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ゲーム音楽のピアノ演奏っていいですよね(Spotify編)

自分の好きな曲をSpotifyでやんわりとしたテーマ別のプレイリストにし、曲を紹介しつつよもやま話をする記事を、以前何回かやりました
だいぶ自己満足企画ながらとても楽しいので、今回はゲームの音楽のピアノ演奏リストを作ってみました
めちゃくちゃ様々な曲が聞けるSpotifyですが、それでも扱われていないアルバムもあり、オリジナルサウンドトラックは無くてもピアノなどでカバー演奏されているゲームの曲! ってたくさんあるんです

ゲームのよもやま話をしつつ曲の紹介もする、という形式で書いていますが、自分ではプレイしてなくて友人や実況されてる方の動画で拝見して好きになった曲がわりと多めにあります
そこのところは、ご了承ください

1、ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドより
 『カッシーワのテーマ』

カッシーワはこの『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』の世界のハイラルという国を旅する吟遊詩人なのですが、彼が語る“100年前の災厄”に立ち向かった英傑の物語が、少しずつ主人公の記憶を呼び覚ましてゆく…という仕掛けになっており、その物語の口上のシーンで流れる曲です
原曲ではカッシーワが演奏するアコーディオンに似た楽器の素朴で少し物悲しい旋律なんですが、ピアノだとまた印象が違っていいんです

2、ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドより
 『英傑ミファーのテーマ』

そのカッシーワの語りに登場する“100年まえの英傑”のひとり、ミファーのテーマ曲です
ミファーはゾーラ族という種族の姫で、勇敢な戦士であり、癒しの力を持ち仲間を護ることもできる、そりゃあ素晴らしいお姫様です
この曲が流れるシーンがまた、切ないんです

3、ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドより
 『ウルボザのテーマ』

ウルボザもまた英傑のひとりであり、ゲルド族という戦に長けた一族の長でもある、妙齢の女性です
この作品のヒロインであるゼルダの母親代わりとなって見守っていたり、英傑たちの中での年長者として皆を励ましたり、ひとたび戦となれば雷を操る力を駆使したりと、素敵なポイントがたくさんのかっこいい女性です
この曲はエキゾチックなムードがあり、包容力溢れる母性も感じます

4、ゼルダの伝説 時のオカリナより
 『ゲルドの谷』

ゼルダシリーズはたくさんの作品があり、それぞれの世界観はどこかしら繋がっていて、この『ゲルドの谷』は先ほどの英傑ウルボザが率いていた部族が住まう土地と(世界や時代は違うけど)近しいものがあるようで、その土地を訪れた時のテーマ曲です
ほの暗さと情熱を併せ持つ、胸の高鳴る曲です
時のオカリナは、シリーズ最新作のティアーズ・オブ・キングダム(略してティアキン)より20年近く前の作品なんですが、タイトルにオカリナが入っているように、“音楽”が重要な要素になっていて、各所でオカリナを演奏することで道が開けてゆくファンタジックさが、とても楽しい作品です

5、ゼルダの伝説 夢を見る島より
 『タルタル山脈』

この『ゼルダの伝説 夢を見る島』は、ほんとに昔のゲームボーイの頃の作品で、どうにか自分がプレイできてる作品です
ゲームボーイの頃の音色ってファミコンとは別の、独特のピポピポ感があって、この曲にはイントロのコミカルさと冒険に挑む勇ましさが共にあって、すごく好きです
また、この演奏をされている方が、元曲のピポピポ感を大切に演奏して下さってるのを感じます
ピアノでも聞けて嬉しい曲なのです

6、ゼルダの伝説 時のオカリナより
 『嵐の歌』

時のオカリナの作中にて、オカリナで演奏をする事ができる曲のひとつです
まさに嵐を感じる激しさのある曲ですが、すごくドラマチックで叙情的でもあり、ピアノを演奏している方も思い入れが強めに入ってるのも感じますし、アレンジもかなり入ってる箇所もあったりして
「この曲好き」が嵐のように込められていて、それにもニヤニヤしてしまいます

7、ゼルダの伝説 メインテーマ

おそらくシリーズに馴染みがない方でも、耳にした事があるであろう、シリーズのメインテーマ曲です

8、ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドより
 『ハイラル城』

ブレスオブザワイルド(略してブレワイ)での、ラストダンジョンに当たるハイラル城の曲です
ハイラル城はそれまでのシリーズでも登場していましたが、厄災に占拠され、荒廃した魔物の巣窟になってしまったハイラル城は、長年このシリーズを愛していた人にとっては、きっとショックだったに違いありません
この曲の中にはゼルダの伝説シリーズのメインテーマなど、これまでのシリーズの曲のアレンジのフレーズが入っていて、恐ろしく禍々しい曲だけど、同時にすごくエモいし、この地に平和を取り戻したい、あの姫君を助け出したい! という思いが胸に迫る名曲なんです

9、アンダーテールより
 『いせき』

ゼルダの伝説シリーズに続き、自分ではほとんどプレイ出来てないゲームなのに音楽がめちゃくちゃ好きな作品のアンダーテールより、『いせき』の曲です
物語のはじまりからすぐに訪れる場所で、曲はすごく寂しげなのに、起きる事はほっこりすることもあれば、大事件もあったりして、アンダーテールの世界観の独特な面白さに浸れる名曲です
このゲームの開発者にしてプログラマーでコンポーザーのトビー・フォックスさんがばっちり参加して作られたピアノ演奏アルバムからの引用なので、ぜひアルバムの方も聞いて頂きたいです

