算命みちくさ

諸岡青峰(もろおかせいほう)                             …

算命みちくさ

諸岡青峰(もろおかせいほう)                                            朱学院中国占星術学校にて歳位取得  朱の会会員 会の算命学教室Textの一部を投稿しています ご了承下さい 占技のみならず算命学自然思想の深掘りができたらと思います

最近の記事

◎丁丑(干支番号14):(結婚で苦労してうまくいく人)

丁丑(癸辛己):天庫星(車騎禄存鳳閣)  5-8  『日干の丁火は純陰の土によって洩らされ、火気は消耗されるのみである。~』(朱学院算命学六十花甲子法の丁丑日より一部抜粋) * 解説 丁丑は、湿土の上の丁火。 冬の湿った土の上でたき火をするようなものです。 丁火の気を洩らしているので、火生土と土を温めようにもなかなか暖かくならないので、火のけは消耗されるばかりです。 なので、丁火の力を発揮させるには、燃料の木性が必要で、甲木が透干してるのが最もありがたくて、さらに、庚金

    • ◎丙戌(干支番号23):(派手やかさがあり、食録に困らない人)

      丙戌(辛丁戊):天庫星(司禄石門鳳閣)   5-10 『丙戌日を、「地綱の日輪」といい、人生において起伏が激しいとされる。~』(朱学院算命学六十花甲子法の丙戌日より一部抜粋) * 解説 丙戌は、山に沈む晩秋の太陽を「地綱の日輪」と言い、日没時は陽光の力が弱く徐々に隠れていく姿です。 しかし、その割には実際より見た目が大きいので、みずから積極的に動かなくても派手な人に見られやすいです。 そのため、外面を好む向きがあり、起伏の激しい人生とされてます。 とはいうものの、戌土の中

      • ◎丙申(干支番号33):(風流好みの人)

        丙申(戊壬庚):天胡星(鳳閣車騎禄存)  4―12 『丙申を「崑崙の夕日」という。太陽は申に至って生気を失う。即ち光栄久しからず。........丙辛は風流心に富み、品性を保つ人を作る。』  朱学院算命学六十花甲子法の丙申日より一部抜粋 * 解説 申金を十二支の時刻で見ると、夕方になります。 崑崙(こんろん)山に沈みゆく夕日は、陽光の力が衰え、陽気が弱まる。 それで、弱まった丙火には木生火の相生で強め、壬水の海や大きな湖があれば、夕日が光を反映して遠くまで輝かせることができ

        • ◎丙寅(干支番号3):(周りを明るく、好かれやすい人)

          丙寅(戊丙甲):天貴星(鳳閣貫索龍高)   9-3 『天は火性、地は木性、天地は相生の形が整う。寅は丙火の調和を保つ所で、人から好かれやすい。~』(朱学院算命学六十花甲子法の丙寅日より一部抜粋) * 解説 丙寅は木生火の相生の形で、春の太陽。 ちょうど良い気候の樹木。 この季節は、明るく暖かいです。 これを人間にたとえたら、暖かさや華やかさを備えているので、この人がいることであたりが明るくなってしまうような雰囲気をかもし出します。 そのため、好かれやすく嫌われない性格の持

        ◎丁丑(干支番号14):(結婚で苦労してうまくいく人)

          ◎丙午(干支番号43):(強烈な存在感を持つ人)

          丙午(己丁):天将星(調舒石門)   12-4 『天上の火性と地上の火性が、相会する干支である。          これをもって「中天の烈光」という。~』 (朱学院算命学六十花甲子法の丙午日より一部抜粋) * * 解説 夏の旺地の太陽で、本元に太陽の根がある火性比和の形です。 それで、真夏南中に位置して、陽が極まった激しく照りつける太陽。                これを、「中天の烈光」といいます。 そのため、相剋の金性で金生水と水を強め、あるいは日照りの土地には水性が

          ◎丙午(干支番号43):(強烈な存在感を持つ人)

          ◎丙辰(干支番号53):(春秋生まれで成功者になりやすい人)

