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西所沢「久呂無木」「OHANA COFFEE」「弘法の湯」所沢「らーめん カッパハウス」

西所沢に行った。実は5年ぐらい前に1度降りたことのある駅だ。

以前は「negombo33」という有名な店のカレーを食べたくて行ったのだが、カレーも美味しかったし、帰りに散歩しながら買った団子も風情があって良い思い出になっていた。

今回久しぶりに駅に降りた時は周りを見ても一切見覚えのない景色だったのだが、少し歩くと以前に前を通った雑居ビルなどが見えてきて、うっすらとした記憶が蘇ってきた。

1軒目は「久呂無木(くろむぎ)」という蕎麦屋に入った。

ネットでの評価が高かったので行ってみたが、常連と思われるグループが昼から酒を飲んでいるのと、私のようなお一人様がカウンターにいただけだった。

天もりそば(1800円)を注文したのだが、これがめちゃくちゃに美味しかった。

細くて独特な食感の蕎麦も美味しかったし、天ぷらもトップレベルのおいしさだ。

これは昼よりも夜に入ってツマミの数々と日本酒をじっくりと楽しみたかった。

この店のためだけに西所沢に行ってもいいと思えた。

非常に満足いく食事を終えた後はトボトボと歩いて次の目的地の「OHANA CAFE」に向かった。

たい焼きがイートインできる珍しいカフェだ。

都心部の喫茶店はドカドカ潰れているが、この西所沢にはカフェが少なすぎるのではないかと思うほど、「OHANA CAFE」にはひっきりなしに人が出入りしていた。

運良く席につくことができたが、すぐに満席になり、諦めて帰る客も多かった。

私はお得なたい焼きセットを頼んだ。たい焼き2匹とコーヒー1杯で550円と、かなりリーズナブルだ。

たい焼きなんてどこで食べても一緒だと思っていたが、この店のたい焼きは美味しかった。

特に抹茶は個性的な味わいでオリジナルティが感じられた。ブレンドも美味しくて申し分なかった。

カフェタイムを終えると20分ほど歩いて所沢航空記念公園に行った。日本における航空発祥の地とのことだ。

紅葉の名残でも感じられたらと思っていたのだが、無惨にも葉が散った枯れ木ばかりだった。

そのため航空機と、ベンチに座っていたリスの写真を雑に撮影すると公園を後にした。

また西所沢方面に戻ると銭湯の「弘法の湯」に向かった。

今回の一番大きな目的は2023年末で閉業されてしまう「弘法の湯」でサウナを楽しむことだった。

昔ながらの銭湯だが清潔でピカピカしていたのには驚いた。番台は高齢で何を言っているのかわからなかったが、料金を渡して中に入った。

広さは一般的な公衆浴場とほとんど変わらないが、ジェットバスやショルダーバスも搭載されており、湯も普通のものと薬湯の2種類があった。

サウナは細い通路の先にあり、銭湯部分とは少し離れた場所にあるのが隠れ家みたいで良かった。

都心部の銭湯と違って郊外ではサウナが流行っていないのか、利用者は私ともう1人、2人ぐらいだった。

郊外のサウナに行くと全身にビッシリとタトゥーの入った人が必ずサウナ室に1人ぐらいいてドンと座っているのだが、こちらの銭湯もご多分に漏れずだった。

いつも少し怖いなと思って見ているのだが、特に何かがあるわけでもなく、お互いに個人的なサウナ活動を楽しんで帰るのだった。

水風呂も照明暗めで神秘的な雰囲気を醸し出していた。地下水のせいか特別に気持ちよく思えた。

サウナを出てコーラを飲むと最後の目的地である「カッパハウス」に向かった。

「カッパハウス」は福生に本店のあるラーメン屋でトマトらーめんと呼ばれる変わったラーメンで有名な店だ。

ラーメン屋だがテーブル席も沢山あり清潔感があった。カップルや女性だけのグループがラーメン屋にいるのは新鮮に思えた。

お1人様の私はカウンター席に通された。注文したのはトマトらーめんとチーズごはんのセットだ。

提供されたラーメンは赤いスープの一風変わったラーメンだ。

ネットのレビューでイタリアンみたいだと書かれていたが、細くて硬い麺はいかにもラーメンの麺と言った感じで、麺をすすっている限りは「ラーメンだな」という気持ちが強かった。

ただ食後にチーズごはんを投入すると一気にリゾット化して、これが美味しいのなんの、ラーメンよりもこちらがメインだったのではないかと思えるほどの美味だった。

確かに後半のリゾット形式はイタリアンに近いと感じた。

前評判通りの美味しい店だったので非常に満足できた。

帰りは所沢駅から電車に乗って帰宅した。特に珍しいことのあった日ではないが、食べたいものを食べ、行きたい銭湯にも行けて、飯は全て高レベルで良い日だった。

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