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面会記録◇新潟市議会議員 内山航(前編)

こんにちは。
にいがた減税会の湯沢りつか(@sy0000ys)です。

今回は、2024.4.29(月)に行った新潟市議会議員の内山航さんとの意見交換のアーカイブ(前編)をお届けします。

内容が濃すぎて、一部始終をお伝え出来ないのが残念ですが、ざっくりとまとめています。

大変有意義な時間となりましたので、よろしければご覧ください。

後編はコチラ↓

それでは、どうぞ。

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───メンバーが揃うまで、前回の市議選についてなどを雑談し、その後本題に入りました───

内山航議員(以下、内山):
私は、皆さんのことがよく分からないので、どういう活動をされているのか教えてください。
減税日本と関係があるのでしょうか?

減税会(以下、会。色々なメンバーの発言):
目指すところは近いと思います。
組織で繋がっているというそことではないが、やろうとしていることは似ていると思います。

内山:
全国組織なんですか?

会:
組織という形ではないが、それぞれの地域で似たような志を持った人達の有志のようなものが全国にぽつぽつと出来ています。

SNSのみの繋がりという人達もいるし、実際にリアルで会って活動している人達もいて、それぞれバラバラだが、情報交換だけは密にしています。

基本的に「全ての増税に反対」というコンセンサスで一致しています。

内山:
呼びかけ人みたいな人はいるんでしょうか?

会:
あえて言えば、渡瀬裕哉(@yuyawatase)さんという人ですが、それより以前に何十年も前から活動している人もいます。

特に、にいがた減税会だと、3年前のお正月に、維新の某議員が、選挙(衆院選)前と後で税金に関する意見をコロッと変えたことに反発して発足しています。

それが全国にある感じです。

内山:
どこかの政党とくっついているんですか?

会:
それはありません。

私達の活動は「全ての増税に反対」していれば、どこの政党支持していても構わないし、しなくても構いません。

そもそも政党として減税を打ち出しているところも無いですし...

内山:
例えばれいわとかはどうですか?

会:
れいわはよく言われますが、れいわは消費税を無くして法人税を上げろと言っているので違います。

私達はあくまでも、全ての増税に反対しています。

内山:
なるほど、法人税を上げて、お金持ちから取るというのは、皆さんにとってはダメなんですね。

会:
単純に、国民負担率46%(令和4年度実績48.4%)と言われているが、(収入の)半分を取られているという所を、なんとか減らしたいと思っています。

小さな政府を目指しています。

内山:
小さな政府ですよね、基本的には...
アメリカみたいな感じなんでしょうか?

会:
アメリカは共和党は小さな政府で、民主党は大きな政府ですね。

内山:
民主党は国民皆保険を言っていますね。
新自由主義とは違うんですか?

会:
新自由主義は、一部の左派が批判するために作った言葉だと思います。

実際に何が新自由主義かというと、それぞれ定義が違うので、答えにくいですが...


内山:
減税と関係ないところに関しては一致しなくても、この会には入れるですね。
規制緩和は新自由主義のカテゴリーですよね?

会:
小さな政府はリミテッドガバメント(制限された政府)なので、規制とは政府の方を制限(抑制)すべきという考えです。

政府権力(政府の介入)は、小さい方が良いという考えです。

しかし、これは減税会を名乗っている人の中には、そんなことを考えない人達もいると思います。

内山:
そうすると、全ての増税に反対となると、、想定したことがなくて。

そういう社会を、あまりにもちょっと想定したことがなかったので、驚いています。

会:
例えば、コロナ交付金で巨大なモニュメント(イカキング)を作ったりした例があるが、そういう税金の無駄遣いを減らして手取りを増やしたいと思っています。

全体的に無駄を減らしたいが、その前に(無駄の)財源となるお金(歳入)をカットすべきと思います。

最近では、使われなかった基金を何十億も国庫に返納したニュースがあったが、そういう無駄もあるかと思います。

内山:
小さな政府は、どの程度の小ささなのか...
税金のない社会というわけではないんですよね?
ちょっと今回の意見交換で想定していなかったです。

全ての増税に反対という社会を想像したことがなくて。

会:
イメージとしては、25%だと。

一番日本が経済成長していた時代の国民負担率に近い近似値ですが、その辺が目標値です。

どちらにしても、大きな政府を目指す、税金を使って行こうね、社会福祉を手厚くした方がいいし、財源として増税した方がいいよねという人達が多い中で、カウンターとしての(減税の)考え方をしている人が増えて来ています。

