞いた 競技の数々 練習に疲れ 朝まで熟睡 今日こそ本番…
毎度 持ち時間が限られ 宙に浮いた出来事を ようやく回収 一区切りつき これで約束が果たせると 安堵もつかの間 新たな懸念の広がりに つい動揺する まだ決めつけるの…
人づてに聞いて 訪ねた先で 提案された 期限付の解決法 逡巡の挙げ句 それに乗った 実際は 思うようには 事は運ばず 逃げ出したい衝動にかられつつ 弱音は吐けず 目…
その日は 早く着くはずだった なのに どうして間違えたのか 気付いた時は 高架の上 引き返しては みたものの もう練習は始まっていた 定位置は最前列で 指揮者の正面 …
2週間で 必ず 結果を出さなければと 特訓スタート つべこべ言わずに 実践あるのみ 口先だけでは 後が続かず 恥をしのんで 自分も特訓 立場逆転 遅い弟子入り 辛口コメ…
あれは確か まだ幼稚園へ行く前の頃 このまま待っててと 母がどこかへ そのまま待てず つい出来心で 鋏を持ったら 次はチョキチョキ 母が戻って大慌て 全ては後の祭り し…
かけっこ 玉入れ 組体操 校庭は大賑わい 梅雨入り前の 爽やかな空 雲はわずか くっきり日焼け
あと5cmも 背が伸びたなら ジャンプせずとも 鍵に届き 椅子に乗らずに 戸締まり出来そう 思えば 自動ドアのスイッチも つま先立ちで 手を伸ばしていた 朝から 足が…
事細かな校則があった時代 抜き打ち検査で呼ばれると 藤色の髪ゴムをさっと外し ポケットから取り出した紺色で 横結びを引っ詰めに変え 席に戻るとすぐ元通り そんな子もい…
もう今が幸せで とにかく嬉しくてと 素直に表現できる人 そのすぐ傍らで 話に耳を傾けるうち 明るいオーラ 飾らぬ思いに つられ笑顔 思い描いた夢と現実との間で 幸運の…
スーパーの横では 焼き立てパンの匂い おそば屋さんの横では ふんだんな鰹節の香り 一瞬 クチナシの甘やかな誘惑 どこに咲いていたのだろう 振り返る余裕はなく すり鉢…
今では考えられないが かつては 小学校の門前に 下校時刻にちょうど合わせて ひよこ売りのおじさんが来ていた 名札の裏に大事にしまっていた 公衆電話用の小銭でも 買え…
ふいに 聞こえた 鳴き声は キョッキョ キョキョキョキョ もう一度と 耳を澄ませる テッペンカケタカ トッキョ キョカキョク そう聞こえなくもない ウグイスもまだ近…
1年前 半地下の窓ごしに 川沿いを通り行く人の姿を ぼんやり追っていた きらきらした靴 不思議な問いかけ 捉えどころのない 自分の姿 なぜかふと思い出す 置き物の狸
四阿を後にして 池の方から 聞こえてきたのは 久しぶりの重低音 おたまじゃくしが すくすく育って ソロコンサート 聴き手は 通りがかりの 私だけ 拍手を忘れて ごめんな…
お試しのジュース屋さん 届いたばかりのブレンダー あっと言う間のスムージー 瞬く間に売り切れ また作ろうと アイディア募集 今しかできない季節もの 意外な仕上がり 笑…
2024年6月1日 09:10
雨上がりのグラウンド応援席は粘土のぬかるみこれから始まる一大イベント揃いのはちまきゼッケンに旗折々聞いた競技の数々練習に疲れ朝まで熟睡今日こそ本番お弁当もバッチリどうか半日晴れますように
2024年5月31日 16:47
毎度 持ち時間が限られ宙に浮いた出来事をようやく回収一区切りつきこれで約束が果たせると安堵もつかの間新たな懸念の広がりについ動揺するまだ決めつけるのはあまりに早計半ば打ち消し次の手を打つ曇り空の昼下がりまどろむうちに景色は次々移り変わり海に浮かぶ島や船が見えた途端にトンネルに吸い込まれたそろそろ降りる支度をしなければたしかに行き来を望んでいた
2024年5月30日 22:56
