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ジャービルの食事(与え方)


食事の量

与えるものや個体によって差はありますが、乾燥した飼料であれば1日に大さじ1杯程度(5~10g)の分量を食べます。
ペレットタイプのフードを与える場合は多少多めに与えておいても問題はありませんが、種子や穀物がミックスされたフードを与えている場合は好きなものだけを先に食べてしまうので、1日に食べきれる分量のみを給餌するようにします。
同じケージ内で複数個体を飼育している場合は頭数分+やや多めの量を与えますが、強い個体のみが多く食べていないかよく観察する必要があります。

回数と時間帯

基本は1日に1回、時間を決めて同じ分量を給餌します。
前日の餌を食べ残していないか、いつもと違うことがないかといった健康チェックのためにも、毎日同じ時間に与えるようにします。
ジャービルは夜間の方が活発ですが日中でも活動する動物ですので、食事の時間は飼い主のライフスタイルによって決めることが出来ます。

給餌の方法

食器に入れて与える、ケージ内に直接撒く、手から渡す方法があります。

・食器を使用する

肥満や低体重、療養中など食事内容を厳格に管理する場合に推奨されます。
陶器、厚みのあるガラス、ステンレス製などのひっくり返されない、ある程度の重さのある物を使用します。プラスチック製のものはジャービルが齧ったり、傷が付いて不衛生になりやすいので避けます。
ジャービルは食物を地中に埋める習性があるので、中に床材を運び込んだり、食器ごと埋めてしまうことがあります。トイレとして使用することもあるので、中身を捨て洗浄してから新たな食事を補充します。
前日与えたものが食器の外に隠されていないかケージ内も毎日チェックします。
また、野菜や果物、生きた昆虫、傷みやすい水分量の多いものは、直接手から与えない場合は必ず食器を使用します。

・床に直接撒く

一見乱雑なやり方に思えますが、自然界での地面から探し出して採食する行動を再現させてあげることが出来ます。
活動量を増やし、良い退屈しのぎになります。
トイレとして使用している場所から離れた、排泄物のない清潔な床材の数か所に軽く埋め、ジャービル自身に探してもらいます。
床材を汚さない、完全に乾燥した種子や穀物がこの方法に向いています。 ペレットは長時間埋まっていると湿気を吸ってしまうので注意します。 毎日食べ残しがないかチェックし、前日のものは処分します。

ケージが狭かったり、床材が少なすぎる(5㎝以下)場合は不衛生になりやすくあまり効果的ではありません。

・手渡し

ジャービルが特に好むナッツやドライフルーツなどはコミュニケーションの一環として、直接手から渡してあげることをおすすめします。
また、多頭飼いの場合は嗜好性の高いものを取り合い、激しい闘争の原因となることがありますので、観察しながら1頭ずつ手渡しで与えると良いでしょう。

水の与え方

ジャービルの1日の飲水量は平均3~5㎖ほどといわれています。
乾燥した飼料を与える場合は常に新鮮な水が飲めるようにボトルを設置しておきます。
皿で与えることも出来ますが、ジャービルが床材で埋めたり、こぼしてケージ内が湿気てしまうのでおすすめ出来ません。
ボトルの水は毎日取り換え、どれくらい飲んでいるかをチェックします。まったく飲まない場合、逆にあまりに多量を飲む場合は病気の可能性があります。
野菜などを与えた日はほとんど飲まないこともありますが、食事から十分な水分量を確保しているのであれば問題はありません。


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