          丙辰(乙癸戊):天南星(玉堂牽牛鳳閣)   10―5 『天干の太陽の丙火が一服して天頂に向かう時であり、丙辰は中和を保ってる太陽である。~』(朱学院算命学六十花甲子法の丙辰日より一部抜粋) * 解説 丙辰は、太陽が春の終わりの土用を経てさらに高く昇り、ちょうど良い気候で、作物が日一日と生長する時期でもあります。 日干支としては、これだけでバランスがとれているので、宿命の中では、月支の季節が何であるかによって大きく影響を受けることになります。 なので、 夏・冬生まれといっ

          ◎丙辰(干支番号53):(春秋生まれで成功者になりやすい人)

          ◎六十花甲子と守護神法 その3

          片寄った宿命の消化の仕方! 守護神法の高度な見方になります。 シュウペイ 1987.7.16男性  丙丁丁 戌寅未卯 亥戊丁  丙乙  甲己乙  3 丙午 13乙巳 23甲辰 33癸卯 43壬寅 * 日干丙火は夏の太陽。 未土は夏の終わりですが、乾燥土なので水が必要です。 それで、第一守護神は壬水。 庚金は、金生水と水を生じる水源の役目にもなります。 大きな水には大きな水源が良いので、第二守護神は庚金になります。 * それで、この宿命は、 『調候の守護神→壬水庚金。ただ

          ◎六十花甲子と守護神法 その3

          ◎丙子(干支番号13):(感性鋭く感情の起伏が激しい人)

          丙子(癸):天報星(牽牛)    3―9 『丙子日を六秀日とも言い、秀でた者、聡明なる人物が多いとされる。 また、官星に座すために、男女とも容姿にこだわりやすく、美男美女を配偶者としやすい~』 (朱学院算命学六十花甲子法の丙子日より一部抜粋) * 解説 丙子は、太陽と水のバランスが良いため、優秀な人が多い。 また、二十八元癸水により配偶者の場所が牽牛星になるため、プライド高く配偶者の容姿にこだわりやすい。 * 男性は、丙子の蔵干癸水が六進法でみると配偶者の父と同じ干になるの

          ◎丙子(干支番号13):(感性鋭く感情の起伏が激しい人)

          ◎乙亥(干支番号12):(不完全を活かせる人)

          乙亥(甲壬):天極星(石門玉堂)   2-4 『乙亥を「水上寄生の木」とし、天極星の死地に座してはいるが水に寄生するために、死中に活を得る。~』 (朱学院算命学六十花甲子法の乙亥日より一部抜粋) * *解説 乙亥は、亥(冬の水)に浮いている草(水上寄生の木)として、乙から亥をみた従星は天極星で死人の星。 なので、 不安定で人生が定まりにくいとみます。 ただし、 浮き草ゆえにこの干支のみでは地に根付かない。 なので、 みずからの株(根)を大地に根ざした他の木につなげると良い。

          ◎乙亥(干支番号12):(不完全を活かせる人)

          ◎乙酉(干支番号22):(雰囲気がよく周りを楽しませる人)

          乙酉(辛):天馳星(車騎) 1-12 『花木が酉の金性で根を切られている型である。花木が利刃に遇うゆえに「盆栽の花」という。鑑賞には見事であるが、実用には向かない~』 (朱学院算命学六十花甲子法の乙酉日より一部抜粋) * *解説 乙酉は金剋木で、この木は十二大従星の中で最弱(天馳星1点)の木性。 その花木が鋭い刃物(利刃)によって切られているので実用には向きません。 これが甲木なら、材木にできるのですが、乙木なのでそうはいきません。 だから、生け花とか盆栽で鑑賞するならお

          ◎乙酉(干支番号22):(雰囲気がよく周りを楽しませる人)

          ◎六十花甲子と守護神法 その2

          真鍋かをり 1980.5.31女性  甲辛庚 9 庚辰 寅辰巳申 19 己卯 卯乙戊戊  29戊寅 癸庚壬 39丁丑 戊丙庚 49丙子 調和の守護神:火性がとれないので、洩らして日支の癸水を守護神とします。 このほかに、格法をさがすと、従官格破格と殺印相生格破格になります。 なので、 守護神法として、この宿命は破格でも活かすことが可能です。 言うまでもなく、破格は調候調和と共に並べてみていくことができます

