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豪雪の山里から ~ 考えかた Mindset

こんにちは。ようこそ

田舎に移ってじわじわと変わってきたもの

それは「考えかた(Mindset)」


田舎に来て最初に気づかされたのは
自分の「買いもの思考」

何か事をしようとしたときに、材料が足りないからと
「じゃあホームセンター行って買ってきます」
と言ったら…
「そんなの買ってこなくても
これをあーしてこーしたら代用できるだろ」と
おとこしょ(男衆:オヤジ)に笑われた

ここが山で、店まで遠くて買い物行くのが
面倒だからかもしれないが、
長年ここに住んでるオヤジには
その辺にあるものを工夫して何とかするって
思考が根付いている
そして、もちろん言うだけでなく
実際にその通りにやってのける

困ったことがおきても
いきなり業者を呼ぶんじゃなく
自力で何とかしようとする

頭が柔らかくないとそんな発想うまれないし
考える知恵と経験がないとプランできないし
形にするだけの技術がないと実現できない

そんな光景を何度か目にするうちに
「あぁ、ここのオヤジ達は格好良いなぁ」
と思った

その点、自分は技術も経験も足りないけれど
気づけば、
どうしたら物を買わずに
その辺にあるもので何とかならないか?
って自然と考えるようにはなった

まあ、お金もないからね


もう一つは、「金銭的な思考」について

会社員してた頃は
「働きに見合った給与」という発想で生きてきた
貰った給与に見合う働きができているのか?と
いつも自問自答していた

で、ここに来て農業を始めたころには、
今の労働は時給換算で幾らになるか?
なんてことを頭の中で計算していた

でもいざ時給計算すると100円にもならないから
バカらしくなってやめた

でもしばらくは
十分な生活費を稼ぐには
どれぐらいの広さの田んぼをやって
どれぐらいの米を売ったら良いか計算していた

事業計画を立てるのは当たり前だし
特に協力隊を終えて農業一本になってからは
赤字続きでサラリーマン時代に蓄えた貯金を
切り崩す暮らしだったから

ま、今も変わらず
米の収益では暮らせていないけど

最近は、いかにお金から離れた暮らしができるか?
て考えることが増えた

もちろん、お金は必要
完璧な自給自足をめざす訳でも、
仙人みたく霞を食って生きる訳じゃないので
無いと困る

でも何となく
お金はただのツールなはずなのに
それを軸にして自分の暮らしを考えるのは
ちょっと違う気がしてる

お金をいくら稼ぐかってことよりも
大事なのは
いかに満足のいく生き方をするか

お金の先に幸せがあるのなら良いけど
きっとそれに執着すればするほど
満足からは遠のく気がするから

「ただの現実逃避みたい」って
言われそうだけどね

ちょっと違うけど
ことわざに
「足るを知る者は富む」ってのがある
そんな生き方が良いな

今はそんな気持ち
(また変わっていくだろうけど)

ではでは





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