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【6/21発売】光文社文芸編集部の新刊7作品をまとめてご紹介!

今月は7冊の新刊を刊行しました。ミステリーからホラー、時代小説まで幅広いラインナップとなっています。

なかなか外出できない梅雨時の読書時間にいかがでしょう?
お好みの一冊を手に取っていただけたら幸いです!


①『津軽の髭殿』岩井 三四二

元祖・旗印「卍」の凄い奴! 憎みきれない不良大名・津軽為信の疲れ知らずな人生!
豊かで美しい本州最北の地・津軽に生まれた餓鬼大将・弥四郎(後の津軽為信こと右京亮)。津軽を足がかりにしてのし上がり、天下に覇を唱えんと、攻城、謀略、先手必勝と、仲間と共にあらゆる手管を用い彼は版図を広げていく。しかしその頃中央では、豊臣秀吉が圧倒的な力で各地の大名をねじ伏せ始めていた……。
北陸奥の勢力地図を一代で塗り替え、地元で今も「髭殿」と愛され続ける津軽為信。想像の斜め上を行く手法でのし上がっていく男を愛敬たっぷりに描く歴史小説


②『校庭の迷える大人たち』大石 大

小六の息子の授業参観で母校を訪れた幹太は、自分がこの小学校に転校してきた時の奇妙な出来事を思い出す。(「シェルター」)
担任する児童の誰かが手のかかる児童ということで、「危険業務手当」をもらっている真奈だが――(「危険業務手当」)
学校に集う大人たちに起きた、5つの奇談。


③『一日署長』大倉崇裕

新人警察官、未解決事件に挑む。
ただし、一日だけ、署長に憑依して。
過去にタイムスリップして。

警察学校を首席卒業の五十嵐いずみに課せられた仕事は、なぜか警視庁の一室での資料整理。地味な作業に彼女はふて腐れてばかりいた。しかしある日、パソコンの画面が発する光に包まれたいずみは、自分が一九八五年の署長室にいて、署長の身体に憑依していることに気づく。折しも署では、資料で目にしたばかりの未解決事件捜査の真っ最中。事態に狼狽えている間もなく、いずみは思いがけず、“一日署長”として、現場の最前線に赴くことになるのだった……!


④『治験島』岡田秀文

世界が注目する新薬治験の現場で、得体の知れない事件の数々が被験者たちを襲う!治験が終わるまで島から出ることは許されない。狙われているのは被験者か病院か、それともこの島か――。
徹底的に公正さを追及した隔離環境で、いかに犯行が起こったのか。
治験という〝密事〟を舞台に描く、ノンストップ・ミステリー!

▼『治験島』は冒頭試し読み公開中です!


➄『乱菊』辻堂 魁

不浄な首斬人と蔑まれる生業を十八歳で継いだ別所龍玄は、まだ若侍ながら恐ろしい使い手。小伝馬町の牢屋敷で首打役の手代わりを務め、切腹場の介添役をも請ける。母・静江、五つ年上で幼い頃から龍玄の憧れだった妻・百合と幼子の娘・杏子。凄まじい業を背負い、慈愛に満ちた日々を過ごす、若き介錯人の矜持。
「介錯人別所龍玄」シリーズ最新作。


⑥『人魚と過ごした夏』蓮見恭子

水中の華・アーティスティックスイミングでオリンピックを目指す女子高生と、ぼっちのオタク女子の出会い。ちょっと風変わりな関係のドラマ
「一緒にオリンピックに出ようね」幼馴染みの神崎水葉との約束を胸に、アーティスティックスイミングに全てを賭ける高校二年の陣内茜だが、練習中に大怪我を負う。挫折の日々に、茜はいつも独りで行動するぼっちの同級生・西島由愛と親しくなる。しかし茜とのペアを復活させたい水葉は、二人の関係に嫉妬心が芽生え――。手探りで生きる三人の高校生たちの確執、決断を瑞々しく描く感動青春小説!


⑦『昭和怪談』嶺里俊介

我が身可愛さに欲をかき、他人を傷つけ深みにはまる。ほら、また同じ過ちを――
〈まだ気づかないのか。お前は今も昭和を生きているんだよ〉。

関東大震災の傷跡、戦争と復興、高度経済成長と公害、マスメディアの台頭、バブル景気……破壊と創造に明け暮れた「こわい昭和」を描き出した異色の作品集

▼『昭和怪談』は収録の一篇を全文公開中です!


気になるタイトル見つけていただけたら嬉しいです。来月もどうぞよろしくお願いいたします!


【6月新刊発売中!】


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