10、クロノ・トリガーより
 『時の最果て』

クロノ・トリガーは未来と過去を行き来する物語のRPGなのですが、その旅の途中で訪れる不思議な場所の曲です
ここの曲がすごく好きで、わりと意味もなく長居して聞き惚れて過ごしたりしていました
クロノ・トリガーは作中全ての曲が名曲と言って、まったく過言でない、素晴らしいゲームです

11、クロノトリガーより
 『地下水道』

ゲーム中にて、タイトル通り下水道などの場所で流れる曲です
クロノトリガーの名曲として挙げられる事があまりない曲なんですが、個人的に凄く好きなので入れました
物悲しさとコミカルさが両立しており、ピアノの演奏に映える素敵な曲です

12、クロノ・トリガーより
『海底神殿』

クロノ・トリガーのストーリー中で、後半のひとつの山場のシーンの曲です
このピアノ演奏曲は、好きすぎて他のプレイリストでも入れてた曲なんですが、ピアノの曲を集めるならこの演奏は外せない! と入れました
海の底を思わせる、音色が反響して広がるような演奏で、緊迫感が溢れるメロディで、でも美しくて…すごくかっこよくて大好きです

13、The Last of Usより
 『“The Last of Us”』

The Last of Usは度々で申し訳ないのですが、ゲームは出来てなくてもサントラが好きなゲームです
重く苦しく、非情で切ない物語だけど、でもそれだけじゃなくて、嬉しいことや幸せなこともちゃんとあるよって言ってくれてるように(主観)聞こえる曲です

14、FINAL FANTASYⅨより
『いつか帰るところ』

FF9のオープニングにあたる曲です
FFシリーズって実は昔から(それこそスーパーファミコンの時代から)サウンドトラックや、アレンジアルバムや、楽譜付きのピアノコレクションなどの製作をしていた、音楽にこだわりのあるゲームブランドなので、今でもYouTubeやSpotifyでもたくさんの楽器や演奏家の方の様々なアレンジアルバムが聞けます
FF9も名曲がいっぱいで、プレイできてないのにサントラは持っててめちゃくちゃ聞いているので、ゲームもなんとかしたいです

15、FINAL FANTASY Ⅵより
『ティナのテーマ』

FF6にて主人公各の少女ティナのテーマ曲にして、物語前半のフィールド曲でもあります
ピアノの演奏に合わせたのか、フィールド曲らしい勇ましさより、ティナというキャラクターの内面を掘り下げる印象のアレンジになっていて、その大胆さが好きです

16、FINAL FANTASYより
 『メニュー画面』

こちらはFFシリーズの初代にあたる作品の、なんとメニュー画面の専用曲です
メニュー画面に独立した曲があるのって、FFのみならず他のRPGでもなかなかない演出で、ラストダンジョンでもこの曲が聞けたらさぞほっこりするだろうなあと思います

17、FINAL FANTASYより
 『商店』

なんとFF1には、お店で買い物する時の専用曲まであります
そのわりに戦闘の曲は1種類しかないのですが、名作シリーズの1作目って、そこにしかない独自性があるもんなんだな、と感じ入ります
そしてこの曲はすごくのどかなお店らしくて、ピアノにマッチしていていいですね
商店とメニュー画面を選曲して演奏しようとした方、素晴らしいセンスでいらっしゃいます

18、FINAL FANTASY Ⅲより
『古代人の村』

FF3はFFのベストとして挙げる方も多い名作ですが、曲もまた名曲揃いです
ピアノ演奏でその神秘性や優しい雰囲気がより強まるように聞こえるこちらの曲を上げてみました
物語の前半がそろそろ終わるあたりで訪れる、世界の秘密に迫る話を聞く事ができる村の曲です

19、FINAL FANTASY Ⅹより
 『ザナルカンドにて』

FFの名曲中の名曲で、おそらくピアノで演奏された回数が多いFFの曲はこちらなのでは、と思われる程に、様々な媒体でたくさんの方の演奏が聞ける名曲です

20、テトリスより
『Type C』

ゲームボーイのテトリスより、通常モードで選択できる曲の3番目の曲です
一番有名なロシア民謡を元にしたあの曲も好きなんですが、個人的にバロック調のクラシックみたいなメロディのこの曲が大好きで、よく選んでました
というか、これをピアノで演奏されている方がいらっしゃるのに驚きです
凄くピアノにマッチしていて典雅な雰囲気があって素敵だと思ったんですが…
なんと調べてみたら、バッハの曲だったんです

こういうことをすぐ調べて、すぐSpotifyで聞けるのって贅沢で楽しいです

21、スイカゲームより
『スイカゲーム』

今年の夏くらいから、Nintendo Switchでめちゃくちゃ流行っていた、シンプルな落ちものパズルゲームの曲です
自分はすごくプレイしたんですが、めちゃくちゃ下手で、まったくハイスコアがのびません、スイカを作れたためしがないです
でもこの曲は中毒性高くてすごく好きです

22、Return of the Obra Dinn 
『Return of the Obra Dinn (Pub cover)』

知る人ぞ知る、癖強アドベンチャーゲームのサントラより、オープニングタイトル曲が(パブで演奏されているアレンジ)になっている、一風変わったピアノ演奏曲です
このゲームは19世紀初め頃の時代の、イギリスの帆船が乗組員と乗客が全員死亡あるいは行方不明となった状態で発見されて、その真相を探る物語です
大変難易度の高いアドベンチャーです
そのわりに、このピアノ演奏曲はとても陽気で、アコーディオンや手拍子の音色も賑やかな楽しいアレンジですが、ゲーム本編はなかなかの怖さ、そして難しさというのがすごく洒落がきいてていいですね

という訳で、よもやま話をしていたらわりと長くなってしまいましたが、見て頂けてありがとうございます
ゲームの音楽も、ピアノの音色も、多彩な演奏家の方の個性も、どれもいいなあ~って思って頂けたら嬉しいです!

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