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疲労がたまっていることは気づきにくいもの

前々回に「疲労で激やせ」した例を書きましたが、疲れがたまっていることに気づいていない患者さんというのはけっこう多いんだなぁというのが私の長年やってきた感想です。

気付いていない患者さんには言葉で言っても納得はしてもらえません。
なので、「じゃあ実験してみましょう」と言って5分位簡単に疲労を取る治療をします。するとほとんどの患者さんが「えっ、私こんなに疲れてたの?」と言ってびっくりします。

疲れというのは毎日少しずつ溜まってきます。少しずつだと変化があまりないので気づかないことが多いのです。そのうち疲れていること自体がその人の日常になってしまいます。
そうなると、疲れていることがその人にとっては「あたりまえ」と思ってしまうのです。
そういう人が治療を受けると短時間で変化します。たかだか5分か10分で「こんなに体って軽いの」とか、右が悪い人には右だけ治療すると「右側だけめっちゃ軽くなった!逆に左の方が重く感じる」とか言ってきます。
そうなって初めて自分が疲労が溜まっていたんだということが実感できます。
私の場合はそうやって疲労がこの症状の大きな要因だということを理解してもらいます。
そうしないと仮に今症状を取ったとしても、すぐにまた同じ状態に戻ってしまいます。

疲労がこの症状の大きな原因だということがわかれば、それは自分で対処できることが多いものです。そうやって日常生活を少し見直してもらうことで症状を繰り返さなくなることが治療にはとても大事なのです。

さて、あなたは疲労をため過ぎていませんか?
ちょっとだけ自分の状態を振り返ってみてください。
軽いうちに対処しておけば大きな症状にならずに健康的な生活ができるかもしれませんよ。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日も笑顔あふれる一日をお過ごしください。

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