ちゃんと凹む

自慢ではないが私は生まれてこの方、胸を張って「全力で努力しました!」と言えるものがひとつもない。

ひとつも、だ。「ちょっと頑張りました」レベルのものはあるかもしれないが、基本的に怠惰でどうしようもない人間なので、本当に努力というものができない。

こうなりたい、ああなりたい、と妄想ばかりは常に頭の中に無限に広がっているが、肝心なそのための努力が全くできないのだ。

で、さらに困るのが、私は努力もしていないくせに、結果が出なかったときはちゃんと凹むということ。

私は日々「いついつまでにムキムキになりたい」とか「英語力を向上させたい」とかしょっちゅう夢見ているのだが、その目標に到達できなかったとき、めちゃくちゃに落ち込む

全く努力をしていないのに、だ。

これは私自身本当に意味不明だと思っているし、はっきり言って気持ち悪すぎるとすら思っている。

努力をしていないのだからそんな目標が叶うわけがない。

ジッとしているだけではムキムキになれないことや英語がペラペラになることはないことはアホな自分でもさすがわかっている。

にもかかわらず、毎日全力で筋トレしたり、毎日英語漬けの生活を送ってきたにもかかわらず全く成果が出なかった人くらいにちゃんと落ち込むのだ。

よく甲子園で負けた選手たちが号泣しているが、あれは高校生活のほとんどを野球に捧げ、血の滲むような努力をしてきたからこそ、負けたことが悔しくて思わず涙が溢れてくるのだと思う。

私は例えるなら、全然練習もしないで、なんなら試合のときだけちょろっとグラウンドに現れ、簡単に三振して当然のようにエラーをして敗北しただけの男なのに、なぜか試合後一丁前に号泣しているようなもの。

そんなに悔しいのなら努力すればいいじゃんという話なのだが、そうするわけでもない。

努力できないくせにちゃんと落ち込む

マジでクソな性格だなと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?