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いまさら聞けない珈琲の基礎知識

前回の記事はこちら

それでは珈琲の淹れ方を共有していく前に珈琲の基本についておさらいをしたいと思います。毎日のように飲んでていても意外に知らないってこともあるので知識的なところから共有していきましょう。

珈琲豆の産地から、どういった流通経路を経て私たちの手元に届いているのか、珈琲にはどんな種類やどんな挽き方があるのかなどを知ることで珈琲の味わいにもより深みを増すというもの。楽しみながら覚えていきましょう!

前回にもお伝えしましたが、珈琲はアカネ科の常緑樹で、熟すと実が赤くなります。その姿形がサクランボに似ていることから「珈琲チェリー」などと呼ばれていまして、この実も食べてみると少しだけ甘みがあります。

ただし可食部が少ないので食用には向かないので、珈琲はこのチェリーの種を乾燥させて、さらに香りを引き出した上で焙煎をすることでかぐわしい香りを醸し出して世界の人々を魅了してきたのです。

この珈琲の来歴について実はよくわかっていないのです。9世紀に書かれたイランの医学書が珈琲登場の最初と云われています。

珈琲の生誕伝説には大きく2つあるので紹介したいともいます。


ある修道僧の伝説

むかし、今のところでいうところのイエメンの港町であるモカという町に、ハジ・オマールという修道僧がおり、ある事件がきっかけとなってオマールはモカの街を追い出されて砂漠へと逃げるように出ていきました。

オマールは何日も砂漠をさまよっている時に、低木に実る不思議な赤い果実を見つけたのです。

しかし、わずかな水しかなかったオマールは、その果実から水分を得るために口に含みましたが苦くて喉を通りませんでした。

そこで火で焙ってみたのですが今度はとても固くなってしまい食べ物にはなかったので、水で柔らかくしようと水に浸してみたところ、水は茶色く濁りました。

オマールがその水を飲んでみたところ、砂漠の疲れも吹っ飛ぶような活力が得られたのです。

そして生き延びることができたオマールはモカの街に戻って人々に、この実枠の飲み物を伝えたのです。

カルディ伝説

むかし、今でいうところのエチオピアであるアビシニアで、6世紀ごろにカルディと呼ばれるヤギ飼いの男がいて、自分の世話をしているヤギが、牧草地に生えている低木に実る赤い果実を食べていつも以上に元気に飛び回っていることに気付きました。

それを修道僧に伝えたところ、その修道僧は果実の効能が本当かどうか確かめてみることにしました。

火で焙って煮立てて飲んでみたところ、気分が驚くほど爽快になって修道僧は、伝聞を広め王国全体に広まって国全体で愛される飲み物になったというのです。

石の上にも三年

珈琲の樹は、苗木を植えてから実が収穫できるようになるまで品種や栽培方法によって変わりますが約3年はかかります。

しかし、その後には20年にも渡って収穫できますし、産地によっては樹齢50年以上の樹もあります。

日本のベランダでもうまく育ててやれば収穫できるのでチャレンジしてみるも楽しいかもしれませんね♪

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