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500円の映画と上田市ぶらぶら会

以前より、何度かお邪魔させて頂いてる長野県上田市の映画館、上田映劇さんと近隣の姉妹館であるトラゥム・ライゼさんに出かけてきました

イーゼルの手書き上演スケジュール

今回の目当ては『ビー・ガン ショートストーリー』という、とても短い映画です

その電車はどこへ向かうのか

約15分の短編の映画で、ワンコイン(500円)で鑑賞ができる、とても面白い企画です
映画の内容は、荒れ地を彷徨う黒猫が、カカシ、ロボット、記憶を消したい女、イカサマつかいの悪魔と、次々と出会った相手と問答を交わしながら
“一番大切なもの”を探す旅をするというストーリーです
短いながらも、黒猫はなぜそれを探したいのか? を丹念に明らかにした上で、黒猫はそれからどうしたのか? と、余韻を残す物語で、短くても濃密な満足感のある映画でした
キャラクターの配置から『オズの魔法つかい』をアレンジした作品なのかな? と考えたのですが…
いや、それよりも、

黒猫が“大切なもの”を探していた理由が、今まさに猫の世話をしていたり、かつて一緒に暮らしたりしていた人であれば、なんと憤慨する内容だったのです!

猫は身近な人間の事など、愛さなくてもいいんです
しかし、人間は自ら世話をすると決めた猫を愛さないことは重罪です、むしろ極刑です
きっとこの監督さんは、黒猫の持つ謎めいてどこか不吉な印象も、その可愛らしさも、そのまま映画の中に落とし込んだのだと考えられますが…
しかし、現実に猫と身近に暮らして愛している人間には、実に腹の立つ映画でした
短編の映画としては、映像も面白いし俳優さんや黒猫さんの演技も素晴らしいし、文句のつけようはありません
自分が腹を立てた脚本も、気にならない人はならないはずですし、500円で約15分の映画が鑑賞できる試みも面白いし、シリーズの他の作品も観てみたいです
でも黒猫の事は胸が痛い!
自分にとってそれは、どうしても脇に置けない問題でした
しかし幸いなことに、この映画は近所に暮らす、共に猫を世話して愛してる友人と観に行ったもんですから、めちゃくちゃ脚本に対する文句を即座に言い合えました 盛り上がりました!

その後上田映劇さんに移動して、素敵な内装とか上演予定の映画ポスターを眺めたり

ストーブがとても暖かい

映劇さん内のカフェで、美味しいコーヒーとハーブティとトーストを食べたり

自家焙煎コーヒーとハーブティ
名店のパンのトーストとリンゴのコンフィチュール


上演予定のポスターを眺めて「どれ観たい~?」って言い合ったりする会をやりました
その後、ご近所の中華料理屋さんで食事をし

あんかけ焼きそば

上田市の美術館とコンサートホールが併設されている施設のミュージアムショップで買い物をさせてもらったり、今後の催し物の予定の確認をしたり

ヨシタケシンスケ展が開催されるそうです

カルディで2500円以上買い物をすると、限定エコバッグがもらえるキャンペーンをやっていたのですが、あと100円ほど買えばいいところまで買ってたので、通常で販売している方のエコバッグを買ったら、そんなにエコバッグが好きなの…!? と、友人にちょっとドン引きされたりしました

買い出し後のお茶会
ジャンナッツの美味しくて可愛い紅茶を
100均の可愛いジップバックに入れて山分けする

そんな訳で、
映画は文句はありましたが、友人と文句を言い合うのは面白いし、上田映劇さんの紹介も出来たし、買い物も楽しいし、大満足の休日になったのでした

帰宅して猫を撫でました

この上田珍道中ですが、上田映劇さん回りのレポートを、友人がブログで書いてくれました


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