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喜びを引き寄せる磁石を作ろう!

こんにちは、Yasです。
前回はXperia Hello!との出会いのおはなしでした。

TSUMUGUという名前で現在は販売をしていますが、リリースする直前までMaget4Joyという名前でした。今回のタイトルにもなっている喜びをひきよせる磁石。ここに辿り着くまでの道程が今回のお話です。

僕たちが利用するロボットは、Xperia Hello!。これは決まりました。サンプルを動かしてみたり、Firebaseと連動させてみたり開発ができる手応えは感じれたので、いよいよサービスづくりです。僕と山中は何を作るべきか?というディスカッションを始めました。

資金が潤沢にある会社ではありませんし、壮大なビジョンから始まったものの、いきなりその全てを実現するのは不可能です。小さな会社は小さな会社なりの立ち回りがあるんだろうなぁと思いつつ、まずはいきなり夢見るんじゃなくて地に足ついたことから始めようというのが2人の中での合意でした。

とはいえ、「地に足が着いている」ってなんでしょうか?これは山中が関わっている保育園の問題だ。僕たちにとっての「地に足が着いている」も定まりました。山中にヒアリングをお願いして、情報をガーッと集めてきてもらい、山中自身の困っていることも色々と聞き出して、実現したいことを並べていきます。大ボスも実はこの保育園に関わっていたりするので、最初期のGifted Pocketは保育園の要望をベースにソフトウェアをオーダメイドする会社でした。わざわざ太字にするまでもなかったかな……。

製品が成長していく過程は様々です。最初の顧客の意見が色濃く反映されるのはどの製品でも同じでしょう。バックオフィスや経営サイドの人たちにとっては業務の効率化はとても甘美な響きがあります。少しでも安くあげたいと思うものだし、それは企業活動として当たり前です。しかしながら、いくらSier色の強い船出だとはいえ、Gifted Pocketとしてやりたいことを注入しないことにはそもそも僕が開発をしている意味がありません。業務改善の要望と僕らの作りたいことのバランスを上手に取りながら進んでいく。Magnet4Joyの開発はまさにこの繰り返しでした。

例をあげてみると「登園・降園」という保育園ではごく当たり前のルーティンです。どんな保育園や幼稚園を支援するぞ!というシステムにもあります。

時間を記録しておき、延長料金などの計算を自動的に計算、ひとつきでまとめる。精算するためのシステムに連携させて、精算する。

こんな要求があります。容易に想像できますよね?お金は触りたくないけど、取りっぱぐれたくもないけど、計算はしたくない。これだけでも結構な効率化です。電卓を叩いたり検算をする時間がなくなるのであれば結構な進歩です。もっとも、そこまでオールドスクールではないでしょうから必殺エクセル職人といったところでしょう。

これに対してGifted Pocketのアプローチはちょっと違います。やることはやらねばならんのでそこに対して大きなアドバンテージがあるようなUIを提供するというのではなく、会話を広げるための問いかけをしていきます。

登園の時に必要な情報を入力しているほんの数秒の間に、Xperia Hello!が子どもたちの名前をよびかけてあいさつをし、誕生日などの特別な日であれば更にお祝いも伝えちゃう。

これがGifted Pocketとしてのやりたいこと

Magnet4Joyの機能を作っていく時には、必ずこの2つの事を考え続けて機能設計をしていきました。

きっと、前者を追求すると無機質だけどとても効率の良いシステムになったと思います。自動化大好きなYasなので何もかも自動化してボタン1つではいどうぞ!みたいなシステム作っちゃいそうです……。でも、伝えたいことは「優しさ」だったり、「みてるよー」という温かいメッセージだったりします。これだけは何がなんでっも譲れません。いや、譲れないというより僕らの存在意義そのものなので、当たり前の家族みたいな問いかけがとんでもなく大事なんです。だからこそ、「あたたかさ」を演出するためには後者をど考え続けないといけないですし、考えていきます。それが楽しいですしね。

かくして、Magnet4Joyは些細な喜びをみなさんにお届けするために開発されていきました。プロトタイプができたぐらいで新たな仲間、侍プログラマがジョインしてくれました。次は侍との奇跡の出会いの物語とSaaS作っていく上で後悔していることの2本立てでお送りしたいと思います。

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株式会社Gifted Pocketでは「親育て・業務効率化」の2側面を同時にケアする統合ソリューションTSUMUGUの販売をおこなっております。登園・降園・精算といった基本的な業務のバックアップだけではなく。自由度の高いおたより作成・集計機能を搭載。ロボットを使った様々なギミックでおどろきと会話を生み出します!是非、ご検討くださいませ。資料のご請求はこちらからどうぞ。







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