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自由律俳句ー4

あの日も月を見ていた 少年のぼくと決別した日

端役にもなりきれず でもそれらしいふうをして

最後までつつましく善人のままで

ひょいと出てきた陽水を一日中口ずさんでいる

飲んで来し方 酔って行く末

大阪の串揚げ屋の夫婦は同郷の人だったよ

背中が寒い だから言っておきたいことがある


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