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毎月の銀行返済額を長~い一覧表にした

こんにちは、jojo太郎です。とある会社で、経理財務の仕事をしてます。
今日は銀行返済額を表にした話しです。

毎月の銀行返済額は、20年先まで正確に決まっている。


毎月支払う予定額が、先々まで決まっているもの、ありますよね。
代表的なものが、金融機関への借入返済額です。
10年先、20年先まで、月ごとの返済額が決められています。
金融機関から表が送られてきます。
それぞれバラバラに保管してましたが、全ての借入に関して一つの表に転記し、まとめた一覧表にしました。超単純な表ですが、作ったらしょっちゅう見返す便利な表でした。

今年、いくら返済するんだっけ?

営業から財務に異動になってすぐの頃、社長に「jojoくん、〇〇銀行からの借入は今、残高いくらだっけ?」と聞かれて、即答できませんでした。いや-、恥ずかしい。その後、銀行ごとの借入残高を暗記するも、今度は「今年、当グループは、全部の銀行に、いくら返済するんだっけ?」と社長に聞かれて、またも答えられない・・。悔しいやら、恥ずかしいやら。
これは言い訳ですが、数社の法人が複数の銀行から借り入れしており、なおかつ、一部の借入は数ヶ月に一度返済、という変則的な返済予定だったので、けっこう覚えにくいんです。

必要なのは、全て書き出すこと、足すことだけ

で、やったのが、全てのグループ法人で、全ての借入を書き出すこと。
借入額、現在の残高、それに月々の返済額。特に、月々の返済額は、向こう60ヶ月分ほど書き出しました。こうすると、変則的な返済のものが混じっていても正確な返済額が分かります。
※借入残高は毎月減るので、月一回、この表の借入残高部分を更新します。

イメージ(借入1本につき、1行。毎月の返済額は、右に60ヶ月分くらい伸ばしていく)

この表のお陰で、
今月いくら返済すればいいのか、今年はいくら返済するのか、すぐに分かります。資金繰り表を作成する際、非常に使えます。
また、銀行との交渉前に見直せば、この銀行にはどんな借入が何本あるのか、借入前は今いくらあるのか、などすぐに分かります。

当たり前のことがなされていなかった財務は、なぜ生まれるか

今思えば、金融期間ごとの借入残高、返済額なんて、分かっていて当然です。資金需要に対して、どのように借入、返済をコントロールしていくのか、が仕事なんですから。しかし、当社ではそんなこともなされていませんでした。外部から来た私が表を作り、部下に教え、ルーティンワーク化しました。
なんで当たり前のことがルール化されていないのか?
私が思うに、「仕入れや在庫が不要なサービス業だから。そして、BtoCで現金商売、かつ、粗利益率が高いため、キャッシュリッチになりやすい業種だったから。その結果、売借入残高、毎月の返済額を把握しなくても、ビジネスが回る健全財務だったから」です。つまり、もうかりやすい、いい事業ドメインを選んで商売していた。そうすると健全財務ゆえに財務部門がちゃんと仕事してなくても資金がまわるので、財務部門はそこに甘んじていた、ということです。

自分は仕事をしているのか?誰かの仕事にただ乗りしているのか?

これって、実は当社のいろんなところで起こっているのでは、と思います。
店舗営業で成果出してドヤ!顔していたかつての自分も、実は「稼ぎやすいドメインで勝負させて貰ってるお陰」で成果出せてた部分が大いにあるな、と。それって、つまり、稼ぎやすいドメインを選んだ人(当社の場合は創業社長)の、かつての仕事にただ乗りさせてもらって、勝たせてもらってる、とも言える訳です。おお、こいつは財務部の古株社員をどうこう言えないぞ。
これって、当社だけでなく、いろんな仕事の現場で起きうること、じゃないですかね?不都合なことなので、あまり語られないことでしょうが。皆、自分の成果は、自分の努力によるものだ、と思いたいものですからね。
でも、もし今あなたが「自分は成果を出してるのに、報われない」と感じてらっしゃるなら、「自分は今、仕事をしているのか、誰かの仕事にただ乗りしている部分は無いのか?」と、自問してみてはどうでしょうか。嫌だけど、愚痴るより気づきがあるかもしれません。

あとがき(この記事の構造)

この記事は、最近学んだ型
①自分の体験
②それが起こる背景・理由・構造
③一般化・普遍化
④読者への問いかけ
で書いてみました!

それを学んだvoicyはこちら





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