幼馴染との関係性

高校2年生の１月
？：○○お昼食べよー
〇：はいよ～、いつものところいこー”美羽”
美：いこー
僕たちは、いつも人がいない旧校舎の教室に行く
〇：あー寒い～
美：とりあえず食べちゃお？
〇：そうだね
美：はい、今日のお弁当
〇：ありがとう！
美：今日はのり弁作ってみた
〇：ありがとう！　ﾊﾟｶ
〇：え！本当に美羽が作った？
お弁当を開けると海苔を器用にカットして大好きと書いてあった
美：別にいいでしょ！彼女なんだから…
俺と美羽は中学３年生の夏から付き合い始めた。
それまで美羽は正直言うとめちゃくちゃモテていた。
僕が嫉妬するほどにモテていた。
なんなら、僕に美羽の連絡先を聞いてくるやつもいた。
だけど、美羽は全部断っていた。
美羽は夏休みに中学では珍しい補習を受けていた。
その日僕は帰宅部に入っていて、午前中に友達にサッカーに誘われてグランドに来てボールを蹴っていた。
昼時に帰ろうとして校門を通ると美羽が後ろから走ってきた。
美：〇〇じゃん！一緒に帰ろ！
〇：いいよ、また美羽は補習が
美：うん、面白くない…
〇：今度のテスト勉強俺の家でやるか？
美：え？いいの？
〇：うん、いいよ
〇：その代わりちゃんと勉強してね？
美：わかった！じゃあ本気になれないから勝負しよ？
〇：受けて立つ
美：じゃあ、負けた方が勝った方の言うことを聞くでいい？
〇：いいよ〜
9月のテストでは見事に〇〇が勝ちましてお願いは…

〇：美羽、僕は村山美羽と言う君が好きだから付き合ってください！
美：バカ…遅いよ…ｷﾞｭッ
美：これからもよろしくね？彼氏くん
〇：こちらこそよろしく！

こうして、〇〇と美羽は付き合うことになりました

〇：あー懐かしいなぁ
美：ん？何が？
〇：いや、僕たちが付き合い始めた時のこと思い出してたw
美：そうなんだw食べないと遅れるけど大丈夫？
〇：あ、やべとりあえず　ﾊﾟｼｬ
美：え？なんで撮ったの？
〇：嬉しすぎて撮りたかった
〇：美羽こっち向いてー
美：え？　ﾊﾟｼｬ
美：撮らないで…
〇：ごめんごめんつい、美羽が可愛すぎて
美：一緒に写ってくれるならいいけど
〇：よし今すぐ撮りましょう　ﾊﾟｼｬ
〇：やっぱり可愛い…
美：やめて…恥ずかしい…
美：それよりあと5分…
〇：やばい！
その後味わいながら完食しました。教室に戻り
もう1人の幼馴染の的野美青に話しかけられた
的：今日遅かったねw
〇：話したり、美羽の弁当で驚いたりして遅くなったw
的：え？弁当どんなのだった？
〇：えっとね、これ
さっき撮った写真を見せた
的：これはやってますねぇ
〇：まじでびっくりしちゃった！
美：（あとでお仕置だな）

～完～