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やりたいことがなかったわたしが、ようやく見つけたもの

学生の頃から夢や、やりたいと思うものがない人間だった。

就活を始めてからも自分が向いている仕事がわからず、やみくもに応募しまくった。トータルでおよそ80社。

当時住んでいた三重県から、東京や故郷の栃木まで足を運ぶこともあった。しかし、就職先が決まらぬまま、大学の卒業式を迎えた。

学生証を返却するときに、就職が決まっている人と、未定の人で分けられた。未定の方のボックスを持っていた先生が、わたしが学生証を入れに行ったとき、切ない顔をしていたのを覚えている。

それから第二新卒枠で就職できたが、就活を失敗したことをいつまでも悔やんでばかりいた。結局、故郷に戻ることを口実に、3年経たないうちに退職した。

その後も仕事に就いても3年経つと辞めたくなってしまい、中には半年で辞めた職場もあった。

「わたしに合う仕事なんてないのかもしれない」「このまま特にやりたいこともなく、何となく生活していくのかな」と思っていた。

しかし、何気なく始めたWebライターの仕事にはまり、本気でがんばりたいと思えるものをようやく見つけられた。

これまで遠回りをしてきたけれど、夢中になれるこの仕事を、できるだけ長く続けていきたいと思う。

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