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チョコレートケーキ

甘いものは本来あまり得意じゃないんだけど、チョコレートは好きな方で、でもやはり甘すぎるのは苦手なんだけどビターでカカオの風味がしっかり効いてるチョコレートはたまに無性に食べたくなる。

チョコを使ったスイーツでわたしの中でイチオシなのは、生まれ育った札幌にあるケーキ屋さんのチョコレートケーキ。
これがめっちゃ美味しくて、今でも帰省すると食べに行くくらいの絶品。

そのお店は学生時代に友だちと行ったのが最初。
仲間内で、”喫茶店めぐり”がブームになった時期があった。
喫茶店ですごすことそのものがちょっと背伸びをしてるくすぐったさがあったのだが、市内で気になる店をピックアップしては連れ立って行った。

「ププリエ」というその店もそのうちの一つだった。
カウンターに4〜5席、窓際に4人がけテーブルが一つ、というこぢんまりとした店の奥では、いかにも職人って感じのおじさん店主(あの頃はまだ”パティシエ”なんていうおしゃれな呼び方は知らなかった)がケーキを作っていた。
ショーウインドウには季節のケーキやプリンと並んでチョコレートケーキが鎮座していた。

トップ画像の右上のがそれ。

何度となく通ったけど、2回に1回はチョコレートケーキを選ぶくらい、ここのチョコレートケーキはわたしにとって特別だった。
見てわかるとおり、チョコが何層にもなってて、複雑かつ絶妙な食感と味を堪能できる。
どこが「特別」かというと、ここのケーキがわたしにとってその後の「チョコレートケーキの基準」になったこと。
どこのどんなチョコレートケーキをいただいても、最初に「美味しい!」ってなったププリエのチョコレートケーキを思い出す。
そのくらい特別なチョコレートケーキになった。

ああ、書いていたらまた食べたくなった。
今年も帰省したらまた行くんだ!


最近は娘さんがガレットやワッフルを不定期で販売しているらしい。
そっちはまだタイミングが合わず未体験なのでいつか食べてみたいと思っている。

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