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そいつにはそいつの使命がある

お久しぶりになってしまいました。
ゲップは1年に1回しか出ない、エニーバニー富島春です。
最近は、3ヶ月行方不明だったイヤホンが出てきたのが大きなニュースです。
新しいのを買わないでいて本当によかった。

今回は人それぞれにある役割について書きたいと思います。
僕が思うには、どんな集団にもその人それぞれの役割があると思います。
例を挙げると、リーダー、ムードメーカー、いじられキャラ、あんまり言いたくないけどモブ的なやつ、例を挙げればキリがないけど絶対にみんなそれぞれの役割があるように思う。

なぜそんなことを思ったかと言うと、僕は藤子・F・不二雄先生の漫画が大好きで何作か読ませていただいてるのだが、その中の一つに宇宙船の物語がある。
内容はというと、その日初めて会う宇宙飛行士5、6人が1つの宇宙船に乗り惑星に行って帰ってくる。ただそれだけ。だがそれにこの役割について考えさせられる部分がある。
メンバーの中に一人チームの輪を乱す奴がいる。基本的には集団の輪を乱す者なんてのは排除されるべきである。部活、クラス、職場などどこにでも一人はそんな奴がいる。
でもこの物語ではその「輪を乱す」そいつこそがこの集団の大事な役割を担っている。なんの役割かと言うと、そのままではあるが「輪を乱す」と言う役割なのだ。
ネタバレにはなってしまうが、そいつは上の組織に金をもらって集団の輪を乱すために雇われている。
なぜそんなことをするのかと言うと、やはり一つ屋根の下。ましてや宇宙船の中で何日間も共にするというのはとてつもないストレスがかかる。喧嘩も起きれば、少しのことでイライラすることも増える。
そんな状況で船内の輪を乱す奴がいるとみんなの意識がそいつへと向かい、初めて会った人達でもその「輪を乱すやつ」への敵意で団結するのだ。みんなでそいつをどう対処するか、このままにしてたまるか。と言う気持ちでチームが一つになるのだ。
そうして宇宙船内はそいつへの意識で一致団結し無事帰還することができる。そいつのおかげでうまく行ったのだ。
ここでこの物語を現実に投影してみると、読者の方も経験したこともあるかもしれない。この物語のように現実がうまくいくのかと言うと、正直わからないところもあるが、実際誰か嫌な奴への愚痴や蔑視というのは良い意識よりもまとまりやすく、手軽にできる気がする。
僕がこの物語で僕が学んだのは、世の中の嫌なやつというのは皆、金をもらって嫌な奴を演じているのだ、という考え方だ。
自分のことしか考えてない奴、ルールを守らないやつ。これらは全て謎の上の組織に金もらって嫌な奴を演じてくれてるのだ。もしかしたらそいつはそいつで大変なのかもしれない。そう考えると少し楽になれる。

なんとでも言うと思ったか。

ならない。そんな奴がいたら普通に腹立つ。っていうかむしろうざい。金をもらって好き勝手できるなんて夢のようだ。というのが僕の率直な感想だ。
お笑いにも似たような役回りはある。いつかこの仕事が僕にも回ってこないだろうか。その時は求められているもの以上の成果を出したい。この気持ちが謎の組織に届きますようにと、今日も願っている。



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