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2024/05/08の日経新聞を読んで

日本製鋼所は自衛隊向けに装甲車の製造を始める。防衛省から初めて受注した。100億円規模の売り上げとなる見通しだ。防衛装備の安定した開発・生産基盤を整えることは防衛力に直結する。政府は中国や北朝鮮の軍備増強を念頭に関連予算を増やしている。国内に防衛分野の供給網を再構築する動きが広がってきた。記事を要約すると共に所感を述べたい。

  • ロシアのウクライナ侵略では戦車や装甲車、砲弾など通常兵器の供給量が戦況に大きな影響を与えている。

  • 防衛装備の供給網がないと有事に必要量を確保できず、継戦能力にも不安が生じかねない。

  • 日本企業の新たな装備への参入は防衛力の向上につながる。

  • タイヤで走行して人員を運ぶ「装輪装甲車」を2月に26両受注した。

  • コマツが開発と生産を停止した装甲車の後継となる。

  • 日本製鋼所は戦車に搭載する大砲などの生産を手掛けており、防衛分野の売上高は年200億円ほどある。装甲車が加われば5割程度増えることになる。

コマツの装輪装甲車の後継を日本製鋼所が受け継いだのは喜ばしい。防衛産業の益々の繁栄と防衛力の強化は必要不可欠である。日本製鋼所は戦車の大砲生産をしており、防衛装備品へのノウハウもあるだろう。国が主導的に、防衛産業の発注時の利益率を高める仕組みを作らなければ、第二第三のコマツを生み出してしまうかもしれない。

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