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危機感が無ければ、税理士も慢心する(と、それに対する対処法)

こんにちは、jojo太郎です。中小企業で経理・財務の仕事をしています。

他部署から経理・財務部に来て、生まれて初めて税理士先生と仕事をするようになりました。そこで知ったこと、気づいたことがあります。
その一つがこれ。

危機感が無ければ、税理士も慢心する
少なくともウチの税理士たち(複数人います。当グループは複数法人あるので複数人で分担されてます)はそうでした。

10数社あるグループ法人について、ほぼ全社の税務申告をお願いしてます。
私たちが切った仕訳について、チェック、修正指示してもらってます。
月一回のミーティングも行ってもらってます。
それの年間の顧問料と決算申告業務料で、かなりの額を支払ってます。

で、私が感じた印象は、
・当社の社長にはペコペコしてるが、社長が居ない場では、私たち経理メンバーにはずいぶん偉そう。
・会計について、"御社の仕訳はレベルが低い"、"経理経験者を外部から採用した方がいい"と社長に言う割には、税理士による仕訳チェックは、消費税と固定資産税についてしか指摘してこない。
・"クライアント(当社)の利益を最大化するために節税の選択肢を複数提示"するのではなく、"税務署に睨まれないで無事に納税するために唯一の正解を提示"しているように見える。
などです。

要約すると、なんだこの税理士たち、ナメくさってやがるな、です。

私は、コンサルタント兼 税理士の岡本吏郎さんのファンなので、
税理士と言ったら、税務、会計、ビジネスについて本気のアドバイスをしながら経営者と伴走する存在なんだ、と思ってました。

現実は、じぇんじぇん違いました。

①大きい事務所の税理士は、所詮サラリーマンである。(ビビって当社の社長へ耳の痛いことは言いません。結局私が社長へ具申してます。)
②税理士事務所の業務フロー・仕組み化が甘い。
(税理士同士で情報共有・引き継ぎがなされてない。仕事のやり方が税理士によって異なる、など御事務所の業務フローどうなってます?と言いたくなることがしばしばありました)
③税理士は、会計について大した知識は無い。
(税務のプロだが、会計のプロではありません)
④税理士は、経営について大した知識は無い。
(税務のプロだが、経営のプロではありません)

税理士がこうなったのには、理由がある

会社の用心棒、プロフェッショナル、というイメージを持っていた私は、
残念に思うことだらけ。
けど、彼らが悪い訳じゃありません。私が勝手に妄想して、高すぎる期待を持っていたことが悪いんです。
期待値を下げて、そもそもこの人達は「税務に詳しい社外のサラリーマン」と定義しました。そしたら、腹が立つことも減りました。

さらに思ったのは、
10数社の決算を全て任せていたら、人間慢心もするよな。
更に、当社の経理・財務メンバーが反論もせず、疑問もぶつけず、税理士に言われたことを従順にやっていて、何年も経っていたら、そりゃもう慢心して当然だな、と。

対処法

人にご紹介していただき、
「独立して事務所を構えておられる、税務に詳しい会計士」の先生と知り合うことができ、一部の法人について顧問契約&税務申告を依頼しました。
それと一緒に、他法人についてもNDAを結び、セカンドオピニオンを頂く契約を結びました。

でぇ、
■一部の法人について、他事務所へ切り替えた。
■セカンドオピニオンで貰ったアドバイスを元に、私jojo太郎の意見として鋭い突っ込み質問をするようになった。(「先生はこう仰っいますが、こう解釈すれば税務署もOKと言わざるえないんじゃないですか?」など)

そうしたら、
税理士先生方は、以前より実直にお仕事されるように変わりました。
(私にはそのように見えます)

とさ!





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