【教育書】攻める学級経営 #8
こんにちは。GIANT KILLINGです。
今回はこちらの本について紹介します!
攻める学級経営
私は三好真史先生の本が好きで、
学習評価入門や最速仕事術大全など
これまでに10冊近く読んでいます。
なかでも、
本書とそして対になる守る学級経営は、
とても興味深い内容でした。
私はこれまでに6年間担任をしてきましたが、
学級カラーを振り返ると、
もっと攻めることができたなと思う3年間
もっと手堅く守るべきだったと思う2年間
なにもわからなかった初任の1年間の3通りでした。
子どもたちのさらなる成長のため、
また、学級の安全性をしっかりと確保するために、
攻める・守る学級経営を学ぶことは重要です。
今回は、まずは学級経営における攻めについて
本書の内容をまとめさせていただきます🙇♂️
本の概要
攻める学級経営を実践するためには、
まずはクラスをガッチリと束ねることが大切です。
クラスが落ち着かないのにも関わらず、
攻めていては学級が大きく崩れます。崩壊学級です。
そのため、まずは教師が子どもたちに
リーダーとして認められることが重要です。
子どもたちは、教師の厳しい指導で、
教室に秩序をもたらしてほしいと願っています。
この点に関しては、
私の師匠である中村健一先生も
面白いけどこわい先生、厳しいけど楽しい先生を
子どもたちは求めているとおっしゃっていました。
クラスを束ねることに加え、
攻める学級経営を実践するためには、
ブレない教育哲学をもつことが必要です。
哲学をもつことで
いつ、何のために、どういう信念をもって、
子どもを指導するのかが明確になります。
ブレない哲学をもつことで指導に一貫性が出ます。
ブレない哲学をもち、
リーダーシップを発揮することが
攻める学級経営の土台です。
まずはこの2点を徹底することで、
学級が落ち着き、クラスが回り始めます。
そして、ここからが攻める学級経営の始まりです。
現状維持でも子どもたちは、一応成長します。
ただし、一生懸命に頑張る子どもたちの
さらなる成長を願うのであれば、
さらに手を打ち、ぐいぐい攻める必要があります。
攻める学級経営のポイント
①厳しく要求する
落ち着いた学級だからこそ、厳しく要求します。
具体的には、物分かりの悪い教師になることです。
教師の優しさ・甘さが
子どもの成長の妨げになることがあります。
何となく察してあげるのではなく、
自分の言葉で伝えられるようにするなど、
ある程度、突き放すことも大切です。
そして、やるべきことはきちんとやらせる。
指示したことを極力曲げない。
やり直しでできるまでやらせる。
このようなことも徹底します。
子どもたちは放っておくと、
楽な方へ、楽な方へと流されます。
私自身も流されやすいので、強く実感します。
子どもの成長を本当に願うのであれば、
子どもたちがやればできることは、
厳しく要求することが重要です。
②温かく支援する
①で厳しく要求しろと言いつつも、
②で温かく支援しろとはどういうことかいと
思われる方もいるかもしれません。
今の時代、残念ながら、厳しいだけの先生では
クラスをまとめることはできません。
厳しくしつつも、
頑張ったら認めてくれる・褒めてくれる。
そんな先生であることが求められています。
温かく支援するためには、
個別で話したり、子どもたちとつながるシステムを学級として構築したりすることです。
子どもの頑張りや困りに気づけるようにすること
そして、子どもを励ます技術(ペップトーク)を
身に付けることが、教師には必要です。
おわりに(こんな人におすすめ)
本書には、他にも攻める学級経営を実践するための
考え方や手立てが書かれています。
三好先生のような力のある実践家の方に
はっきりと優しいだけではキケン!と
言っていただけるのが身に沁みます。
私自身、どうしても子どもに好かれたい。
いい先生に見られたいと思うことがありました。
子どもたちに厳しくしつつも、
温かく受け入れることで、クラスは成熟し、
本気の授業・自治的な組織が成り立つのです。
・なんとなくクラスは回るけど、
もっともっといい学級にしたいという先生
このような方に本書を強くおすすめします。
今回は『攻める学級経営』について、
まとめさせていただきました。
同じく三好先生の『守る学級経営』についても
大切にしたい考えですので近々まとめていきます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます🙇♂️
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