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正義の反対は別の正義

瞬間に刺さりました

どこに?

もちろん心に刺さった。
もう10年は、刺さったままではないでしょうか。

そして、誰の言だったのか。
肝心なところを覚えていません。

ネットメディアの取材に答えている、女性のジャーナリストでした。

場所は和歌山県太地町。
時はイルカ漁反対の声に対して。

反対しているのは、毎度おなじみの欧米の動物愛護団体。
強硬な抗議でもありました。

彼らは、イルカ漁など野蛮だという。
というのは、イルカは高い知能を持っている哺乳類。

それを獲って食べるなど、人としてどうかしている。
即刻やめるべき。

そう叫ぶ欧米の活動家たちは、執拗に妨害してくる。

もちろん太地町にも言い分があります。
400年続く文化でもあるし、むやみに獲っているのではない、等々。

周囲の人々は、というか日本中は困ったようにして、どっちつかずという雰囲気。
いえ、若干、欧米寄りかもしれない。

この場合は傍観するのが賢い。
誰だってむやみに敵は作りたくないし、野蛮だなんて非難されたくない。
私もそのうちの1人です。

そんな雰囲気のなか。
まだ若い彼女が、現地で声を上げるのです。

「正義の反対は別の正義」だと。

かっこいい!
衝撃なほどかっこいい!

正邪は別にして、姿に打たれる。
何らやましさも感じさせない。

一方の正義には、また一方の正義がある。
決して悪ではない。

どっちが正しいなんて意見は、私には少しもありません。
ただそこに、彼女の姿があった。

この年になるといけません。
そういう彼女の姿に、こういう言葉はいけません。

清々しさに涙が落ちそうになる。
いえ、普通に落ちます。

サンプル記事の紹介

さて、ゴーストライターについてです。
私が編者をしているサイトをサンプル記事としてます。

性描写が多いのは「生は性に通じているから」と答えます。
生を書くと、性にも触れる。
だからと言って、ひけらかすものでもありません。

ですので、このサイトには、性的好奇心を煽る写真と動画は一切ありません。

生の視点を大事にした文章にしているつもり、かな?

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田中賢一のスカウト日記

https://scout-diary.net/
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実のところは。
サンプルにはどうかな、と首を傾げるサイトです。

が、23年間の習作です。
これもアリかな、とサンプルにしてます。

今回リンクするのは「正義の反対は別の正義」と文中で使っているページ。

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入客数を増やすには

https://scout-diary.net/customer-traffic/
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あらすじとしては。
風俗店の店長となった田中は、新しい店をオープンする。
入客数を増やす施策に悩む。

するとある日に、新宿署の刑事が来る。
田中は内心で「正義の反対は別の正義」と言ってみるというもの。

書くヒントとして

いくら世の中が変わったといっても。
性というのはタブーを含んでいて、性を書いた文章というのは必ず批判されます。
必ず。

いえ、必ず批判されるではない。
ただ自動的に排除される。

仮に誰かが素晴らしい文言を書いたとしても、これも仮にですが、末文に「おっぱいが好きだ!」と一言をいれただけでも、自動的にエロコンテンツとして排除されてしまう。

もっとも、そんな無粋なこと書く必要もないですが。
でも私は、ずっと内心では思ってました。

人間の体も、性も、やましいものではない。
妄想を入れる側がやましくさせている。
存在自体は何もやましくはない。

漠然とですが、そうは思っていました。

それでも、田中賢一のスカウト日記だけは人には見せられないなと、最初にUPしてから20年以上が経ちました。

実際に、このサイトだけは人には見せてもなく、親しい者にも存在を明かしたこともありませんでした。

ほんの少し前までは。

それが、まさか。
こんな、くたびれた初老にもなって。

「正義の反対は別の正義」だと彼女の後に続こうとは!