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伊東チュータんけん(2) 東京 国立 一橋大学 兼松講堂

 (1)でアップした建築家 伊東忠太の代表作 築地本願寺の竣工は1934年(昭和9年)で、こちらは東京 国立市にある一橋大学 兼松講堂。
すごく歴史あると見えるけど、こちらは1927年 (昭和2年)の竣工だそうです。存在感すごいなあ。

イタリアやイギリスの歴史ある建造物と並んでても、印象残せるんだろうなあと思いました。

兼松講堂は一橋大学の西側のキャンパス内にあるので、守衛所で一声掛けて見学。

兼松講堂 正面
正面には窓上と
アーチ周囲にいろいろ棲んでます
ナンダ コレ?
おどろおどろしさはすごい。

東南アジアからやってきたのじゃぞ って感じ。
アーチ周りは怖いの、
おもしろいのが混在。

モチーフはなんだったんだろう?
正面から左手に回るとこんなのもあります
どちらもジブリに出てたねえ って感じ。

この2つは竣工当初からのものかな。
消耗、傷みが気になりました。

西キャンパスの中心?は四方に建築物があって、北側の兼松講堂が伊東忠太作品だけど、他の三方の建築もそれぞれアジがあります。

円形のガーデン+噴水を囲むように
四方にアジのある建築物


西側の図書館


入口上の怪獣
アーチ周囲の飾り
正面から見ると顔でした


南側の本館入口横にいる
ベロ出し怪獣

おーい、右の怪獣
ナンデそこまでベロ出す???
東側にある古いけどカラフルな建物
消防の収納庫だかで、
こちらも文化財指定受けてるらしい

童話に出てきそう

1923年(大正12年)9月の関東大震災で東京が壊滅して、それまで東京の都心にあった大学が郊外に移転したのがコレなので、建築にも力入れただろうし、動物や妖怪?のモニュメントには慰霊とか鎮魂の意味もあったのだろうと思います。

兼松講堂の外壁はスクラッチ煉瓦というちょっとかわった感じの外観で、これが歴史ある、堂々とした印象を与えています。ホント、この周囲の建築はそれぞれ欧米の有名大学の建築とも比べても、印象深いものでした。

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