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【社員紹介】日本人になった元ベトナム人 / 外国人材業界におけるレモン市場の闇

みなさん、こんにちは!
私は「渡邉 一輝(わたなべ いつき)」と申します。

完全に日本名で住民登録も完了していますが、つい2ヶ月前まではベトナム人でした。
日本にずっといたいと思い、永住権を取るのではなく、帰化することを決め、現在は日本人として生活しています。

この度、ご縁があって株式会社ジンザイベースに2023年11月1日より入社することとなりました。

今回は、弊社でどんなメンバーが働いているのか知ってもらうため、私の自己紹介含めてnoteを書いていきたいと思います。恥ずかしいですが、ぜひ最後までお付き合いください!

ちなみに、ジンザイベースについては、ぜひ以下の採用ピッチ資料をご覧ください!

その他の社員については、ぜひ以下のnoteもあわせてご覧ください!


<プロフィール>
2014年 ハイフォン大学 卒業
2016年 日本語学校 卒業
2018年 専門学校 卒業
2018年 人材系企業へ新卒入社
2023年 ジンザイベースへ入社

こどもの頃から日本へ行ってみたかった

私は、1991年9月18日にベトナムのハイフォン市という場所で生まれました。

実は、このハイフォンという都市は、ベトナムでハノイ・ホーチミンに次ぐ人口を有する、第三の都市として紹介されることが多いです。北部の海側に位置し、ベトナム最大級の貿易港「ハイフォン港」があり、北部の玄関口として毎年めちゃくちゃ経済成長していっています。

私自身、一時帰国するたびに街並みが変わっており、時折迷子になるほど。。

加えて、世界遺産に登録されている「ハロン湾」にも、比較的近い位置にハイフォンはあります。海や自然も近くにありながら、第三の都市でもある。そんな環境で私は幼少期を過ごしました。とてもおすすめですので、もし観光等でいらっしゃる場合は、ぜひハイフォンまで足を運んでみてください!笑。

ハイフォン市にある日経企業

そんなハイフォン育ちの私ですが、実は、子供の頃からテレビ番組や本で よく「日本」を見聞きする機会がありました。おまけに、ハイフォン市は日本の政府開発援助を受けており、日系企業も多数進出する特区でもあります。

私のご近所さんでも、日系企業の工場で勤める方もいたり等、小さい頃から「いつかは日本に行ってみたい」という気持ちをずっと持っていました。

大学卒業後、念願の日本へ!

高校生にもなり、自分の進路を考える際には、大きな苦労をしました。

大学受験に備えるため、予備校に入ったものの、なんと成績は最下位からのスタートでした笑。。第一志望に合格するには圧倒的に厳しい状況で、周りからは無謀なチャレンジだとバカにされましたが、「絶対合格する」という強い思いで、一日10時間以上、毎日勉強に打ち込みました。

結果、ハイフォン大学文学科に首席で合格することができました。結果を報告したときの両親や恩師の笑顔は忘れられません。不安ばかりで苦しかったですが、目標に向けて頑張ることは楽しくて、宝物のような時間でした。

大学の卒業式のーコア

大学でも、毎日勉強づけの毎日でしたが、小さい頃からの「日本へ行きたい」という夢は常に持ち続けていました。そして、ベトナムで大学を卒業した後には、ついに、夢を実現させるために日本に留学することを決心。

日本へ行くまでは期待と不安が半分ずつくらいで、正直どうなることか心配でした。正直、日本に来た当初は、日本語が全く話せなかったので、心が折れそうになるくらいめっちゃ大変でした。

ただ、日本語の勉強ができる環境にいることを良い機会と捉え、2年間必死で勉強し、結果として日本人とのコミュニケーションが楽しめ、自信を持てるように。日本の文化や日本人の価値観をもっと知りたいと思うようになり、駿台観光・外語ビジネス専門学校に進学することを決意します。

バレーボール大会でのーコア

専門学校時代は、学業よりもバレーボールをしていた期間の方が長かった気がします笑。

バレーボール部に初心者として入ったため、最初は練習についていくのが大変でしたが、毎日練習を重ね、戦略を練り、チームの一員として大会での勝利を目指す日々がとても楽しかったです。

大会で勝利できた瞬間は何よりも嬉しく、仲間と一緒にその感動を分かち合うことができました。一緒に汗をかいて頑張ったことが、私にとって大きな自信となり、人生で一番青春していた時期ですね笑。

岡山の人材派遣会社へ就職→日本人になる

そんなバレーボール漬けの毎日を過ごす中で、やはり、自分は人とコミュニケーションをとること、多くの人と関わりを持つことが楽しいと感じる性格だと気がつきました。

また、飲食店での接客業のアルバイトをしていたのですが、お客様の求めていることは何か、困っていることがないかなど、当時の先輩・店長が実践していた「お客様の様子に常に気を配る姿勢・コミュニケーション」はとても勉強になりました。

