見出し画像

【ワイナリーという世界】コラム③ フライングファーマーという世界

フライングファーマーは、季節の違いを利用して一年中安定した仕事を持つ農業従事者を指します。

この概念は特にワイン産業で顕著で、北半球(例えばフランス)でブドウ栽培やワイン醸造を行う人々が、異なる収穫期を持つ南半球(例えばオーストラリアやチリ)で同様の仕事をすることによって、年間を通じて連続して働くことができます。

筆者の場合は、ミャンマーでブドウ栽培のアグリコンサルとしてクライアントのサポートにあたっています。

このようにして、彼らは一年中ブドウ栽培や醸造に携わることが可能になり、季節に依存しない安定したキャリアを築くことができます。

また、醸造コンサルタントとしてのキャリアも存在します。

これは、ワイン醸造の専門知識を持ち、世界中のワイナリーを訪れて醸造技術や品質管理のアドバイスを提供する仕事です。

フライングファーマーとしての経験は、醸造コンサルタントにとっても非常に価値があると考えられ、異なる気候や土地のブドウ栽培に関する実践的な知識を深めることができます。

このような国際的な経験と専門知識は、ワイン産業における彼らの価値を高め、多様なワイナリーの発展に貢献しています。


よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!