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克服手伝い屋「リカバリー・カバヒコ 」


リカバリー・カバヒコ

5階建ての新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。
近くの日の出公園には古くから設置されているカバのアニマルライドがあり、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説がある。人呼んで”リカバリー・カバヒコ”。アドヴァンス・ヒルに住まう人々は、それぞれの悩みをカバヒコに打ち明ける。

 高校入学と同時に家族で越してきた奏斗は、急な成績不振に自信をなくしている。偶然立ち寄った日の出公園でクラスメイトの雫田さんに遭遇し、カバヒコの伝説を聞いた奏斗は「頭脳回復」を願ってカバヒコの頭を撫でる――(第1話「奏斗の頭」)出産を機に仕事をやめた紗羽は、ママ友たちになじめず孤立気味。

 アパレルの接客業をしていた頃は表彰されたこともあったほどなのに、うまく言葉が出てこない。カバヒコの伝説を聞き、口を撫でにいくと――(第3話「紗羽の口」)誰もが抱く小さな痛みにやさしく寄り添う、青山ワールドの真骨頂。

紹介文

感動した言葉

私がいいなと思った場面のセリフを小説内から抜粋

  • ただ愛するだけ。それだけ。心をこめて。(お父さん)


    子どもがやることに対して何も言ってこないお父さんが息子に向けていった言葉。
    親が過剰に期待するわけでもなく不干渉で放任をしているわけでもない。息子がすることをただ見守る。それは息子をただただ愛しているだけで十分と考えているから。

  • 不安になるということは想像力があるってこと
    その想像力を相手にではなく自分に向けて。(クリーニングのおばあちゃん)


    常に不安になって一歩踏み出せない子にクリーニングのおばあちゃんが向けた言葉。不安を外側に向けるとそれは自分の足かせとなって勇気を出せなくなってしまう。その不安を自分に向けることによってそれは勇気を出してくれる力となることを伝えてくれた。

  • 駅伝、やったことないからさ。おれに番が回ってきたから、まずはやってみるっていう、それだけ。もしかしたら楽しいかもしれないし、やっぱりすごくつらいだけかもしれないし、でもそれってやらないとわからないじゃん (スグルクン)


    やったことないことを決めつけて失敗することを恐れて何もできたない子に向けて友達が言った言葉。
    物事への人からの評価でつまらないこれはつらいだけと決めつけるのではなくとりあえず自分でやってみてそれが楽しいのかやっぱり楽しくないということを確かめることが重要ということを伝えてくれた。
    これを読んでからは友達からの自分がやったことないことへの誘いはとりあえず断らずにやってみようと思えるようになり、それを今のところ実践できています。

  • 人間はカメラと一緒ピントを合わせようとしないと他のものは何も見えない。全て見ようとすることこと傲慢である。(後輩)


    人間は見ようとしない限り身の回りにあってもそれは見えていないということをカメラに例えて教えてくれた場面。
    この場面を読んだときあまりに秀逸なたとえだなあと感じてしまった。とにかくいろいろな視点でいろいろな倍率で合わせるようにすることが大切。なにより、合わせようとしようとすることが大切ということが分かった。


リカバリーカバヒコの物語は、変わりたいという気持ちを持つ人々に手助けをし、思いやりをもって気づきを与えてくれる。
 自己と周囲を見つめ、共に歩む幸せを願う真実の姿勢が描かれている。それは読者の私たちにも影響をさせてくれる。
 とにかく、人を元気づけて明日への力をほんの少し与えてくれる。そのほんの少しの勇気が自分の明日を劇的に変えてくれるかもしれないそんな小説でした。

最後に

 リカバリーカバヒコの物語は、自己成長や思いやりの重要性を強調することで、読者の心を打ち、購買意欲をそそるかもしれません。物語の中で描かれる人間関係や成長の過程が、読者に共感を呼び起こし、本を手に取りたいという気持ちを高めることができるでしょう。

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