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部下の友達は部下と同じ扱いをしていいの?自分勝手な種分けをしないで

自分が人にされて嫌な思いをしたことは、自分がその立場になったとき人にはしない。
経験したことは人によって感じ方が違いますが、ある程度大人になった今、改めて考えて本当に「必要ない、良くない」と思った行為は出来るだけしないようにしています。

今日は私が20歳くらいのときに経験したことを書きます。

私は今の主人と20歳くらいから付き合い始めた。
私はその時まだ学生だったけど主人はもう社会人になっていた。でもまだ新人だった。

あるとき、主人に
「会社のみんなでこんどスキーに行くことになってさ。彼女も連れてきなって言われてたから一緒にどう?」
と言われ付いていくことになった。

その時あたりまえだが会社の先輩や上司たちと一緒にいるわけで(もちろん主人は一番下だし同期の人はいなかった)色んな人と色んな話をした。

私は初対面の方たちばかりだし、若かったし、全ての人に敬語を使って話した。
すると、そこにいた先輩たちも私が敬語を使うと同じように敬語で話してくれたり、使わなくても優しい口調「~だよね。」「~なのよ。」と言う感じで話してくれた。

そんな中40代の上司は私に何だか命令口調だった。
初めて会ったのに苗字をいきなり呼び捨てにされ、驚いた。
怒る…までいかないが、あまりいい気分ではなかった。

おそらく、部下の彼女なんだから部下と同じような扱いをしていいと思ってたのだと思う。
でも、それはおかしなことだと思った。
ある程度の歳の差は考慮したとしても、自分の部下の彼女なんだからと私を「部下」というカテゴリーに勝手に入れるのはどうかと思った。

私はあなたの部下ではないし、人と人が会ったときある程度の礼儀って必要じゃないかなぁ。

そう思った。言えなかったけど…。

そして、また別の日。

今度は会社のバーベキューに誘われた。
同じようについていくと今度は違う上司の方がいた。40代くらいの男性。

しかし、その人は私を「さん」付けで呼び、敬語を使って話してくれた。話題も主人がいかに会社で頑張っているか、有望であるかなど、そんな私が聞いて喜ぶような話題を話してくれた。

素直に嬉しかった。その時私は思った。

もしこれから彼(主人)と結婚して、この人がどれだけ上の立場に行ったとしても、彼の立場に甘えて礼儀を忘れる人間にはならない様にしないと。

それから私は主人と結婚し、20年以上経った今、ありがたいことに彼はトップのポジションにいる。

バーベキューや展示会など家族が参加したとき、主人の部下に当たる人たちが妻である私にわざわざ挨拶に来てくださるときがある。

その時は必ず立ち上がり、私も深く頭を下げる。もちろん子供たちも。
「主人がいつもお世話になっております。ありがとうございます。」

これからも、どんな立場に立っても人としての礼儀を忘れない様にしたい。


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