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何気ない一言から今の幸せを見つけた。時間が無事流れている嬉しさ

今日は、子供が「あぁ、歳を重ねたんだな」と思えた事を書きます。

昨日の夜のこと。

中学生の息子が塾から帰ってきて、夜遅くなっていたので少しお腹が空いたから何か食べたいと言った。

ご飯を勧めたが「いや、もっと軽い物でいい」と言いながらガサガサお菓子の入ったカゴの中を探し始め、この前実家に帰ったときにお土産でもらったおかきが入った箱を見つけた。

「お!これ食べたい。」
と言うので、どうぞと勧めると、いそいそと包み紙をはがし始めた。

最初は丁寧に包み紙をはがしていたが、早く食べたかったのか途中でビリっと破って箱を出した。

すると息子はその半分破られてた包み紙をジーっと見つめ
「何だか懐かしいや。」
とクスっと笑って言った。

「え?何が?」

「懐かしい」の意味が分からなかったので私が尋ねると
「クリスマスの時にさ。小さいころよくこうやって包み紙開けてたなと思って。プレゼントが嬉しくて嬉しくて、早く見たくてビリビリに破いて開けてたっけな。」
と言った。

それを聞いて何だかほっこりした。

そして、息子は「懐かしい」という過去が出来るほど大きくなったんだなと思った。その言葉が出るという事はそれだけ無事に生きてこれたという事なんだからありがたい。

それは息子に限らず私もそうである。私も息子の言葉を聞いてまだ小さかった息子を思いだし「懐かしい」と思った。

本当に何気ない言葉から小さな幸せをもらえた気がした。

また今から「懐かしい」事が増えますように。そう願う。


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