書くことで悩みは半減する
20年前から、心に残り続けている言葉です。
書く理由にもなりました。
何気なく、ふざけていた会話の相手が言ってました。
言った本人は忘れているでしょう。
もっともらしい言葉ですが、20年経った今になっても、本当のところはよくわかりません。
確実に言えるのは、書くことで悩みは減りはする。
が、半減までは早々はいかない。
あれこれ悩むから文章を書く。
立ち止まっているから文章が書ける。
そうではないでしょうか。
充実しているときには、文章など書かないでしょう。
脇目も振らず突き進んでいる人も、文章など書きはしない。
なにをすべきかわかっている人だって、文章などチマチマ書きはしない。
現に、キリストだって、一行たりとも文章は書いてない。
ソクラテスだって、一行たりとも文章は書いてない。
ついでにいえば、マルコポーロだって、一行たりとも文章は書いてない。
それを思えば、私たち凡人は、いえ、私のような凡人ごときは書くしかないのです。
サンプル記事のあらすじ
私が編者をしており、サンプル記事としてリンクしているサイトの筆者の田中は、常に悩んでいる。
アホですけど。
「書くことで悩みは半減する」とは、彼から聞きました。
おそらく彼も、どこかで見聞きして、さも自分の言葉のように言い放ったと思われます。
この 田中賢一のスカウト日記 は性描写も多いですが、是非はともかくとして、人が生きていくための悩みが書いてあると、ご理解いただけたら幸いです。
このページをUPしたのは2002年。
22年前ですね。
今になって読み返すと、言ってることが、えらく青くてこっぱ恥ずかしいし、文章も雑。
やっぱサンプルではなく、習作とさせていただきたい。
加藤麻衣子、26歳の風俗嬢、本番がOKになったとAVに
https://scout-diary.net/maiko/
- 2002.9.1 up -
この日記は、田中がスカウトをはじめて3年ほど経ったころ。
あらすじは、ある日の田中に電話がかかってくる。
相手は、1年前にスカウトした女性。
会おうということになって、翌日に新宿で待ち合わせたが、田中は青春が終わったのを察する。
事務所に所属した彼女には、駅まで歩いているときに日記を書くことを勧める。
そのときに「書くことで悩みは半減する」と言った、というもの。
文章の書き方のヒント
UPしてから20年が経ってみると「書くことで悩みは半減する」は「書き続けることで悩みは半減する」に変えたいと思います。
どうしようもない悩みだって、書き続ければ変わってくる。
書いた文章を、1番に読んでいるのは自分自身だから。
書いた文章が、自分自身に問いかけてくるから。
それに書き続けていれば、そのうちに「ちょっと読んでみよう」という人も現れる。
それが1年後か、2年後か。
また5年後か、あるいは10年後か。
はっきりとはわかりませんが、少なからず「ちょっと読んでみよう」という人は現れます。
そうなることで、悩みは良化する。
半減したと実感するときです。
貴方を書いた文章でも、それが来る。
私は、そう信じてます。