こういった自分の性格・興味が活かせる仕事をしたいと思い、専門学校卒業後は、岡山の人材派遣を営む会社へ入社することに。当時の会社は、社長はじめ先輩社員みんなとても優しく、家族のように私を迎え入れてくれ、岡山の生活にもすぐになれました。

プライベートでは、令和1年10月17日に妻と結婚し、 令和2年に長男、令和4年に長女の誕生を迎えます。

暮らせば暮らすほど、日本という国や社会への憧れがより一層強くなってきました。もう、ベトナムに戻るという認識はなくなり、日本での暮らしがいつの間にか当たり前に。自分の一生をこの愛する日本で暮らしたい。

また、長男は日本で生まれたため、日本人と同様の生活をしております。現在こども園で多くの友達に囲まれて、楽しく生活をしています。将来は大学まで日本の高度な教育を受けさせてあげたいと思うようになり、永住権ではなく、帰化申請して日本人になってしまおうと決意します。

レモン市場の闇

プライベートはもちろんですが、仕事についても比較的順風満帆な毎日でした。

私の担当業務としては、外国人材の募集・ビザの申請・工場等への派遣後は人材の管理業務と、一貫して派遣事業全般の業務に従事してきました。企業の一担当者として、派遣先の工場で何か問題があればすぐ駆けつけ、一緒に解決に向けて話し合います。

ただ、この人材派遣業で従事する中で、私の中で何かモヤモヤしたものが次第に大きくなっていきました。

私はよく「レモン市場の闇」と呼んでいますが、レモンって、切ってみるまでは品質ってわからないですよね。外の皮は硬くて、見た目も同じ。でも、購入した後、包丁を入れてみたら、中身が腐っていたなんてこと、実はベトナムでは良くあります。ずっと前に収穫したレモン、低品質なものをそのまま売っているケースです。

これと同じことが、外国人材業界では結構普通にあるんじゃないかなと思っています。面接時にはとても優秀そうに見える(募集をお願いしている現地のパートナー企業側はいいことばかり言う)が、実際に入国・入社したら問題ばかり起こすヤバい人だったなんてパターンです。また、日本に来てから現地の送り出しやブローカーに手数料を支払っており、借金をしていたなんてケースも。

結果として、正社員転換できず、契約期間を終了し他企業へというケースをよく目にする機会がありました。

そうであるなら、最初から正社員かつ、日本国内外にいる外国人をブローカー・送り出し機関を通さずに採用できる特定技能制度の方が、今後将来性があるんじゃないかって思うようになりました。派遣単価も高くなる一方で、企業側の負担も特定技能の方が少ないですし。

やはり、今後日本で長く生活していくには、より将来性が高いマーケットにいることが大切だと思います。かつ、外国人材業界では元ベトナム人であるからこそ、活かせるものがあると思っています。なので、より将来性のある紹介事業・会社で働きたいと思い、転職することに。

ジンザイベースとの出会い

ジンザイベースは、特定技能制度について勉強したいと思い、YouTubeで検索した時に初めて知りました。以降、特定技能や外国人業界の知識をインプットするために定期的にYouTubeをみていたので、実は、結構前から知ってました。

その後、転職活動を本格的にスタートしようと思った際に、indeedでジンザイベースの募集を目にします。YouTubeにジンザイベースの社員が多数出演しており、どんな人たちがいるのか+社内の雰囲気についてもなんとなくイメージが湧いていましたので、すぐに応募しました。

面接はトントンと進み、話を聞くほど大きな目標がある組織・個人的な夢を持っている人達が多く、とても魅力的に映りました。また、まだまだ創業間もないにも関わらず、人事評価制度がしっかりと組まれており、実力によっては外国人であったとしてもどんどん任せていく社風がとても新鮮でした。前職は、年功序列で毎年全員1万円ずつ昇給していく会社だったので笑。

新入社員歓迎会でのーコマ

正直、入社後についてはザ・ベンチャーという感じで、戸惑うことも多かったのですが、一方で前職とは全く違う社内制度・ツール・経営スタイルでめちゃくちゃ刺激的な毎日を送っています。

驚いたのは、現地のブローカーを一切活用せずに、自社メディア(SNS)経由での問い合わせのみで人材を集客している点です。自社以外のブローカーを介していないので、レモン市場の問題は今のところないのは良かったと思います(人材の質を見極めるのはやはり難しく、一定スクリーニングに失敗してしまうこともありますが、、)。

今は周りについていくのが大変で、プレッシャーもありますが、前職での経験も活かして既存の支援サービスの改良や新規サービスの立ち上げができるようになりたいと考えています。

新しいメンバー募集中です!

入社して気がついたのですが、顧客の人手不足解消をビジネスとしている、ジンザイベース自身が慢性的な人手不足状態でした笑。

もし、弊社に興味を持っていただける方、いらっしゃいましたら、ぜひお声がけください!

応募については、以下のURLからお待ちしております!よろしくお願い致します!

また、いきなり面接はちょっと…という方は、pitta(旧meety)からもぜひご連絡お待ちしております。弊社の採用担当とカジュアルに面談してもらえれば!


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