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旧帝国大学入試で英検準1級合格証提出義務化を

日本の英語教育の4技能化が、遅々として進まない。

本来英語学習は、スピーキング、リスニング、リーディング、ライティングの4技能をバランスよく練習するものだが、日本の英語教育はリーディング一辺倒。東大生でさえ簡単な英会話すらできない有り様だ。

4技能型の英語力の証明である英検準1級の取得率も、日本の高校3年生では相当に低い。

旧帝国大学という、アメリカで言うアイビーリーグに相当する名門大学でさえ、英検2級の学部生が多いらしい。精神障害者の私でさえ英検2級なのに、あまりにも情けない。

一般的に、英語力は、英検準1級合格、TOEFL iBT80取得辺りから実用的になると言われる。つまり、英検準1級合格、TOEFL iBT80取得が英語学習のスタートラインで、それ未満の人はスタートラインにすら立っていないのだ。そう考えれば、日本人は、最低でも高校3年でその2つを取るべきだろう。なのに、旧帝生でさえ英検2級。日本の未来に絶望する。

そこで提案だが、旧帝国大学に出願する際、英検準1級の合格証の提出を義務付けてはどうだろうか。

多くの高校では、英検準1級合格の指導はしてくれない。なので、英語塾などに通う必要がある。そのことから、「英語塾が存在しない地方の子が旧帝に行けない!」との批判は起こるだろう。だが、それなら地元の国立大学に行けばいい。地方国立大学でも上場企業に就職できる。大事なのは学歴ではなく職歴だ。

今後、AI時代が到来し、何割かの現役世代は無職になる。無職の人が英語をできても意味がない。高度な英語力を持つべきは、何割かの労働者だけだ。まさに旧帝国大学の学部生が上場企業に就職するのだ。地方国立大学から上場企業を目指す人は、大学で英語学習を頑張ってほしい。

できれば、全ての国立大学で英検準1級の義務化をやりたいが、底辺国立大学志望者に英検準1級合格は不可能だろう。

と言うわけで、旧帝国大学だけでも、出願時に英検準1級の合格証提出を義務付けてはいかがだろうか。

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