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【ビジネス書】とにかく仕組み化 #7

こんにちは、GIANT KILLINGです。

今回はこちらの本を紹介します。

とにかく 仕組み化

識学の安藤広大さんの本です。

これまでに、
『リーダーの仮面』『数値化の鬼』も読んでいます。

私は教師として、
ビジネス書からもたくさんのことを学びました。

なかでも、この仕組み化という概念は、
組織で働く人間としてとても考えさせられました。


今回はその仕組み化についてまとめていきます。


本の概要

仕組み化とは、
自分がいなくても回る仕組みを作ることです。


仕組み化の真逆が、「属人化」です。

その人にしかできない仕事、
その人ありきで行う仕事が存在する状態のことです

識学の考えでは、
替えのきかない人になるのではなく、(属人化)
かけがえない組織の歯車になるべき。(仕組み化)

優秀な人が不在でも組織として
機能するチームこそが優れた組織です。


本書を読んだときに、
前任校で信じられないほどの仕事を抱え、
まずはこの人に聞いたら何でも解決するという
ベテラン教師の姿が思い浮かびました。

毎年この人が異動したらまずいという話を職員室でぼそぼそと話している先輩方の姿があります。

この状態こそ、属人化だなと思いました。

そして、このような現状を見て過ごす中で、
私自身もいつか
「あなたがいないと、この学校は回らない!」

このように思われたいなと、
何でもできる教師に憧れる自分もいました。

その考え(属人化)こそ、
組織にとってリスクが大きいことを、
本書を通して強く実感しました。


具体的に仕組み化を進めるためには、

だれが、いつまでに、何をするのかといった
曖昧な箇所を無くした上で、組織のルールを決め、
その仕組みを守り切ることが重要となります。

だれの仕事か、線引きが曖昧なままだと、
その人のときは上手くいくけど、
次の人が担当したときに問題が起きます。

また、識学では、

人を責めるな、ルールを責めろ。

『とにかく仕組み化』安藤広大

失敗した人に着目するのではなく、
仕組みに着目することで、
同じ失敗がなくなると考えています。

失敗をしない仕組みを考えることこそ、
問題の根本的な解決策です。

安達裕哉さんのビジネス書でも、

何回も同じことを言わせるなという上司のセリフは
無能の証ですよ。

『仕事ができる人が見えないところで必ずしていること』

1回目のミスはだれのせいでもありません、
2回目の繰り返しのミスは本人の責任です。
3回同じミスは上司の責任です。

再発防止の仕組みを考えなかった故のミスです。

根本の原因を「仕組み化」で取り除かなければ、
同じ失敗が何度も起こります。
そのために、
誰でも確実に仕事が務まるように仕組み化を図り、
上司がマネジメントすることが大切です。


おわりに(こんな人におすすめ)

このように仕事の仕組みをつくることで、
属人化のリスクを減らし、

だれがやっても、一定の成果を生むことができます

小学校にもたくさんの事務仕事があります。
だれが担当しても、
上手くいくように自分の能力で勝負するのではなく
仕組み化で勝負していきます。

学級指導においても、
担任がいなくても、問題なく1日が回るクラスが
私にとって、理想的だと考えます。


そのようなクラスへと育てるためには、
子どもたちの能力ももちろん大切ですが、

上手く学級が回るシステムが最重要です!


・カリスマ教師やベテラン教師頼みの
 属人化のリスクを抱える先生方

・自分の仕事がだれでもできるよう、
 仕組み化していきたいと考えている方

ぜひ為になるビジネス本ですので、
読んでいただけたら幸いです🙇‍♂️

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