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【教育書】できる教師の「対応力」 #3

みなさん、こんにちは。GIANT KILLINGです。

逆算思考という言葉をご存知でしょうか?

物事を後ろから論理的に考えることを
逆算思考といいます。
この逆算思考で子どもがぐーんと成長します。


今回はその本について紹介させていただきます🙇‍♂️

できる教師の「対応力」

この本の著者は、大前暁政先生です。
大前先生は、数多くの本を書かれている先生です。

「本当は大切だけど、誰も教えてくれない〜」
「プロ教師の〜」など

私自身、大前先生の本を15冊近く読んでいます🙌


どれもおすすめなのですが、
今回は、自分の大切にしたいこととマッチし、
6年生の担任として、
1年間実践を積んだ逆算思考の考え方をまとめ、
みなさんにお伝えしたいと思います。


本の概要

逆算思考で子どもが変わるとは、
未来の望ましいゴールから、
今の自分がどうしたらよいかを考えさせる。

1年後のゴールを一緒に考え、
ゴールを意識しながら生活するという考え方です。

ゴールを見据えることで、
子どもたちの目標も明確になり、
教師としても一貫性のある指導ができます。

ここからは少し具体的な私の実践報告です。

私は年度当初に1年間のゴールとして、
子どもたちに
「どんな思いで卒業したい?」と聞きました。

そして、作文用紙に書かせました。

新学期、最上級生として、
期待に胸をふくらませた6年生たちは、
立派な目標を立てました。

そして、そこからは、

卒業式の日にこう思うためには、
          今、どうしたらよいと思う?

私はこの一年でこの言葉を何回言ったでしょうか。毎月のめあてにしたり、
様々な学校行事の際に思い出させたりしました。

時には、
望ましくない行動や問題も起きました。
その際にも、
年度当初に書いたこの作文を私自身読み返し、
「きっとこうなりたいのだろう。」と
子どもの気持ちを信じることができました。

このように、
子どもと教師の想いが一致することで、
今、やるべきことが決まり、
目標に向かって有意義に過ごすことができます。


逆算思考で子どもを変えるためには、
さらに手立てを打ちました🙌

まず、大切なことは、
努力と成長を実感できるシステムを作ることです。

具体的には、
子どもたち一人一人とつながり、
フィードバックができるようにしました。

私は、振り返りカードを使って、
子どもたちとつながることができるようにしました

月の始めに、1ヵ月の目標を立て、
月末にこの1ヶ月で成長したこと・頑張ったことを
振り返りカードに書かせました。

振り返りカードには、
担任からのコメント欄を設け、
頑張っていることや私が思ったことを書きました。

1ヶ月に一度子どもたちの成長の手助けができるよう
励ましたり、助言をしたりすることを
クラスのシステムにしました。


次に、子どもたちに以下の話もしました。

①子どもたちに望ましいゴールの姿を語る。
②どんな生き方や考え方が大切かを語る。
③ゴールを達成するために、
 具体的な努力のやり方を教える。

ただ闇雲に、頑張るように伝えても、
子どもは成長を実感することができません。

教師が、望ましい姿や努力のやり方を語ることで
子どもたちの道筋が浮かび上がります。

私の考え方や実体験をもとに、
子どもたちになるべく多く語るようにしました。


このように、逆算思考を意識しながら、
子どもたちと関わり続けることで、

子どもたちは目標に向けて、逞しく成長しました。

その一方で、逆算思考を意識するだけでは
変わることができない子がいたのも事実です。
ある程度、自立していないと、
厳しいということも実感しています。


おわりに(こんな人におすすめ!)

大前先生の本で学んだことと
実践報告をさせていただきました。

少しでも逆算思考について、
興味をもったり、
イメージが湧いたりしていただけると光栄です。

・逆算思考に興味をもった全

・子どもたちの可能性を信じ、
 さらに高い目標へと挑戦できるようにしたいと
 考えているような先生

そんな先生におすすめします。
ぜひ気になった方は手に取ってみてください🙌

私は今後も大前先生の本を信じて、
実践を続けていきたいなと思っています🙇‍♂️

よろしければサポートお願いいたします🙇‍♂️