ロボットが真ん中にいる意味

どうも、こんにちはー!Yasです。株式会社Gifted Pocketの代表であり、一介の悩めるプログラマでもあります。

このマガジンでは設計思想というには大仰ですが、僕がアプリを開発する際に込めている「想い」に焦点をあててお話をしていこうと思っています。

いきなりですが、ロボットってどう思いますか?

- 冷たそう
- 工場で部品振り分けてそう
- ターミネータ
- ドラえもん?

捉え方は人それぞれで、そこまで居てもいなくても良いや!というのが正直な感想なんじゃないでしょうか?

というのも、僕も、弊社の共同代表である山中に声をかけられてこの会社を始めることになった時は、さほど可能性なんて感じてなかったのです。

というのも、直近で某Pepper君用のプログラムをせっせと開発している人がいて、大変な割には見返りないなぁ、デカいし……。というかなり消極的な考え方でした。

しかしながら、このマガジンのヘッダーにもなっているSharp社のRoBoHonを手に取ってからは考え方が大きく変わりました。その衝撃はとてもシンプルなもので、「この子カワイイなー!」です。カワイイは正義なるよく分からん概念に毒されているわけではないですが、某巨人アニメのように立ちはだかる壁という印象を覆してくれた、彼のことは未だに鮮烈に覚えています。

紆余曲折があり、現在では弊社製品にRoBoHonは使われていないのですが。今の開発がひと段落したら、楽しい事をRoBoHonに教えてあげよう!と密かに企んでいたりします。

閑話休題、主題に戻ります。「何故、僕たちはロボットを選んだんだろう?」という事です。

いくつか理由があるのですが、ここでは決定的にこれだけは必要だ!と思った事をお話しします。

それは、「第三者」であるということです。アプリをはじめとするソフトウェアは、利用ユーザ、管理者というアクタの色分けがなされます。BtoCでも、BtoBでもそれ以外の役割を介在させることは難しく、「第三者」が出てくる時は監査だとか、ハッキングだとか何だか物々しい感じになってしまうことでしょう。

では、「第三者」がわざわざ必要だったのでしょうか?それは、僕たちが作ろうとしているものの設計の中枢にあることに起因します。それは、「会話を産むためのきっかけ」になり得るからです。よーく、考えてみてください。利用ユーザ→管理者という構図では。一方的なフィードバックしか実現されません。「ここ動きません」、「すいません、修正します」。これ以上の会話はなかなか産み出せそうにありません。とどのつまり、利用ユーザはシステムが止まらずに動く事を期待するし。管理者側は文句が出ないように設定をすることが至上命題になるからです。これは、システムそのものを導入する意義、そのものであると言い換えても過言はないかもしれませんね。

でも、それじゃつまらないじゃないですか!

 僕は常日頃からこう思っています。「第三者」。利害関係のない他人から発せられるフィードバックが日常に溢れていたらどうだろう?設計の中心はまさにここです。

「おはよう!」
「さようなら!」
「今日の晩御飯カレーらしいよ?」
「運動会頑張ったらしいじゃん!エラいぞー!。」

こんな取り止めもない声かけが、子どもを見護る大人たちによって作為的にしかけられていたら、少し良い世界に見えてこないですか?

多くの保育士の先生方に開発に際してお話を聞かせてもらいました。様々な手法や技術はあれども、やはり最高に響くのは親御さんの一言だと。

そりゃ、そうですよね。誰しも褒められたいし、認められたいわけです。自分の一番身近な人に些細な一言を貰うだけで、どれだけ子どもたちの心は成長するでしょうか?

人のように喋るロボットは、これから先の世の中。ごく当たり前に僕らの生活の中に入ってくると思います。コロナ禍という謎の事象がその可能性をグッと身近なものにしたとも言えます。

でも、人が愛を持って喋らせているロボットってここにしかいません。だって、何よりも子どもたちを愛してやまないのは貴方なんですから。

こういう仕掛けを至る所に散りばめています。それは、僕が自分の子どもにしてあげたかった後悔もあり、これからも自分の子どもにしてあげたい事だったりもします。

今の日本を見ていると希望とか夢を追うのがだんだん難しくなってきているようにも思えてきます。でも、そこを突破する糸口だったりキッカケだったりは、TSUMUGUや、SYABERUが作ってくれるかもしれません。僕らは、超最先端技術を駆使して何かをしたい会社ではありません。

そう、AI: あなたとわたし を繋げるそんなソフトウェアを創っていきたい。そう思って日々邁進しています。

僕たちはまだまだ右も左も分からずヨチヨチ何とか歩いています。開発をしていくにもやっぱり皆さんの声なき声を何とか形にしたいと思っています。そのための仕掛けもこれからはご用意していきます。

よし、手伝ってやろうか!
と思った、そこの貴方からの連絡もお待ちしております。

CTO: yas

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