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火打山特別 5/19(日) 新潟10R


・序

2024/05/19(日) 新潟競馬場10R 2勝クラス ダート1200m
火打山特別

・馬場傾向

『新潟ダートは前買っとけば~』とよく聞くが、今開催は3-4コーナー先頭の完全なる逃げ馬がそのまま1着でゴールしたケースが未勝利ぐらいしかない。

では何処を狙うべきか、と考えて3コーナー突入時のポジションをまとめたものがコチラ。

04/24-05/18の3c位置と着順 

確かに逃げた馬は絡んでない。が、先行馬というくくりでまとめるとこのように。

1-5番手とそれ以降の結果

中山開催や京都開催のダート1200であれば1-5番手の3着までの占有率は30%を超えるので、それと比較すると先行馬の信頼度はやや落ちるといった具合。
ただし『メイン開催でテンのスピードについていけない弱い逃げ馬』が集まったローカル開催、と考えることもできる。
それだけ普段後方の差し馬にもチャンスがあるということか。

含水率と前半ペース含めて夏場の新潟開催に向けてこの辺は研究の余地がありそう。

変な差し馬、買っちゃおうかなぁ(笑)

・前半3F地点ポジション(上位6頭)

前半予測値

逃げ希望と番手以降に明確な断層。
失速率が大きくハナが必須条件の10ペイシャカレンがダッシュをつけて前に。
あとは枠なりだが、揉まれ弱い01パスカリは包まれてしまうと展開が厳しくなるので出ムチで推して行くことも。
またブリンカーの03マジックタッチもハナが欲しいところなので、ややペースは上がるだろう。
ただその後ろの列がどの程度それを追いかけるのか、05エランティス辺りは二の脚がつくタイプだがあえて番手で我慢するのかはある程度展開を予測して馬券を組み立てたいところ。

・上がり3Fポテンシャル(上位7頭)


後半予測値

含水率が7%を切るパサパサの馬場。散水があるかどうかは不明。
ポテンシャル上位3頭が届くのかどうかだが、他場より先行馬のレベルが低いと考えれば先頭との距離次第では十分差しきれる。

・対戦マトリクスから見る混戦度合い

Eloレイティング変形版を作成し、着差ベクトルに補正値を加え算出。対戦ノードが3-5戦分に満たない場合はダミーを作成して使用。

・基準馬   (基準レーティング1500)

今回は対戦ノードが3戦以上の組み合わせが4頭しか居ないのでレーティングの作成は断念した。

・タイムレンジと走破予測タイム比較による勝敗予測(上位9頭)


走破タイム予測値

青枠と赤枠に分断される予測値。
オール青枠から馬券を組み立てるか、青枠から2頭+展開利の有りそうな穴馬、このどちらかの考えで良いだろう。

持ちタイムが良い馬もいるが、ほぼ不良や重馬場て計測されたものなのでそこだけに拘らず『パサパサの良馬場をこなせるか否か』という観点で軸を選定したい。




・結論

青枠2頭+変な差し馬の組み合わせで。

最有力
01パスカリ
☆アピールポイント
杉山厩舎2頭出し。チャンピオンヒルズとの相性も良く最内がこなせれば、というだけ。

有力
05エランティス
☆アピールポイント
そしてもう1頭の杉山×チャンピオンヒルズ。
ちょっと直線が長い気もするが、牝馬が多いのでバテ合いだとしても誤魔化せる。

09シュバルツガイスト
☆アピールポイント
番組に苦労してる感はあるが、ローカルのここなら力は上位。

お楽しみ
06クロンヌドラレーヌ
11ロイヤルソウル
☆アピールポイント
この2頭は『失速率が良馬場向き』つまり『上がりが掛かるレース』で浮上してくるタイプ。
前半と後半の失速率を比較し、2頭は消耗戦に向いていると判断した。

消し
08シラキヌ
鞍上が頼りない。時々とんでもないバタバタ騎乗をするので、気性にやや難のあるシラキヌの気分次第な馬券を1番人気で買うのはリスクが大きい。
着順や持ちタイム上位で安定感はあるが、場所を選ぶタイプだろう。

・個人的な買い目

01パスカリ単勝

馬連01-05.06.09.11
ワイド01.06.11box
パドック次第でシラキヌが入れ込んでいるなら完全に切って三連複まで手を出したい。


©️ぺぬ

自作システムを利用した走破予測タイムと他のファクターを比較して勝ち馬を予想。
各馬ポテンシャルは重回帰分析ベース。
対戦レイティングはMasseyとEloの変形版を作成して使用。

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