どの程度という具体的な数字というよりは、(税金を)増やす方もどの程度増やすなどは言わずにどんどん増やすので、一市民としては、「もう十分負担してるから、減税のほうがいいよね」という、ふわっとした話をしています。

内山:
私もそれでいいと思っています。

大きな政府を目指す人も、どこまで大きな政府かというところは分からない。

政治家もどんな人達も、マクロの視点で考えたり、ミクロの視点で考えたりしています。
そのどちらも大事な視点なのですが、今自分がどの視点で見ているかを意識することが大事なのかなと思っています。

ミクロの視点だけで考えると、必要だと思われる予算が膨大になってもう一方から見ると無駄な面が出てくるかもしれない。

もちろんマクロとミクロは両方の視点が大事だと私は思っているので、山積している問題の中で、バランスを取っていかなければならないかなと。

新潟市でも、マスコミやSNSなどで「こういう人達が困っている」と盛り上がると、そこに予算が付いたりしますが、その辺は疑問もあります。

そうすると(予算が)大きくなってしまいます。

会:
大きな政府でも小さな政府でも、額面ベースではなくて税率の話だと思います。

経済規模に対して、どの程度行政がお金を使うかという話だと思います。

医療費にしても、税率を弄らずに対応出来る社会であれば良いが、今はそうなっていないので、だからこそ税率の調整(減税)が必要だと思っています。

仮に支える側と支えられる側のバランスが取れているなら、減税しなくても増税さえしなければ経済は成長すると思う。

税率を弄らなくてもGDPが増える。

実際に、減税した後に税収が増えることも海外ではデータとしてあります。

今まで経済政策はいろいろやっているが、失われた30年になったことを考えても、今度は減税してみるのはどうかという提案をしています。

内山:
選択肢のひとつとして、減税はありうると思います。

これは民主主義をどう捉えるかにも関わってくるのではないかと思います。

コロナ禍の当時の財政出動については、民主主義の歪みを感じざるを得ないことも、色々ありました。


───ここで、民主主義と独裁について大きな話に突入したので中略───

民撰議院設立建白書の内容を持ち出して、議会が出来た理由などについてお話させて頂きました。

国会は強すぎる官僚の権力を抑制するために作られたこと。

議会ができる前は、ある意味独裁だったこと。

民衆が政府の権力を抑制させられるという事を忘れさせてしまえば、独裁と対して変わらない状況になること。
(むしろ独裁よりもっと悪い)

などなど...


会:
自分たちの住んでいる自治体で、何が必要か考えた時に、議会が何のために作られたか「権力を抑制するために作られた」という事を理解する有権者が必要だと考えています。

そういう人達が、今、全国各地に現れています。

それに賛同する心ある政治家が、特定少数のための政治ではなく、全体のために何が必要か考えて下さる事を願っています。


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ここまでで、前半の約30分間です。

だいぶ意訳している部分もありますが、だいたいこんな感じで、ざっくばらんに意見交換させて頂きました。

内山議員、お忙しい中、お時間を割いていただき、ありがとうございました!

後半は別記事にまとめます(たぶん)ので、お楽しみに♪


後編はコチラ↓



以下、宣伝。


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そのうち、税金という形で国や地方公共団体に預けたもので、行政が成り立っています。

私たち減税会は、行政の支出(税金の使い方)を見直し、過度な徴税による国民の負担を下げ、手取り(自由に使えるお金)を増やすことで、明るく自由な社会を掴み取ることを目的として活動しています。

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寄稿・編集 ゆざわ



にいがた減税会





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