あーこ

八十路のお婆がnoteデビューしてみました。パソコンは全くよちよち歩きですが、ボケ防止…

あーこ

八十路のお婆がnoteデビューしてみました。パソコンは全くよちよち歩きですが、ボケ防止と自分記録になればと思い始めてみました。趣味は料理、水彩画、読書といったところです。子どもたちも其々独立致しましたので、夫と二人海の近くのマンションに転居いたしましてから15年ほどになります。

最近の記事

虫と草木のネットワーク

前回投稿の「レモンと青虫」繋がりで・・・。 アンデルセン国際児童文学賞を受賞した 上橋菜穂子さんの「香君」を以前に読んだ。 上橋菜穂子さんは「守り人」シリーズで人気を 博した作家さんなので、 ご存知の方も多いのでは無いだろうか。 上橋さんは文化人類学者として大学で教鞭をとっていらした事もあったが、生物学にとても興味を持ったようで、 東洋医学と現代医学をテーマにしたフアンタステイックな 作品を描いている。 「香君」も食料をいかに確保するか、 民を飢饉から救うためにいかにす

    • レモンと青虫

      木々の緑もすっかり深くなり、逞しさを見せて来ている。 ベランダのレモンの木にはアゲハ蝶が来て 盛んに周りを飛び回っている。 こんな時には要注意!卵を産みつけているのだ。 レモンの木を植えたばかりの頃、 ある時、葉の間に大きな青虫を発見、 私は、青虫を掴むなんてとてもできずに、 夫に処分を任せたところ、 青虫の葉っぱを齧っている健気な姿に 手を出せず、この1匹が食べる葉っぱの量なんて 大したこと無いだろうと、巣立つまでと放置したのだ。 なんとその青虫、まだ蛹にもならないのに

      • バラの日のランチ会

        上の写真は我が家のベランダに咲いた「ピエール・ド・ロンサール」。 あまり手入れの方法も分らないまま育てているが、 季節になると健気に咲いてくれる。 手入れが良ければもっともっと大きく沢山咲いて くれるのだろうが、それでも私は大満足。 そんな我が家のベランダが一番綺麗な時期に ゲスト4人(水彩画の先生とお仲間)をお招きしてランチ会をした。 今日は洋風料理・・・フレンチなどというほどのものでは無い。 なんと!おしゃべりに夢中になり、 メインのお魚料理とお肉料理の写真を撮り

        • 植えていないのに収穫したトマト

          実は今年のお話では無いのですが・・・。 昨年春に、すみれの植木鉢に小さな苗を見つけました。 いつもでしたら植木鉢の余分な雑草は抜いているのですが、 よく見れば、どうみてもトマトの様に見えます。 そっと匂いを嗅いでみましたら、小さくともトマトの匂い。 早速、そお〜と抜いて、そばにあった何も植えていない 大きな鉢に植え替えておきました。 しばらくは忘れていたのですが、なんということでしょう! みるみる成長して、小さな黄色いお花を つけているではありませんか! 現金なものです。

        虫と草木のネットワーク

          東京芸術大学美術館

          ベランダに「群舞」というつるバラが満開になりました。 昨日は少し寒い一日だったが、上野の美術館2館を訪れた。 東京藝術大学美術館で催されている「大吉原展」の 開催終了期日が迫っているので、まずはこちらを。 新聞でこの展覧会の広告を見てぜひ行ってみたいと 思いながら、終了ギリギリになってしまった。 江戸時代を背景にした小説を読むと 吉原の様子を絡めている物が多い。 文章から私が想像する吉原を確認したい気持ちが動いた。 この展覧会に行こうと決めていたある日、 朝日新聞に

          東京芸術大学美術館

          幸せを呼ぶ花を描く

          散歩途中で見かけたお宅のお庭に 鈴蘭が群生していました。 鈴蘭といえば、北海道と思ってしまいがちなので、 近くで見つけた鈴蘭に嬉しくなりました。 フランスでは五月一日が「スズランの日」とされるそうです。 鈴蘭の花言葉は「純潔」「希望」「純愛」です。 花嫁さんのブーケによく使われるといいます。 ヨーロッパでは可憐で清楚なイメージのスズランですが、 日本では、怖い花言葉もあるようです。 それは鈴蘭に毒性があり、口に入ると、頭痛や嘔吐を 伴うことから、全く反対の意味の花言葉です。

          幸せを呼ぶ花を描く

          四月の読書

          四月も終わり、1年でも一番爽やかな季節、五月を迎えたが、 今日は生憎の雨降り、せっかく咲き始めたバラも しょんぼりと首を垂れている。 私が四月に読んだ本の紹介をします。 図書館から「資料の準備ができました」と連絡が 来た順に読むことになるのだが、たまたま女性作家物が続いた。 その都度、読後感は私の読書記録に残しているが、 ここでは長くなるので、簡単な感想に留める。 「光のとこにいてね」「汝星のごとく」「墨のゆらめき」 の3冊はどれも親の育児放棄が大きく物語に関わっている

          四月の読書

          若葉に誘われて五月人形の登場

          このところはっきりしないお天気が続いていたが、 今朝は若葉に陽が照り映えて、ピカピカだ。 そんな陽気に誘われて、五月人形を飾る。 我が家に男の子はいないけれど、 季節のインテリアとして毎年の恒例だ。 私には兄が2人いたので、実家では毎年五月人形が登場していた。 実家を整理する時、その兄2人とも五月人形は要らないと言った。 古いものが大好きな私は「じゃあ、私が・・」と言って それ以来、我が家の大切なインテリアグッズになっている。 座敷飾りの五月人形は、本来、鍾馗様、金太郎、

