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奈倉有里/逢坂冬馬『文学キョーダイ!!』

 ロシア文学者の姉と小説家の弟の、姉弟対談。とても読みごたえがあった。
 まず、二人の家庭環境に、すごく共感するところがあった。私の両親も、子どもを一つの人格を持った存在として見てくれたから。それに、父親が研究者というところも共通点。一気に親近感が湧いた。
 中身は、かなりシリアスな面も。日本では暗黙の了解でタブーとされている小説家の政治への言及も、真っ向からしていた。とても好感。
 逢坂冬馬先生の作品を読んだことはあったけど、奈倉有里先生の著作はまだ。近々読みたいなあと思った。

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