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JK1のために簿記3級を解説してみる 15回目 法人税と納付

いつも見に来てきていただきありがとうございます!
今回は、法人税等を書いていこうと思います。
法人税は、法人(会社)にまつわる税金で、法人が利益が出た時に税金をおさめます。
簿記3級においては法人税の金額や納付金額は与えられて出題されます。
難しくはないのですけど、スケジュール感のイメージがあれば理解しやすいなと思いましたので、スケジュール感を入れて書いていこうと思います。


法人税のスケジュール

法人税等のスケジュール

3月決算の会社では図のようなスケジュールで法人税計上と支払が行われます。
3月決算をし、法人税を計上
②5月末までに、納付
③次の決算に向けて、11月で中間納付
①3月決算をし、法人税を計上

といった流れで、この繰り返しが続きます。
簿記のテキストではスケジュール感がないのでいまいちピンとこなくてイメージしづらいかなと思いましたので、図にしてみました。

中間納付

11月末(3月決算)の期限に中間納付した際には仮払法人税という資産の科目を使います。
あくまでも仮の勘定科目です。
納付書が届いて、法人税や住民税と事業税の支払をします。

法人税計上

3月決算が確定した段階で、利益が確定します。その利益に対して、法人税がかかります。
企業によっては税理士さんに申告書を作ってもらったりして、税金の金額を確定させます。その時確定した金額が、費用科目法人税、住民税及び事業税(法人税等)の科目を用いて計上します。
また、中間納付をした場合には、仮払法人税を貸方に振替て、残りの金額を未払法人税(負債)として計上します。

期末納付


決算が確定し、5月までに申告書を提出したのちに、中間納付金額を差し引いた金額を納付します。
貸方に計上されていた、未払法人税を取り崩して記帳します。

まとめ

仕訳は難しくないのですが、法人税の納付をしたことがないとピンとこない問題かなと思います。
わかりにくければ、仮払金して、費用を立てて、残った分を未払にしてあとで払うといった感じのイメージが出来れば大丈夫かなと思います。

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