          若葉に誘われて五月人形の登場

          桜のスケッチ

          今日はしっとりと小雨が降り、まだ赤ちゃんだった木々の新芽はその色を 増し、それぞれの個性を発揮し始めた。 ベランダのバラ達も水滴のアクセサリーをつけていつもと違う顔を見せて くれる。 つい1週間前までは山を彩っていたヤマザクラの薄いピンクも影を潜め、 今では山藤が「次の出番は私!」と言わんばかりにその伸びた房を藤色に 染め始めた。今頃の木々や植物は一日見ないとその様子を変え、驚かされると同時にワクワクする。         桜が盛りの頃に描いた水彩画2点

          桜のスケッチ

          姥桜の検証

          前回の投稿で題名を「姥桜の桜ランチ」として公開してしまったが、 姥桜の意味は果たして私の考えている姥桜かしらと、気になり出した。 私は単純に「年寄り」の意味で使ったのだが・・・。 早速、ネットで調べてみると 1))葉がでるより先に花が咲く桜の総称。ヒガンザクラ、ウバヒガンなど。(ちなみに吉野桜も花が先だが、姥桜の言葉ができた時代にはまだなかった品種)葉がないことを「歯なし」にかけた語という。 2)女盛りを過ぎても、なお美しさや色気が残っている女性。 と出てくるではないか!!

          姥桜の検証

          姥桜の桜ランチ

          関東ではソメイヨシノはすっかり散ってしまい、みずみずしい浅葱色が山々を彩るようになった。 今日は、付近に住まいする料理好き3人組のランチ会。我が家がお当番だ。 終日前からメニューを考えて腐心し 「桜は終わってしまったけれど、今の時期ならやはり桜でしょう」 ・・・ということで桜をイメージしたお弁当を考える。   タイの桜蒸し椀   釜揚げ桜エビと新玉ねぎのかき揚げ   芹、うど、しらすの酢味噌あえ   タコと小豆の桜煮   温泉卵と海老の出汁醤油浸し   ふきのおかか煮   

          姥桜の桜ランチ

          苺を描いてみました

          狭いベランダにも、春はやってきます。つるバラが新芽をつけてツルを延ばし、鉢植えの草花も勢いを増して花をつけています。 タイトルの花々はベランダで積んできたものです。写真には入りませんでしたが、ナルコユリも咲き始めました。小さなすずのような花を並べて俯き加減に咲く様子が大好きです。 昨日はランチのお客様をお招きしたので、朝一番でベランダの花を摘んで 花瓶に入れました。買ってきたお花も豪華で良いけれど、自前のお花は 育った過程を見ているので、「いい子、いい子」したくなります。

          苺を描いてみました

          天孫降臨の国

          しばらくnoteをお休みしてしまった。八十路を過ぎた老婆でもそれなりに、 というか雑用に追われ、心ならずもゆっくりとパソコンの前に座る時間のないまま時を過ごした。 その間に、南九州を訪れた。自分で旅程を組む煩雑さや、ガイドさんから 聞く説明が欲しさに、ツアーでの訪問だ。 鹿児島、指宿、知覧、福山、高千穂峡などを訪れた。 高千穂峡以外の地域は数十年前ではあるけれど、一度、場所によっては 2度ほど訪れている。なんと言っても長年訪れたいと願っていた高千穂峡と 高千穂神社目当ての旅

          天孫降臨の国

          2月、3月の読書

          このところの寒さのぶり返しで、桜の開花が予想より遅れているようだ。 3月も残すところ1週間になり、新たな社会に船出しようとしている若者たちは最後の休みを楽しんでいるだろう。 偶然、2月の読書は歴史物ばかりになった。 「まいまいつぶり」で村木嵐という作家を知り、松本清張賞を取ったという「マルガリータ」を読んでみた。天正遺欧少年使節団として派遣された 11歳から14歳までの少年たちが8年後に帰国した後の様子を描いたものだ。 キリシタンへの迫害や殉教に触れたもので、読んでいて心安

          2月、3月の読書

          春のいぶき

          今日はお彼岸お中日、昨日は、ぼた餅を作った。 春はぼた餅、秋はおはぎ、同じお菓子に春は牡丹が咲く頃、秋は萩が咲くからと季節で呼び名を使い分けるのは、日本人ならではの素晴らしい感性だ。 この頃には、まだ肌に感じる風は冷たくてもベランダの植物はいち早く、春を呼んでくれる。その息吹に心ウキウキする。 植木鉢に2月ごろ植えたベビーリーフの摘み残しは、ぐんぐんと背丈を伸ばし、小さな菜の花を咲かせ、小さいなりに強い香りを漂わせてその存在を主張している。 そして昨日は孫娘の大学卒業式が

          春のいぶき

          神奈川県立美術館

          葉山にある神奈川県立近代美術館で、現在催されている 「芥川龍之介と美の世界」を見学した。 芥川龍之介や夏目漱石の美術への関わり、またその師であった 菅虎雄との関わりに焦点を当てた展覧会で、その視点の面白さに 心惹かれて訪れた。 まだ日本人が西洋の美術の現物を見たことがない時代に、 書物や資料からそれらを検証し、お互いに意見交換をしたり、 「推し」の直筆の書簡などが展示されとても興味深い展覧会だった。 明治大正の文学者は、文学者たるもの芸術・・美術や書に 一家言持つ事こそ、文

          神奈川県立美術館