人づてに聞いて 訪ねた先で提案された 期限付の解決法逡巡の挙げ句 それに乗った実際は 思うようには 事は運ばず逃げ出したい衝動にかられつつ弱音は吐けず 目を閉じた神業に感謝しつつも帰り道は 激しく後悔誰にも勧めはしなかった慣れてしまえば かなり快適やがて足枷になろうとは微塵も思わず 日々を過ごした自分で選んだこと故に自ら決着をつけるしかない暗闇の中も 光の中も
2024年5月29日 21:42
その日は 早く着くはずだったなのに どうして間違えたのか気付いた時は 高架の上引き返しては みたもののもう練習は始まっていた定位置は最前列で指揮者の正面あまりに気まずくうつむき加減で時間が過ぎたあれから 随分経ったけれども今更ながら 新たな失敗青信号で突き進むうち見知らぬ路地に出てしまいどうしたものかと 空をながめた不意に あの朝の焦る気持ちが蘇り手に汗を
2024年5月27日 22:45
2週間で 必ず結果を出さなければと特訓スタートつべこべ言わずに実践あるのみ口先だけでは後が続かず恥をしのんで自分も特訓立場逆転遅い弟子入り辛口コメント泣きを見る教え教わり今日もおしまい
2024年5月26日 18:26
あれは確かまだ幼稚園へ行く前の頃このまま待っててと母がどこかへそのまま待てずつい出来心で鋏を持ったら次はチョキチョキ母が戻って大慌て全ては後の祭りしょうがないおかっぱ頭でごまかした日々すっかり懲りて大人になっても前髪ですら自分で切れない不器用な私
2024年5月26日 01:00
かけっこ玉入れ組体操校庭は大賑わい梅雨入り前の爽やかな空雲はわずかくっきり日焼け
2024年5月24日 21:27
あと5cmも 背が伸びたならジャンプせずとも 鍵に届き椅子に乗らずに 戸締まり出来そう思えば 自動ドアのスイッチもつま先立ちで 手を伸ばしていた朝から 足がつりそうになり手動のままでは皆困るのでエイッと気合い どうにか届いた暗がりで何百本と替えた蛍光灯外すは楽勝 取り付け必死見上げる姿勢がなかなか大変首が悲鳴を上げていた長身の方々の設計に何度凹んだことだろうあと
2024年5月23日 06:29
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2024年5月22日 23:00
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2024年5月21日 20:29
スーパーの横では焼き立てパンの匂いおそば屋さんの横ではふんだんな鰹節の香り一瞬 クチナシの甘やかな誘惑どこに咲いていたのだろう振り返る余裕はなくすり鉢のような坂を立ち漕ぎ雨が目にしみる日もあれば信号待ちで 膝頭が火傷しそうなほど陽が集まる時もある真夏が気掛かりな木陰のない舗道切り開く前は木が生い茂る斜面だったはず開店前のお店とがらんどうの建物の脇とを
2024年5月20日 22:28
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2024年5月19日 05:41
ふいに 聞こえた 鳴き声はキョッキョ キョキョキョキョもう一度と 耳を澄ませるテッペンカケタカトッキョ キョカキョクそう聞こえなくもないウグイスもまだ近くさわやかな風青葉の森
2024年5月17日 20:36
1年前 半地下の窓ごしに川沿いを通り行く人の姿をぼんやり追っていたきらきらした靴不思議な問いかけ捉えどころのない自分の姿なぜかふと思い出す置き物の狸
2024年5月17日 20:21
四阿を後にして池の方から聞こえてきたのは久しぶりの重低音おたまじゃくしがすくすく育ってソロコンサート聴き手は通りがかりの私だけ拍手を忘れてごめんなさい
2024年5月15日 20:24
お試しのジュース屋さん届いたばかりのブレンダーあっと言う間のスムージー瞬く間に売り切れまた作ろうとアイディア募集今しかできない季節もの意外な仕上がり笑顔のひととき