見出し画像

高みをめざしてみる

といっても、人には身の丈というものが存在する。
生き方も、性根も、求道も、身の丈を越えたときに限界を突破できる。
でも、そんな生き方ばかりしてらんないから、手を抜き息を抜くことも悪いことではない。

山に登ることは、自分を見つめ直すことである。
「この程度か」と見極める意味もあるし
「まだまだ出来るだろう」という線引きを確かめる意味もある。
体力だけではなく、むしろ内面のなにかに訴える求道。

真似できない人は、やらない方がいい。

小仏峠から眺望する都心。

このポイントは奥高尾山の、まだ人気の多い場所。

景信山から北関東。筑波山が見通せる。
景信山からは江の島や三浦半島や房総の低山まで見通せる。
勿論、富士山も。
その眼下に、八王子城のあった山もある。
これは、ハイキングのような夢酔の庭山認定のスポット。
年に数回、ここに立って内面をみつめている。
やはり平日が、人も少なくて嬉しい。

そして、もう一度。

もっと上まで行けるんじゃないかと確かめる。


体力も、内面も、そして筆力も。まだまだ、前に歩き出せるだろうと。
ポジティブを保つための通貨儀式くらい、楽しんでみたい。


山の上に立つと、その隣にはもっと高い山が見える。
作家という登山道は、そういうものだと常々に思う。