          ◎六十花甲子と守護神法 その2

          ◎乙未(干支番号32): (愛想良く周りから大事にされやすい人)

          乙未(丁乙己):天印星(貫索鳳閣禄存)  6-11 『雑気の土に位する草木であり、これを「柔軟の木」という。 つまり、藤蔓の類いであって、~』 (朱学院算命学六十花甲子法の乙未日より一部抜粋) * *解説 乙未は、夏の草で雑気の土に生える藤蔓(ふじづる)などの柔軟性がある草木です。 なので、それを支えるための甲木があればありがたいです。 亥寅の支合や甲木の透干はもちろんのこと、癸水の雨は草木の生長にとっては大きな助けとなります。 日干支乙未の人は、水性が必要不可欠なんです

          ◎乙未(干支番号32): (愛想良く周りから大事にされやすい人)

          ◎六十花甲子と守護神法 その1

          算命学守護神法を学ばれておられる方、また、算命学教室で指導されている方を対象とした記事です。 守護神法の高度な見方になります。 ここでは、「算命みちくさ六十花甲子法」の記事で比較的🧡スキマークが多かった、甲辰日を例に、六十花甲子法から守護神法をみていきます。 甲〇〇 辰〇〇 読者のみなさんには、このブログの六十花甲子甲辰日を読み終えていることを前提に話を進めます。 なので、この日干支を手短にまとめますと、 ①甲辰は、春の終わりの樹木です。 ②辰の中は、乙癸戊で、木性水

          ◎六十花甲子と守護神法 その1

          ◎乙巳(干支番号42):(華やかな人)

          乙巳:(戊庚丙):天恍星(司禄牽牛調舒)  7-9 『自分の気を座下に洩らすので、女命をもって吉日とし「倒挿の花」という。』 (朱学院算命学六十花甲子法の乙巳日より一部抜粋) * *解説 乙巳は、木生火と天干の乙木から地支の巳火の相生するので、女性の場合自分の気を夫に洩らすことができることから夫に従いやすい。 そのことから、「倒挿(とうそう)の花」はさかさにさした生け花、かんざしの花などの髪飾り、控えめな花から転じて、おとなしく従順でありながら、地支巳火の季節が夏期で陽気

          ◎乙巳(干支番号42):(華やかな人)

          ◎乙卯(干支番号52):(食べるのに困らない人)

          乙卯(乙):天禄(貫索)   11-3 『この日をもって「五穀秀実の柔木」として、食録有余の人となりを作る。~』 (朱学院算命学六十花甲子法の乙卯日より一部抜粋) * *解説 乙卯は、春の中心の草木でもっとも生長盛んな時期です。 なので、食いぶちに余裕がある人(食録有余)になります。 その安定さゆえに人生は穏やかさを保つことができます。 しかし、貫索星と従星の天禄星ゆえに、性格的に気位高く他人を下にみるところがあります。 元来、干支の組み合わせ上、天地共に木性なので、金

          ◎乙卯(干支番号52):(食べるのに困らない人)

          ◎乙丑(干支番号2):(へこたれない人)

          乙丑(癸辛己):天堂星(龍高車騎禄存)  8-5 『乙丑を「雪中和生の木」という。~』 (朱学院算命学六十花甲子法の乙丑日より一部抜粋) * *解説 乙丑は、晩冬の枯草。 それが木剋土と、乙木が地支の丑土を剋してます。 しかし、蔵干の中の癸水辛金己土をみると、下から上に向かって順に、土生金、金生水、水生木と日干にまで相生してます。 なので、乙丑が木剋土と日干が地支を剋しているといっても、有情。 つまり、内なるものに、「ものごとを生じるはたらき」があるとみます。 ちなみに、

          ◎乙丑(干支番号2):(へこたれない人)