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コラム どうしようもない人たち
本当のことは言わないは、昔も今も
村上春樹さんはエッセイを書くに当たって、時事的な話題には触れないことを原則にしているとか。ぼくもそう考えておるのですが、最近、ええっ、ということがあまりにも続くので、ついつい。
ここのところの政局は、自由民主党の、政治資金パーティーの、キックバック不記載の問題が中心です。
マスコミ報道や政治倫理審査会の答弁などを聞いていると、かねてから行われてきたもの
コラム 匂い騒動事件
今、匂いに悩んでいます。
世の中、特にコロナ禍で、匂いがわからなくなった、と悩んでいる方が大勢いるらしい。ところが、ぼくは匂いに敏感すぎて困っています。
特に、魚。食べる間は問題ないのです。おいしいのです。ところが、食後数分もすると、口中に魚臭が取り憑き、ぼくを悩ませるのです。
魚のほかに、焼肉、ふろふき大根、調理の油煙の残り香も。それに、デパートの化粧品売り場や、すれちがった女性の濃い香
ぼくのエポックメイキングを回想するー3
今日は、2つのことを書きます。
ぼくが小学6年生だったかなあ、戦争が終わって7,8年たっていたころの話です。
取るに足らないことのようだが、なぜか、ぼくの心から離れないのです。
共通するのは、父親が経営していた小さな鉄工所に関連することです。ですから、まず、その工場(こうじょう、ではなく、こうば)のことから書きます。
当時、私の父は漁船の鉄鋼部品を製作する小さな鉄工所を経営していました